番組ブログ最新の番組情報をお届けします

CIAO 765

決して急がず楽しむ歌集[6.3 wed]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。

朝CIAOを担当していた頃は毎日、そして昼CIAOになってからは週に一度、季語と俳句を紹介しています。どれにしようかなと俳句を選び、それに合わせて選曲をして、季語の解説や作品の解釈についてお話をする。俳句はすべて描写せず、というか、字数制限があるから説明はできないわけで、鑑賞者の想像力に訴える詩ですよね。そこはラジオと似ているなと思って企画したコーナー「季の言葉」、おかげさまで7年目に入っています。

こうしてラジオではすっかり俳句おじさんになっていますが、短歌も好きなんですよ。特に現代短歌はSNSとの相性も良くって、シーンが大いに盛り上がっている印象です。好きな歌人も何人かいまして、そのひとりが、伊波真人さん。『ナイトフライト』という歌集をすっかり気に入って、当時担当していた番組で紹介したこともあります。

そして、このほど、2冊目の歌集『ブルーアワー』を上梓されました。帯には、なんと僕もリスペクトするミュージシャンの伊藤銀次さんのコメントが! そう、伊波真人さんの短歌は、ポップスとの相性も良くって、シティポップの名盤をお題にして短歌を詠むという連載もウェブサイトotonanoで展開されています。

それにしても、『ブルーアワー』は表紙がまたすばらしい。ワクワクして早速ページをめくります。初めて手に取った日は、ザザッと全体を通読しますけど、歌集というのは2周目3周目、そして適当にページを開いて目に入った所を詠むのが楽しいんです。決して急いではなりません。コーヒーでも淹れて、ひとつ読んでは一口飲んでというくらいのペースで、想像力を働かせながら楽しんでいきますよ。

ひとつだけ引用しようかしら。
「知らぬ間に溶けてしまったカフェラテの氷のように会えなくなった」
ね? コーヒーに合うでしょ?

今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。