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CIAO 765

零下から夏の名残へ[10.9 mon]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。

先週木曜の投稿は、僕のモンブラン(モンテ・ビアンコ)訪問記でした。先を急いでいたと書きましたが、なぜかと言えば、その日の午後に隣の州への大移動が迫っていたからです。

最北のヴァッレ・ダオスタ州から南下してトリノを擁するピエモンテ州に戻りつつ、まだまだと向かったのは、モンフェッラートという丘陵地帯です。ここは、その延々と続く葡萄畑の景観が世界文化遺産に登録されているんです。バローロやバルベーラ、ドルチェットといった世界に誇れるワインの生産地が僕を呼んでいる。そう思い込んで、イタリア里帰りのルートに組み込んでおいたわけです。

今回の宿は民泊で選んでいたものの、ここだけは、農家直営の宿、アグリツーリズモと呼ばれるところに泊まりました。自家製のワインに地元の手料理を味わいたかったわけです。ホテルとは違い、部屋はそっけないくらいに質素ですが、窓を開けるとこんな景色。世界遺産の真ん中で、しっかりプールまであって… よく見ると、遠くに浮かぶ雲には、まだ夏の名残が感じられます。思い出すと、遠い目をしてしまいますよ。ヴァカンスが終わってオフシーズンに入ったばかり、ほとんど貸し切りのプールに、この後ザブンと飛び込みました。

それにしても、氷河のある零下の世界から、同じ日にプールに入ることになるなんて。イタリア北部の自然の多様さを満喫した1日でした。

今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。