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Hitsville765

やっぱし橋が好き♪[7.31 sat]

橋にまつわる歴史や魅力をご紹介するコーナー
「やっぱし橋が好き」

北海道 上士幌町にある「タウシュベツ川橋梁」をご紹介しました。

北海道 十勝地方の北部、日本一広い国立公園「大雪山国立公園」の
東山麓にあって、北海道遺産にも登録されています。

「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」のひとつ、
”幻の橋”とも呼ばれています。

1937年に完成。鉄筋ではなく、コンクリート造りの
アーチ橋となった背景には、建築資材を輸送することが困難かつ、
風光明媚な国立公園が立地だったことがあるそうです。

高さ10m、幅3m、1つのアーチの直径は、10m。
それを11連ねた橋の全長は、130m。

かつては鉄道として使われていましたが、
1955年に、水力発電用のダムの完成に伴い、
鉄路は湖の対岸へと移設され、列車が通らなくなった橋は、
取り壊されることなく今に至ります。

発電に水を使う糠平湖では、電力需要に応じて水位が上下し、
秋の終わりに満水となる湖は、冬の発電で水位を下げ、
春先から再び雪解け水と雨水とを貯めていきます。
こうしたサイクルによって、水没と出現を繰り返す「幻の橋」が誕生。

ダムの水が少ない1月頃から、凍結した湖面に姿を現します。
今年は7月17日に、完全に水没しました。
水位変動の影響で、コンクリートの劣化が進み、
近い将来、崩落するといわれています。

(↑満水のときの橋♪)
ぜひ見てみたい!という方、
林道が、ヒグマの生息地であるため、通行が規制されています。
初めて訪れるなら、ひがし大雪自然ガイドセンターが主催する
アーチ橋見学ツアーに参加するのがおすすめです。

橋にまつわる歴史や魅力をご紹介するコーナー
「やっぱし橋が好き」。
今日は、北海道「タウシュベツ川橋梁」をご紹介しました!

来週は、山梨県「猿橋」をご紹介します!