番組ブログ最新の番組情報をお届けします

CIAO 765

結果がわかっていようと見たものだ[5.14 wed]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。

増山実さんから「小説の新作です」とご恵送いただいてから、すっかり時が流れてしまいましたが、先日ようやく読み終えたのが、この『あの夏のクライフ同盟』です。

積読に次ぐ積読で読み始めるのが遅くなりましたが、ページをめくり始めてからはすいすい。福岡北九州あたりに住む14歳のサッカー部員たちが、神と崇めるオランダのヨハン・クライフがワールドカップで活躍する様子を見たい。主人公たち4人組はそう願うんですが、今みたいにDAZNでなんてわけにはいかないわけですよ。なにせ、僕の生まれる前、1974年のことなんですから。

彼らが住む福岡では、残念無念なことにテレビでの生中継の予定がない。でも、あきらめきれない。調べると、どうやら広島では放送されるらしい。だったら、見に行けば良いじゃないか。俺達の自転車で。

え?ってなりますよね。だって、生中継ということは、ヨーロッパで行われる試合ですから時差も考慮すれば、それは泊まりがけってことになるし、そもそもそんな長い距離をチャリンコで行けるのか? 当然の疑問です。その答えは小説でどうぞ。増山さんの小説はどれもそうなんですけど、エピローグの余韻がまた素晴らしいんですよ。

僕は78年生まれですが、ヨーロッパサッカーの情報というのは専門誌に頼りっぱなしで、ワールドカップの中継がある時がどれほど嬉しかったことか。そういう時には録画しておいて、結果がわかってるのに、何度も繰り返し見たものです。懐かしいなぁ。

今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。