CIAO 765
ヴァッレ・ダオスタ、太っ腹![10.2 mon]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
まだまだ止まらないイタリア旅行記。トリノを出た僕は、次にさらに北へと向かいました。アルプスのお膝元、ヴァッレ・ダオスタは特別自治州でして、お隣のフランス語も公用語。当たり前に看板なんかに2カ国語で表記されるユニークな歴史と風土を持った土地です。
ドイツやオーストリアの方では、よく古城巡りのツアーが組まれているように思いますが、このヴァッレ・ダオスタ州にも、中世の「これぞ城」ってのが点在していまして、写真のものはフェニス城といいます。13世紀に建てられたもので、しっかり保存されていてすばらしいんです。
どんな目的でどうしてここに建てられたのか。冬は極寒の地だけあって内部には各部屋に暖炉があるけれど、平時にはどんな暮らしが営まれていたのか。中庭の見事なフレスコ画や礼拝堂にはどんな役割があったのか。疑問と興味が続々と湧いてくる中、僕はとてもラッキーでした。
だって、特に下調べもせずにブラっと寄っただけなのに、着いたそばから、ガイドツアーがスタート。しかも、チケットを買おうとしたら、僕が行った期間は、州の文化週間にあたるとかで、すべての施設が無料だったんです。
市民、そして観光客に惜しげもなく地域の文化をどうぞと披露するそのスタンス、買いだぜ。ガイドも終わりに自然と拍手が起こるほどすばらしかったので、なんだか申し訳ないと思うくらいのラッキーでした。
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。