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CIAO 765

表裏一体の戦争展[8.5 tue]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。

今週末の土曜日、9日の夜9時から放送する765 Squareは、戦後80年の特集です。僕がDJを担当して、「ピースとホープ」というタイトルでお送りしますよ。各種メディアで報道もいろいろとありつつ、展覧会もあちこちでやっていますね。

僕は先日、京都マンガミュージアムに行ってきました。マンガミュージアムは、いつ行っても見どころたくさんですが、今回のお目当ては、ずばり「戦争と漫画展」。10年前にも特集が組まれて以来、世界あちこちを巡回してきたものが、今回80年の節目にパワーアップして戻ってきた格好です。

冒頭のパネルには、「どこかの抽象的な話ではなく、自分事として考えるべき切実なテーマ」だと書いてありました。本当に、その通りですね。戦争そのものもそうですが、今回の漫画展では、占領期と重なる終戦直後のストーリー漫画にも重点が置かれていて、記憶の継承と「戦後というのはそもそも来ているのか」という問いかけも浮かび上がります。今回、京都と沖縄でこの展覧会が巡回している意義はそこにあると言えそうです。

展示の仕方もとてもユニーク。ぶら下げられたこのスクリーンの表には解説文、そして裏には具体的な漫画作品がプリントされていて、僕もあちらこちらで表裏一体の展示をじっくり見つめましたよ。

今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。