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物見遊山

門上西林 物見遊山 【#247/2021.6.26】[6.26 sat]

一冊の古本から始まる話の旅。
話は転がって広がって。
本の内容は勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月もお楽しみに。

※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。

<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/

●今夜の選曲●
<門上選曲>
昔の名前で出ています / 小林旭

<西林選曲>
These Foolish Things / Jane Birkin With Jimmy Rowles

<ラストソング/テーマ「花」>
セレクター:門上武司
Sunflower / Paul Weller

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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旅へでても人様へのお土産はなるべく買わないようにしています。もちろん知人が旅へ行ってもお土産は期待しません。できればいただかない方がいい。旅先の貴重な時間を人様の買い物で消費したくないし、私たちへの買い物で消費してほしくないからです。
とはいえその時期にお世話になっている人は必ずいます。快く送りだしてくれた分、よろこんでいただけるものを届けたいという気持ちもあります。もし、その旅先がパリなら迷うことはありません。サン・ジェルマン・デ・プレから迷路のような石畳を歩き、サン・ミッシェル通りにつきあたると北へ。セーヌ川の手前の小路を東へ歩いていくと、今回の3千円1本勝負でも紹介した「シェークスピア・アンド・カンパニー書店」があるからです。
スーブニールとして選ぶのはこの書店のトートーバッグ。かさばらない。邪魔にならない。値段も手頃。パリの香りも文学的香りもある。わたしのパリのお土産の定番です。

<西林初秋>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[6.26 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

毎月最終土曜日は
門上武司と西林初秋が
古書店で手に入れた本を紹介する『三千円 一〝本〟勝負』。

予算は三千円。
今宵ご紹介する本は......

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●門上武司(かどかみ たけし) プロフィール
http://www.geode.co.jp/profile/

●西林初秋(にしばやし はつあき) ブログ
http://syosyu.cocolog-nifty.com/

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『門上西林 物見遊山』を、FM COCOLOを、
時間や聴取エリアに関わらず、聴くことができます!
【radiko.jp】
ネットでラジオが聴けるインターネットサービス「radiko」。
1週間前まで、さかのぼって番組が楽しめる「タイムフリー」も大好評!
詳しくはこちら…… http://radiko.jp/

門上西林 物見遊山 【#246/2021.6.19】[6.19 sat]

今夜のトークテーマ『つなぐ』

<西林選曲>
Hung Up / Madonna

<門上選曲>
One Way Ticket (To The Blues) / Neil Sedaka

<ラストソング/テーマ「花」>
セレクター:西林初秋
Dead Flowers / The Rolling Stones

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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「つなぐ」というのが今夜のテーマであった。
メールを使うようになった頃だから30年以上は前のことだ。
それまでは有線(アナログ)で言葉をつないでいた。当時、仕事を一緒にしていたディレクターが「デジタル」について「アナログというのは文章ならそのまま送らないとアカンやろ。でもデジタルはバラバラにしてワッと投げても受け取るときに、きちんと元の文章に戻っているのや」と説明してくれた。正解かどうかは分からないが、これを聞いたときには不思議と納得したのだ。繋がっていない言葉がバラバラで宙を飛び、それが受けてはちゃんと受け取ることができる。なんかすごいことが起こったと感じた。
いま、僕が仕事をする料理の世界は「世界は食でつながっている」と思っている。この本にエッセイを寄せるデンマークの「ノーマ」のシェフ レネ・レゼピさんは、それまでほとんど注目されなかった北欧の料理を世界に発信し、全世界から人が訪れるエリアにした張本人である。まさに「食」は世界をつないでいるのだ。

<門上武司>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[6.19 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

大人の好奇心を擽る道楽者の会話。
今宵もコクのある話でゆっくりグルーヴします。
日付が変わるまでご一緒に。
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●門上武司(かどかみ たけし) プロフィール
http://www.geode.co.jp/profile/

●西林初秋(にしばやし はつあき) ブログ
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門上西林 物見遊山 【#245/2021.6.12】[6.12 sat]

今夜のトークテーマ『導入部』

<西林選曲>
すみれの花咲く頃 / 越路吹雪

<門上選曲>
風をあつめて / na Relo

<ラストソング/テーマ「花」>
セレクター:門上武司
Yellow Roses / Heron

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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2001年発売の荒井由美のDVD「Yumi Arai The Concert with Old Friends」を観ていたら、「ヒット曲というのはイントロで決まるという話もあるから、そうだとしたら彼女のおかげかなと思っています」と山本潤子を紹介して「あの日にかえりたい」を歌いだしました。
ザ・ローリング・ストーンズもキース・リチャーズが弾く強烈なイントロから始まる名曲がたくさんあるグループ。2017年発売のイーグルスのドキュメンタリー「駆け足の人生」には、ファーストアルバムは一流のプロデューサーのグリン・ジョーンズにオファーしたけれど、グリンはストーンズも手がけていた当時、リフを考えつくまで地下からでてこないキースにうんざりしていたから、スタジオでドラッグや酒でハイになるのを禁止したというシーンがでてきます。それに不満顔のグレン・フライ、賛成派のドン・ヘンリー。それはさておき、「テイク・イット・イージー」「ならず者」「ホテル・カリフォルニア」など、イーグルスもまた、強烈なイントロから始まる名曲を多く持つグループ。しかも世界で一二を争う販売枚数のアルバムを持つグループ。ユーミンのことばにも納得です。

