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CIAO 765

忘れられない1日になりそうです[11.17 mon]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。

ここのところゲストが立て続けでして、先週もNumber_iに押尾コータローさんがいらっしゃいましたが、今日はいつもの14時台に村井邦彦さんがいらっしゃいます。現在80歳。

今月のCOCOLO FEATURE 2nd Halfであるユーミンを見出し、YMOを成功に導いたアルファレコードを設立した人です。なんて、あまりに大雑把すぎますが、60年代後半から現在にいたるまで、音楽や映画を通して、日本と西洋の文化を盛んに往来させてきた立役者でいらっしゃいます。

今回お越しいただくのは、新刊のエッセイ集を出されたところなので、そのお話がメインです。村井さんはLAにお住まいでして、「続」とあるように、あちらの暮らしで感じたことや、思い出話、そして今も旺盛な創作意欲などが垣間見られる内容は前作同様なのですが、今作においては執筆時期がコロナ禍をすっぽりくるんでいることもあり、僕たち日本の読者がつぶさにはわからなかった海の向こうの状況も興味深いし、何よりも、博覧強記かつ豊かな経験に裏打ちされた様々なトピックが、それはそれは味わい深いこと。

なおかつ、驚くべきことに、少し前には史実をベースに創作された小説まで執筆されているんです。日本の文化人が集うサロンにして、あの細野晴臣さんをして「日本のカルチャーの核心だった」と言わしめる場所「キャンティ」を主導した川添浩史の人生、特に若かりし頃を綴った内容。僕にとっては知らなかったことばかりで、国内外の時代を作った著名人が続々と登場するのに興奮しながらページをめくることになりました。

この後、ラジオでお話できることにワクワクしますし、夜にはジュンク堂書店大阪本店でのトークショーで僕は聞き手も仰せつかっているので、忘れられない1日になりそうです。

今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今日のおやつタイムの15時まで、よろしくです。