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CIAO 765

ナポリの宝石がまばゆすぎる[8.21 thu]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。

明日は金曜日ということで、映画館ではまた新作が公開されますね。ぜひ注目いただきたいのが、イタリア映画『パルテノペ ナポリの宝石』です。

2013年に『グレート・ビューティー/追憶のローマ』でアカデミー賞外国語映画賞を獲得したパオロ・ソレンティーノ監督の新作です。彼は近年、自分を育てた故郷ナポリを描くことに腐心していまして、ヴェネツィア国際映画祭で審査員大賞となった前作の『Hand of God -神の手が触れた日-』では自伝的要素を反映させながら、少年の成長物語に仕立てていました。そして今作は、その女性版とばかりに、パルテノペという女の子の一代記を通して、ナポリという街そのものをスクリーンに映し出そうという試みです。実は、このパルテノペというのは、ナポリの古くからの別称でもあるんです。

主演としてナポリのアイコン的キャラクターを任されたのは、これが本格的な映画デビューと言って良いチェレステ・ダッラ・ポルタ。このパンフレットの表紙の彼女ですね。まばゆすぎて、もう目が離せなくなります。そして、壮年期を演じたのは、永遠のスター、僕も大好きなステファニア・サンドレッリです。このキャスティングの妙について、僕はパンフレットに寄稿していますので、鑑賞の際にはぜひ手に取ってください。

ちなみに、31日(日)には僕の会社京都ドーナッツクラブで映画公開記念のトークショーを行いますが、チケットはソールド・アウト。ありがたや。でも、またラジオでも紹介できると良いな。短評できると良いな。ま、映画神社のおみくじしだいですけどね。

今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。