CIAO 765
見っけ![5.8 thu]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
見っけ! 思わず声に出してしまいました。もう会期が明々後日までとなった京都の国際写真祭KYOTOGRAPHIE 2025。僕は先日、京都新聞ビルが会場となっているフランスの写真家JRの展示を見に行ってきました。
彼は世界各地でクロニクルというシリーズの巨大な壁画のようなコラージュ写真のシリーズを展開していて、この会場では、ニューヨークやマイアミ、キューバといったこれまでのプロジェクトの様子も知ることができます。
そして、今回のクロニクル・オブ・キョウト。このシリーズの特徴は、有名無名を問わず、大勢の市井の人、その街の住人を移動式のスタジオで、路上で撮影していくこと。それをコラージュしてひとつの作品に仕上げていくんですね。どの街にも固有の景色があり、そこには多様な人々が暮らしているんだってことを表現しているわけです。
実際に京都で撮影した人数は500人以上。これは大変な労力ですよ。すごすぎる。しかも、撮影する時には、必ず、その人のストーリーを何か話してもらって録音するんです。京都新聞ビルでは、そんな音声も一部聞けます。写真を見て、その声を聞いていると、僕、何を隠そう、涙が出ました。
その涙が浮かぶ少し前、コラージュする前の人々の切り抜き写真をあれこれ見ていたら、京都が世界に誇るDJ沖野修也さんの姿を発見! なんか嬉しくなりましたね。ちなみに、完成した巨大なクロニクル・オブ・キョウトは、JR京都駅に展示されています。これはもちろん、観覧無料で10月くらいまで設置されているそうなので、あなたも京都駅で目を凝らしてみてください。
今日もおやつタイムの15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。