<西林初秋>


今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[6.12 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

大人の好奇心を擽る道楽者の会話。
今宵もコクのある話でゆっくりグルーヴします。
日付が変わるまでご一緒に。
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●門上武司(かどかみ たけし) プロフィール
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門上西林 物見遊山 【#244/2021.6.5】[6.5 sat]

毎月最初の土曜日のトークテーマ『映画』
今回は<もう一度観たい日本映画>

●今夜の選曲●
<西林選曲>
赤い衝撃 / 山口百恵

<門上選曲>
Two Vibrations / Original Love

●ラストソング/テーマ「花」
セレクター:西林初秋
すべての人の心に花を / 喜納昌吉 & チャンプルーズ

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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もう一度観たい日本映画というテーマで喋った30分。
僕が選んだ映画は「ヒポクラテスたち」「風の歌を聴け」「鬼龍院花子の生涯」「ザ・マジックアワー」である。
公開年は1980年、1981年、1982年、2008年となる。
キネマ旬報のベストテンを調べてみると「ヒポクラテスたち」は3位、「風の歌を聴け」は18位、「鬼龍院花子の生涯」は16位、「ザ・マジックアワー」は圏外であった。
おそらく1980年代は僕が一番映画を観ていた時代であろうと予測がつく。こちらも30歳前後という年代。やりたいことが山のようにあり、映画を観ることでその突破口を探していたのかもしれない。本数を観ることでその良さがわかる。比較することで見えてくるものは多い。
これは映画だけでなく、本も同じだし、食事も同様である。
無論数だけではない。いかに注力して観たり感じたりすることが肝心である。そんなことを思いながら、自らの日本映画への思いを紐解いていた。

<門上武司>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[6.5 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

毎月 第一土曜日は映画の話。

今宵もコクのある話でゆっくりグルーヴします。
日付が変わるまでご一緒に。
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●門上武司(かどかみ たけし) プロフィール
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門上西林 物見遊山 【#243/2021.5.29】[5.29 sat]

一冊の古本から始まる話の旅。
話は転がって広がって。
本の内容は勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月もお楽しみに。

※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。

<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/

●今夜の選曲●
<門上選曲>
Destination / 伊藤銀次

<西林選曲>
さらば愛しき女よ / 内田裕也

<ラストソング/テーマ「魚(さかな)」>
セレクター:門上武司
買い物ブギ / UA

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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大きな仕事が終わったり、受賞の栄に浴したときには、自分へのご褒美として、ポケットマネーが許すかぎりの高価なシングルモルトウイスキーを買うことにしていました。この春、広告賞の銀賞が与えられたのですが、今回は別のものにしました。手にいれたのは、古本の山本周五郎全集全30巻です。
30代の後半に、毎夜、短編を1作読んで眠りにつくという時期があって、池波正太郎や藤沢周平もいいですが、心滅びる夜には山本周五郎がいちばんでした。それから約20年。昨年から再び“山周”を無性に読みたくなっていたのです。全集を眺めると読んでいない作品がたくさんあります。すぐに読み終えることはできないので、のこりは老後の愉しみ。もしくは万が一入院したときの時間つぶしです。入院にそなえては、他にもルパン三世テレビ番組全DVDとか、「失われた時を求めて」全10 巻とか、芥川龍之介や太宰治やグリアム・グリーンの全集を用意しています。どれもまだすべてを読み終えていません。試算をしてみたら、全集の山を制覇するには1年以上の入院が必要になるようです・・・。

<西林初秋>

門上西林 物見遊山 【#242/2021.5.22】[5.22 sat]

今夜のトークテーマ『I LOVE STREET』

<西林選曲>
月のあかり / 桑名正博

<門上選曲>
L.A. BLUE / 宮沢りえ

<ラストソング/テーマ「魚(さかな)」>
セレクター:西林初秋
Gone Fishin' (feat. Louis Armstrong) / Bing Crosby

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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「I LOVE STREET」私の好きな通りは、京都の御幸町通り。
それも三条から四条までがすごく面白い。
三条通りと御幸町通りが交差する南東角は、1928ビルがある。これは旧毎日新聞社ビルで3階には小さなホールがあり、ノンバーバルパフォーマンス「ギア」の専用劇場となっている。
そこから四条通りに向かって歩くとなんと古着屋がずらりと並んでいるのだ。古着は、通常より安価で手に入れることができる。つまり値打ちがあるということ。このように古着が流通するのは、所有欲が薄くなってきたことも一つの要因だろう。モノを大量に消費するより、借りたり、売買することで暮らしをスリム化する。そのような風潮が、とりわけ若い人たちのスタイルとなっている。そのような思いを叶える古着屋が御幸町には点在し、その勢いはまだまだ続きそうな気配である。

<門上武司>