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やっぱし橋が好き♪[8.21 sat]

この時間は、橋にまつわる歴史や魅力をご紹介するコーナー
「やっぱし橋が好き」。
今日は、新潟県 信濃川にかかる「萬代橋」をご紹介。
「萬代橋」は、1886年(明治19年)に完成。
全長、およそ782m。当時、日本一長い木造の橋で
「よろずよばし」と呼ばれていました。
「よろずよ」には、「いつまでも橋が続き、
新潟の町が発展するように。」という意味がこめられています。
その後、火事があって燃えてしまいますが再建され、
大正時代に入ってからは、
交通量が増えて車体を赤くぬった「赤バス」が、
萬代橋を行き来するようになりました。
赤バスが橋を渡るたびに、橋の”しき板”をはね上げて、
バッタン バッタンと音を出しました。
このことで、「バッタン橋」というあだ名がつきました。
その後、1929年(昭和4年)に、三代目の橋が完成。
全長およそ309mの鉄筋コンクリートのアーチ橋。
2004年には、国の需要文化財に指定されました。
(※橋の長さは、二代目よりも、半分以下の長さになっていて、
これは、大河津分水路が通水して,
信濃川の川幅が、およそ3分の1になったためです。)
アーチは6つありますが、すべて同じ大きさではなくて,
中央のアーチから両岸に向かって、
だんだん小さいアーチになるように造られています。
6つのアーチは厚さを極力薄くし、
大きさを中央から両岸に向かって小さく造ることによって
安定感とリズム感を与えています。
また、橋詰広場のわきの壁には、
おもしろい形をした飾りがあります。
ロンバルディア帯という半円アーチを連ねた模様で
橋をきれいにみせています。
モルタル塗りで仕上げられたこの美しい表面も
重要文化財に指定されています。
建設当初の道路照明灯には、電車用架線フックが設置。
現在の道路照明灯でも忠実に復元されています。
春には色とりどりのチューリップで飾られ、
夜になったら、橋側灯の淡い光でしっとりとした
やさしい表情に変わります。
橋にまつわる歴史や魅力をご紹介するコーナー
「やっぱし橋が好き」。
今日は、新潟県「萬代橋」をご紹介しました!
来週は、「祖谷のかずら橋」をご紹介します!お楽しみに。