僕の願いのかなった映画を、あなたも。　#まちゃお765[7.8 thu]

Buongiorno a tutti! （ブオンジョルノ・ア・トゥッティ）
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。

念願かなって、いつでも観られるようになった映画があります。それが、『フィルムがない！』という作品。

90年代の半ば、映画学校を出たばかりで、まだ何者でもない若者たちが、早く自分たちの作品をものにしたいと思いながらも、資金もない、コネもない、おまけにフィルムもない。ないないづくしの状態でもがき続ける様子を描いたコメディーなんです。

ポイントは、共同監督をした３人を含め、出演者のほとんどが実名で出演していること。要するに、自分たちの冴えない境遇をそのまんまリアルに、ある種自虐的な笑いに変えながら、物語に仕立てているんです。

かつて映画業界で働きたいと思っていた僕も、ご多分に漏れず、20代の頃は自主映画づくりに精を出しては、その難しさに七転八倒、右往左往していました。だから、もう、自分のことのように映画を観ては笑い、わかるわかると身悶えしたもんです。

結局、映画を紹介・批評する立場に身を置くことになった僕ですが、字幕を制作するようになってから、ぜひこれを上映したいと仲間と権利元にかけあって、上映会を企画した経緯があります。ただ、それ以来、DVDにするところまではできていなかったんですが、この程、配信の権利を取得して、またご覧いただけるようになりました。

何かに夢中になって取り組むことの素晴らしさを普遍的に感じることもできる作品です。90年代の製作なのに、あえてモノクロってのも面白いところ。ぜひ、ご覧ください。こちらのサイトからどうぞ。

https://www.uplink.co.jp/cloud/features/2973/

今朝も11時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。