CIAO 765
結局ちびちび[11.6 mon]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
以前から興味があってこの秋に初めて訪問した、福岡県柳川市。水路が網の目のように張り巡らされた町並みがとても懐かしくて、舟にも乗りましたが、結構な距離をてくてくと散歩していました。すると、いかにも古い建物がこうして目に入ったんです。
ほほう、飴屋さんか。どんな飴なんやろ。気になるけど、さすがにこの佇まい。もうお店は閉めてはるようやな。
そう思いながら、通り過ぎようとした時、中からガチャコン、ガチャコンと何か作業をしている音が聞こえてくるではありませんか。え? やってんの? そら、失礼しました。
ガラガラガラ、こんにちは〜。流れで入ってみると、職人さんがおひとり、作業の手を止めて、出てきてくださいました。聞けば、こちらの飴は昔ながらのもので、砂糖由来の甘さではなく、お米の甘みなんだとか? 使っているのは、蒸したお米と麦芽のみ。100年以上その製法を維持し、手作りなので、1日200個程度が限界なんですって。「良かったら、できたてのがあるから、おひとつどうぞ」
断らない僕です。迷わず口にしました。そして、そのやさしい甘みと触感にふにゃふにゃになったのです。やわらかい。ハイチュウよりもずっと。そこで思い出したのが、芋飴。
はむはむしながら芋飴の話をしてみると、「確かに素朴さでは似ていますが、うちの飴は不思議と口の中で歯に引っ付いたりしないでしょ?」と店主さん。実際に、その通りでした。近所の子どもたちは、ひとつふたつとお小遣いで買っていくそうですが、僕はそんな頻度で来られないので箱で購入。大人買い。
びっくりするのは、箱を開けると、こうして煎った糠で包まれていること。これが乾燥剤の役割を果たし、なんと1年ももつんですよ。この飴は、なめる以外に、煮物にこくと照りを出すのにも使えるし、柳川の鰻屋さんでは、タレにもこれを使うんですって。
僕はどうしよう。結局、ちびちびなめてって無くなりそうな気配です。
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。