THE MUSIC OF NOTE
オトナのためのマンガ塾 Vol.7[11.14 sat]

マンガを読み続けて2800年!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第7回のピックアップ作品は、作品ではなく、少年誌…
「少年キング」!
少年キングが廃刊になってしまったんですよー。
これに関しては、わたしにもちょっと責任があるのではないかなって。
最初に発売された週刊少年誌は、「少年マガジン」と「少年サンデー」で、
ほぼ同時ですね。
講談社と小学館がライバル誌の情報をめぐって、
しのぎを削っていましたよー。
それから何年かして、「少年キング」が発売に。
その何年後かに「少年ジャンプ」。
そのまた何年後かに「少年チャンピオン」。
今でも発売しているのが、
「少年マガジン」と「少年サンデー」「少年ジャンプ」「少年チャンピオン」で、
僕はこの4誌の40年分、およそ8000冊を持ってるんです。
でも何故か、「少年キング」を1冊も持っていないんですよ!
「少年マガジン」と「少年サンデー」を買い始めて、
3つ目の「少年キング」を買うまでの財力が無かったってのが、理由の1つ。
そのかわり、色んなところで読みあさったから、
作品についてはたくさん知っています。
ものすごく有名な作品、「銀河鉄道999」も「少年キング」です。
何故、1度も買わなかったんだろう…
僕だけのせいではないけど、
漫画好きの僕としては1冊も買わなかったということで、
その責任の一端があるのではないかと思わずにはいられません。
今は俄然「少年キング」贔屓です。
「少年キング」の作品で、僕が印象深いのが、「忍者部隊月光」です。
僕らが小学校5年ぐらいの時に、野球に打ち込む傍ら、
「月光ごっこ」なるものをやって遊んでいました。
野球やってるんだけど、スライディングとか、
忍者としてやってましたからね。笑
この「忍者部隊月光」をかいていたのが、
のちにタツノコプロを立ち上げる吉田竜夫さんなんです。
あとは、辻なおきさんの「0戦はやと」。
後に「タイガーマスク」を書かれる。
あとは、なんてったって望月三起也さんの「ワイルド7」!
僕は望月三起也さんの作品で、「ワイルド7」の前の、
「秘密探偵JA」てのが好きだったですねー。
ちょっとオシャレなトランプを使う少年探偵の話し。
そのあとに、「超人ロック」。
「少年キング」といえば、やっぱり「超人ロック」ですよ。
「超人ロックシリーズ」は、結構作曲もしていて
漫画のイメージアルバムってのが流行ったことがあって、
この「超人ロック系」のアルバムは僕も随分作曲しましたよ。
スターウォーズなんかよりもっと明確なビジョンがあって。
それから、「銀河鉄道999」。
「少年キング」、続けていてほしかったなー。
ちなみに、「少年キング」は
少年画報社という「少年画報」という月刊誌を出していた
出版社だったんだけど、その「少年画報」には、
「赤胴鈴之助」があったんだよね。
どうしてもっと大事にしなかったかなー、「少年キング」。
廃刊にはなったけど、もちろん作品は残っているので、
是非みなさん、読んでみて下さいね。
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.7[11.14 sat]

11/14(土) Vol.7
<オンエア曲>
M1 What You Won’t Do For Love / Bobby Caldwell (1978)
M2 Saturday in the Park(Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part2」)
M3 ベサメムーチョ / トリオ・ロス・パンチョス(1951)
M4 大都会(Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part8」)
M5 Aquarius / Let The Sunshine In / The Fifth Dimention (1969)
M6 銀河鉄道999
(AL 「銀河鉄道999 ゴールドセレクション」)
<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『ラテンミュージック』。
「僕が10歳ぐらいのとき、
ちょうど坂本九さんなんかを好んで聴いていた頃、
日本に一大ラテンブームが巻き起こったんですよ。
そのきっかけが「トリオ・ロス・パンチョス」っていう
メキシコの3人組グループ。
2人がギター、1人がマラカスだったかな。
ギターは1人が生ギターで、
1人はレキントギターっていって、高音がでる小さめのギターを弾いてた。
で、演奏しながら歌をうたう。
そのブームに乗ったのが、僕の7つ年上のアニキ。
僕が小学校の時、高校生だったアニキが、
高校で急にラテンバンドを組んだんですよ。
時は、1962年とか…東京オリンピックよりも前だった。
そんな時代に自分で仲間集めてラテンバンドをつくるってすげーなぁって。
7つ上のアニキは小さい時からピアノを弾いてて、作曲もできたから、
音楽に関しては達人だったけど、
ギターはその時まで弾いた事がなかったんじゃないかな。
で、急にギターをはじめたんですよ。
当たり前のように、すぐに弾けるようになって
組んだバンドで文化祭で演奏していましたよ。
そして、このあたりからわたしが巻き込まれるわけです。
練習相手になれ!と。
小学生ですよ!?
無理ですよ。
しかもメキシコのバンドなので、歌もスペイン語!笑
アニキもテキトーに歌うから、それをそのまま覚えて。
随分と付き合わされて…あげく間違うとゲンコツ!!
必死でしたね。でも面白かった。
歌が好きだったし、ここでハーモニーとは何たるか、を、
覚えたんだとおもう。
ビートルズを聴き始めた時に、当たり前にハーモニーをつけられたのは、
ここで鍛えられたからだと思います。笑
これは自分の後の音楽にも良い影響を与えてくれたので、
僕にとっては良いことずくめでした。
でもこのあとねー…
無理矢理ジャズバンドに加入させられるんだけど、
ここでトラウマになる出来事があるんですよ。
これは、また来週。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日) 会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html
オトナのためのマンガ塾 Vol.6[11.7 sat]

