CIAO 765
恐怖の銀さん[5.8 mon]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
村上春樹の新作もろくに読めず、積読タワーはどんどんそびえ立って摩天楼の様相を呈している中、僕は今年に入ってからずっと、恐怖と向き合っています。と言っても、積読タワーの下敷きにならないかとヒヤヒヤしているわけではありません。
恐怖の巨匠の生涯と向き合っているんです。その名は、ダリオ・アルジェント。この春には新作『ダークグラス』が公開され、スリラー、サスペンス、ホラーの世界で独自の歩みを続けてきたアルジェントさんの足取りがまだまだ極めて確かなものであると、映画ファンを唸らせたばかりの82歳です。
アルジェントは日本にもファンが多く、評伝や研究本がこうしてたくさん出ていますが、僕が今仲間とふたりでせっせと訳しているのは、まだ日本語では読めなかった自伝です。英語には訳されていたんですけどね。
そして、まだ訳し終えていないのになぜこうして情報を出しているかと言えば、恐ろしいことに、もう予約が始まっているから。夏の終り頃には印刷されて本屋に並ぶことが決まっているのです。怖い。怖すぎる。締め切りという恐怖に怯えながら、仲間とふたり震えながら日本語にしています。
そんな僕らが恐怖を和らげる方法は、アルジェントをアルジェントとは呼ばないこと。この名字、実はイタリア語では「銀」という意味なので、僕らは親しみを込めて、銀さんと呼ぶことにしています。
恐怖の銀さんの波乱万丈な自伝。面白いっす。ご期待ください。
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。