そのツーリングツアー、ええやん。[10.10 tue]

Buongiorno a tutti! （ブオンジョルノ・ア・トゥッティ）
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。

昨日は、モンフェッラートの葡萄畑の景観という、世界文化遺産をまるごと楽しめる宿に泊まりましたよと書きました。要するに大きな農家が宿もやっていて、そこのおかみさんが腕によりをかけて料理を作ってくれるという場所です。部屋なんかは質素極まりないんですが、何よりも美しい景観、そして場所と季節によっては農業や牧畜体験、そして地元の食文化にダイレクトに接することができるのが魅力の、アグリツーリズモです。

僕が宿泊したのは9月も半ばを過ぎていた頃ですから、もうオフシーズンに入っていたんですが、他にはドイツからの家族連れ、それも仕事をリタイアかセミリタイアされたような方々が、何組か滞在していました。彼らの共通点は、みんな自転車で来ていること。

どうやら、彼らは自転車で丘陵地帯を走りながら、アグリツーリズモの宿をいくつも巡っているようなんです。しかも、自転車はレンタサイクル。トリノまで飛行機でやってきて、大きな荷物は同行するツアースタッフが車で次の目的地まで運んでくれるから、サイクリングは必要最低限の荷物でラクラクというわけ。日本でもそういうのあるのかしら。いいツアーだなと思いましたよ。

僕は車でしたが、せっかくなんだから葡萄畑を散歩しようと夕方に出てみたら、どこまでも続くその丘の先に月が出ていて、見事だなと愛でていたらお腹が鳴ったので、ダイニングへと進路を変更しました。

今朝も11時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。