(公式ホームページ「 http://tezukaosamu.net/jp/index.html 」より)
マンガを読み続けてごじゅううんねん!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第6回のピックアップしたのは、漫画家「手塚治虫」さん。
本当だったら最初にやるべきなんですけど、
手塚さんから始めたら普通でしょう笑
まずは僕の漫画に対する見方や考えをみなさんに知ってもらった上で、
手塚治虫さんの話しをきいてもらいたいなと思って、とっておきました。
手塚さんは、あらゆる分野のものをかいてきましたよね。
漫画にできそうにないテーマも。性教育とか。
特に有名なのは、「鉄腕アトム」とか「マグマ大使」のような娯楽ものだけど、
オトナの1読者として、手塚治虫さんの作品に触れると、
所謂代表作以外にも面白いものは山ほどあります。
例えば、「シュマリ」。
"シュマリ"ってのはアイヌ語なんだけど、江戸時代のアイヌと日本の交わりの話し。
このシュマリは、元々本土の武士だった人。
それが北海道にわたって、アイヌの名前をもらって、
その中で暮らして行くというストーリー。
もう大文学作品ですよ、これは!!
この漫画でアイヌを知ったり、アイヌに興味を持った人はたくさんいると思います。
世の中的には、こういうものを大切にしよう!
となる前なんですよ、手塚さんが作品にしているのが。
これもまたすごい。
それから、「アドルフに告ぐ」。
もちろん「火の鳥」。
「火の鳥」なんて地球の成り立ちから宇宙の成り立ちから、
歴史はずっとどこまででも遡れて、
未来へもどこまでも行けるんだぞっていうのを
教えてくれた作品ですよね。
また歴史だけじゃないんだよね。
細胞の中に入ってきて、その細胞の中にまた宇宙があって。
この突き詰め方がすごすぎる。
行きていて考え得ることを、とにかく作品に詰め込んでいる。
「火の鳥」は是非読んでもらいたい。
そして最近「少年チャンピオン」で手塚治虫さんを主人公にした漫画が
たまに掲載されているんですけど、
その中にあったエピソードで、
例えば手塚さんは連載をオファーされると、
ストーリーを最低でも3つ考えたそうです。
3つですよ、しかも絵コンテまで。
で、『どれがいい?』って言うんですって。すごくないですか?
僕らも曲作りで、1曲頼まれても2曲つくることはあるけど、
さすがに3つはつくらない。3つってのはすごい。
あれだけたくさんの作品を残している方が、
新しい作品をって時に常に最低3つ出すって、普通じゃないですよ。
クリエイターの鏡です。
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.6[11.7 sat]

