番組ブログ最新の番組情報をお届けします

Hitsville765

やっぱし橋が好き♪[8.7 sat]

橋にまつわる歴史や魅力をご紹介するコーナー
「やっぱし橋が好き」。
今日は、山梨県 大月市の名勝「猿橋」をご紹介しましょう。

「岩国の錦帯橋」「木曽の棧」と並ぶ日本三奇橋のひとつで、
地元では「えんきょう」の名で親しまれています。


また、浮世絵師の歌川広重の錦絵「甲陽猿橋之図」に、
その珍しい構造が描かれています。

猿橋は、桂川にかかる木造橋で、
緩やかな弧を描く板張りの橋面で、
長さは、30.9mと短いのですが、
橋を渡している渓谷が思った以上に深いんですね。
水面からの高さは、31mあります。


そして、この橋は、橋脚を全く使わない特殊なもので、
鋭くそびえたつ両岸から張り出した四層の”はね木”によって
支えられています。


戦国時代には、交通の要であったこの橋を焼き落として、
敵の侵入を防いだこともあったそうですが、度々架け替えられ、
現在の橋は、1984年に架けかえられたものです。

はね木の内部に鉄骨を入れて、
周りをヒノキなどの木材で覆っていて、
いまは、歩道橋として利用されています。

橋の由来は、諸説ありますが、
西暦600年ごろ、百済からやって来た造園博士の志羅呼が、
沢山の猿がつながりあって対岸へと渡っていく姿からヒントを得て、
橋をつくったとされています。

秋には、カエデやモミジ、イチョウが周囲を錦秋に染め上げ、
息を飲むほど美しい景色になるようです。


橋にまつわる歴史や魅力をご紹介するコーナー
「やっぱし橋が好き」。
今日は、山梨県「猿橋」をご紹介しました!

来週は、京都の上津屋橋をご紹介します!
お楽しみに。