CIAO 765
ラジオと旅先の本屋[6.5 thu]
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
ラジオが好きでDJになったもので、ラジオの放送やラジオ局が出てくる映画や音楽、小説はやっぱり気になります。そして、僕は旅行に行くと必ず本屋に立ち寄って、その地域のことをまとめた本やそのエリアが舞台の小説なんかをチェックする習性があります。
春に出かけた長崎で、このふたつの要素を見事に満たしてくれる物語に出会いました。『午前0時のラジオ局』。書店で平積みされていた文庫を手に取ると、主人公は新米アナウンサーの鴨川優。お、鴨川じゃん! なんか京都とつながった。勝手にだけど。そして、深夜の生放送の番組担当を命じられて、謎めいた雰囲気のディレクターに導かれてスタジオへ。
なんか、これ、僕も経験あるなぁ。15年くらい前、南森町には午前0時に出勤していたし、慣れない雰囲気の中、異様な存在感を放つディレクターからどんどんと飛んでくる矢のような指示にてんてこ舞いになっていたもの。
誰が書いているんだろう。地元の作家なのかしら。肩書を見てびっくりしました。なんと、NBC長崎放送のアナウンサーにして、現在はNBCラジオ佐賀放送局の局長でいらっしゃるという村山仁志(ひとし)さん。すごい。実際に放送に従事されているラジオマンなんだ!
買いましたよね。で、今読んでます。ものすごく想像力が掻き立てられるし、予想もしないファンタジックな展開も用意されていて楽しいですよ。しかも、シリーズ化、舞台化までされている人気作なんだとか。遅ればせながらではありましたが、旅先での素敵な出会いでした。
今日もおやつタイムの15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。