番組ブログ最新の番組情報をお届けします

LIFEHUB

GUEST:映画作家 河瀨直美[9.7 mon]

今週の「LIFE HUB」は、映画作家の河瀨直美さんをゲストにお迎えしました。

奈良を拠点に映画を作り続け、カンヌ国際映画祭で新人監督賞、グランプリを受賞。
昨年の大阪・関西万博では「対話」をテーマにしたパビリオンをプロデュースし、現在は「奈良国際映画祭」の開催にも携わる河瀨さん。
その生き方や表現について、じっくりお話を伺いました。

「映画監督」ではなく「映画作家」と名乗るのは、まだ劇場公開もできなかった自主制作の時代に、「監督」という枠に違和感を覚えたことがきっかけだったそう。
そんな河瀨さんが万博で大切にしたのも、肩書きや立場を取り払った「対話」でした。

自己紹介をしない、敬語を使わない、テーマを直接話さない――。
そんな3つのルールから生まれる10分間の対話には、思いがけない深い交流が生まれることも。
「ただいまの対話に答えはございません。あなたの人生の一筋の光になれれば幸いです」という言葉が、とても印象的でした。

幼い頃から、目に見えない世界や自然の中にあるものを想像し、言葉よりも「絵」で物事を記憶していたという河瀨さん。
だからこそ、映像表現との出会いは「水を得た魚」のようだったといいます。

映画は、河瀨さんにとって「もう一つの人生」。
設計図通りに作るのではなく、現場で生まれる“はみ出したもの”を大切にする。その瞬間、俳優同士の反応がドキュメンタリーのような「命の呼応」になるのだそうです。

『あん』の撮影秘話からは、樹木希林さんとの忘れられないエピソードも。
脚本にはなかった「店長さん、美味しい時は笑うのよ」という言葉が、その場にいた人たちの心を大きく動かしたそうです。

そして、奈良国際映画祭についてもたっぷりと。
世界81カ国・地域から集まった作品の中から厳選された映画が上映されるほか、奈良を舞台に新たな映画を生み出す取り組みも行われています。

映画を通して、過去を今に呼び戻し、未来に「光」を手渡していく。
河瀨さんの言葉から、表現すること、そして人と人が出会うことの豊かさを感じる時間となりました。

今日のトークをもう一度聴きたい方はこちらから↓
https://radiko.jp/#!/ts/CCL/20260907210000
1週間以内であればradikoのタイムフリーで聴き返す事が出来ます☆

▼なら国際映画祭 Nara International Film Festival
https://nara-iff.jp