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CIAO 765

イタリア版峰不二子、いや、違う、逆だ[3.10 mon]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。

小学校低学年の頃からルパン三世の再放送を毎週見て育った僕です。おじいちゃんの活躍も読みたいとルブランを学校の図書室で探し、モンキー・パンチの原作も読みたいからと漫画も小遣いをはたいて買っていました。キャラクターはみんな好きですが、小学生男子の僕にとっては、そりゃもう、峰不二子に夢中になったわけです。

時は流れて、大学生になった僕は、イタリア文化を学ぶようになり、古い映画をいろいろと見始めた僕は、ロッサナ・ポデスタという俳優の姿を認めました。これは、イタリア版峰不二子じゃないか! 

作品は『黄金の七人』。刑務所の中で徒党を組んだグループが、サッカーの大きな試合があって警備が手薄になるタイミングを見計らい、映像を使ったトリックで抜け出してまんまとお宝を強奪するクライムコメディです。いや、正確にはお色気クライムコメディと言うべきでしょう。そのお色気の部分は、紅一点のロッサナ・ポデスタがすべて担っています。僕はこの作品を観た時に、まるでルパン三世だと思ったのですが、順番はテレコです。つまり、先に『黄金の七人』があり、それを観たモンキー・パンチが影響を受けたんですね。ちなみに、この映画そっくりのエピソードもルパン三世にはあるんです。だから、イタリア版峰不二子ではなく、峰不二子が日本版ロッサナ・ポデスタなんです。

そんな僕にとって大事な一本が、この春スクリーンに帰ってきます。あ〜、嬉しい。はぁ、ドキドキ。ちなみに、アルマンド・トロヴァヨーリが手掛けたおしゃれな音楽は、日本の渋谷系に直接影響を与えたことでも知られています。こりゃ、映画館で味わうっきゃないぞ!

今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。