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CIAO 765

▼GUEST:上妻宏光[11.25 tue]

今日は、三味線プレイヤーの上妻宏光さんをお迎えしました!

お父さんが趣味で三味線をやっていて、
6歳から三味線を始めた、上妻さん。

幼い頃から、生音へのこだわりがあって、
日本人は、日本で伝統楽器に触れる機会が少ない、
それを身近にしていきたいという思いで、今に至ります!

11/26に、ソロ活動25周年を記念したアルバム
『繋 -TSUNAGU-』がリリースされます。
「伝統とは革新とともに、繋ぎ続けること」という信念を軸に、
次世代奏者たちとの共演を通じて
“新たな時代へ繋ぐ”ことをテーマに制作された意欲作。

アカデミー賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』や
人気ドラマシリーズ『イカゲーム』等の音楽を⼿がけ、
“映像音楽の天才”と称される韓国の作曲家チョン・ジェイルによる
書き下ろし曲「YUGEN」や、
和太鼓の第一人者・林英哲と英哲風雲の会との共演曲「NIPPON」、
上妻さんと20歳くらい離れているという、
津軽三味線奏者・浅野祥さんをはじめ、チェロ奏者・宮田大、
箏奏者LEOといった、国内外で活躍するトップアーティストが参加。
ジャンルを越えた共演が織りなす
“未来へ繋ぐ音”で伝統と現代が響き合う新たな⾳世界を構築しています。

楽器が一緒の場合は、個々のカラーが出るそうで、
デュオの曲は、チューニングも同じだけど、
ハーモニーをつけるために、あえて変えて、
作曲に取り入れているそうです。

リスナーさんからの質問で、志村けんさんのお話も...
津軽三味線でお弟子さんだった、志村けんさんについて、
志村さんは、時間のある時にお稽古していたけど、
次のお稽古の時には仕上げていたので、進むのが早かったそう。
"練習抜きに、何もできない、そういうことができる人"、
"短期で技術を向上した努力家"と、おっしゃっていました。

現在、ツアー中。
ソロデビュー25周年 上妻宏光「生一丁!」Tour 2025-2026

関西での公演は...
・12/20(土) 滋賀:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
      ゲスト:浅野祥(三味線)
来年の公演は...
・3/28(土) 大阪:東大阪市文化創造館ジャトーハーモニー小ホール
      ゲスト:浅野祥(三味線)

津軽三味線は元々、“門付け”という家々の前で三味線を弾いたり、
唄ったりして、お金や食べ物を貰ったりする芸から始まったと
言われています。
現在、伝統楽器の演奏もスピーカーを通し聴かせるのが大半であり、
“生音”で聴く機会もほとんどなくなってしまった。
上妻宏光さんは、“洋楽器と三味線の融合による進化の可能性”を
追求すると反面、三味線の歴史を考えたときに
“生音にこだわる自分”がいてもいいとの思いから、
このツアーを行っているそうです。

初日は、ニューヨークで行われて、一曲ごとに歓声があがったそうで、
バトル感も味わえるライブとのことですので、ぜひ!