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CIAO 765

お坊さんに導かれて[9.16 wed]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。

大津に育って、京都にそこはかとなく、いや、だいぶと憧れ、大人になってから初めて京都に暮らし始めた僕の本棚には、京都関連の書籍がそれなりの数あります。そこへ最近加わったのが、中川学『京都 いま 浄土』です。

京都の出版社で僕が信頼を寄せるミシマ社から出ています。中川さんは、三条大橋のすぐ近くにある瑞泉寺という歴史あるお寺の住職、つまりはお坊さんでありながら、和ポップと評される絵を30年描き続けているイラストレーターでもあります。ジャンルを問わず装丁や挿絵を担当されているので、あなたもきっとどこかで中川さんの作品に出会っているはず。

そんな中川さんにしか書けない、そして、描けないエッセイ集です。仏教関係の新聞に連載されていた文章とイラストをまとめた本書は、京都に住んでいるからこそ見えてくる景色、ガイドブックで強く推薦されるわけではないような光景を絵に残し、季節ごとに小粋な文章にまとめたもの。月刊の連載で数年に渡って紡がれたものなので、月ごとに展開するのがちょうどいいんです。僕も今月はこんな景色に出会えるかしらと中川さんに連れられて出かけたくなります。そこに、仏教のちょっとした知識や価値観が添えられているのも勉強になりますよ。一風変わった京都本として、今、僕の本棚で輝きを放っています。月が変わるごとに取り出して、読みついでいくことになりそうです。

今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。