11/7(土) Vol.6
<オンエア曲>
M1 Summer In The City / Lovin Spoonful (1966)
M2 ジェラス・ガイ(Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part4」)
M3 九ちゃんのズンタタッタ / 坂本九 (1961)
M4 愛は勝つ(Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part2」)
M5 Purple Haze / The Jimi Hendrix Experience (1967)
M6 いにしえの月
(AL 「SILK ROADーガンダーラより愛をこめてー」)
<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『坂本九』。
「小学校にあがるか、あがらないかぐらいの頃から、
アメリカンポップスが大好きだった僕が、
同時に好きだったのが、坂本九さんで、
アメリカンポップスに惹かれた要因も、
8割方坂本九さんによるものじゃないかと思います。
当時の大大大スターでしたよ。
僕は、坂本九さんの明るさが好きだった。
当時NHKで「ジェスチャー」という番組があって。
声は一切出さずに、ジェスチャーだけで相手に何かを伝える
ゲームみたいな番組で人気が高く長寿番組だったんだけど、
それに坂本九さんが出演された時に、絶対にしゃべっちゃいけないのに、
坂本九さんはイキナリしゃべっちゃってね!笑
今で考えれば、ロケンロール。規則違反も甚だしい!笑
番組の構成なんて気にしない。これがおかしくて、おかしくて。
周りもバカウケしてるんですよ。
当人に悪気はもちろんなくて、しゃべるつもりもなかったんだけど、
こういうことを素でやっちゃう人なんですよ。
でも、これが坂本九さんの根幹にある魅力なんですよね。
僕にもこういう部分がちょっとあったりする。
これを見て、今まで以上にファンになっちゃいましたよ。
あとね「スター 千夜一夜」って番組があって、
僕らもゴダイゴで出た事あるんだけど、九ちゃんが司会してたことがあって。
当時、歌番組とかバラエティ番組ばかりで、
「スター 千夜一夜」みたいなトーク番組って、あんまりなかったんですよ。
九ちゃんも司会はまだそんなに経験があったわけじゃなかった時代なんだけど、
僕らの方もテレビでトークを長くするってのが、初体験だったから、
いざ出演してみて、ちょっと戸惑ったりしてて。
そんな僕らをみた九ちゃんも戸惑っちゃって、
お互いにガチガチにあがっちゃってなかなかうまくいかなった。笑
九ちゃんは若くして亡くなってしまったけど、
歌とか何か一緒にしたかったなーっという気持ちでいっぱいです。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日) 会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html
オトナのためのマンガ塾 Vol.5[10.31 sat]

マンガを読み続けて57年!タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第5回のピックアップした作品は、「コータローまかりとおる!」。
蛭田達也さんの作品ですね。
これは80年代から90年代にかけて
「少年マガジン」の中枢になった作品ですよ。
この頃から1つの作品がものすごく長く連載されるようになってるんですよ。
例えば今だったら「はじめの1歩」ね。
「こち亀」なんてのはその代表格ですよね。
でも「こち亀」は連載漫画ではないんですよ。
毎回1つのテーマで完結するでしょう?
これはまた実は違うんです。
連載もので長く続けるって、本当に大変なんですよ。
「はじめの1歩」はまだ世界チャンピオンになっていない!
「コータローまかりとおる!」に話しを戻すと、
この作品は1982年から連載がスタートしていて、
当時は「うる星やつら」とか「1・2の三四郎」が勢いがあったんだけど、
この頃にはじまって、そのあと12年、13年続いたんですよ。
しかも学園もの。最初は普通の学園で、
学園の中の事件や騒動を解決していくっていう単純な話しだったんだけど、
連載を続けていく為に色々テコ入れがあって、
どんどん学園が大きくなって行くんですよ。笑
裏学園があったり…最後の方には学園の地図とか出てくるんだけど、
信じられないぐらい巨大になってて!爆笑
この面白さが、少年漫画の醍醐味。
きちっとした設定よりも、
どんどん話しがあらぬ方へ展開して行く方が面白いに決まってる。
その最たる例が今の「ワンピース」だと思うんですよ。
「ワンピース」なんて、何がどうなってるか、
みんな本当にわかってる?笑
僕もずっと読んでるけど、相当飛んでる!笑
これが、少年漫画の面白さの原点。
こういうことを長い時間をかけて、色んなアイデアを練って、
こういう世界観をつくったのが僕は蛭田達也さんだと思うんです。
どうやったら1つのストーリー、1つの主人公を活かしながら、
面白く話しを展開させていけて、
さらにはその主人公をどう憧れの対象に成長させていくか。
これを蛭田達也さんが確立した事で、
後に10年と続く連載漫画がたくさん生まれたんです。
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.5[10.31 sat]

10/31(土) Vol.5
<オンエア曲>
M1 Rikki Don’t Lose That Number / Steely Dan(1974)
M2 Footloose (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part3」)
M3 潮来笠 / 橋幸夫 (1960)
M4 安奈 (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part9」)
M5 You Keep Me Hangin’ On / Vanilla Fudge(1966)
M6 そのために生きていけるから
(AL 「銀河鉄道999ゴールドセレクション」)
<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『潮来笠』。
「僕が小学校1年生ぐらいの時のヒット曲なんですけど、
何故か、強烈な印象が残っているんですよね。
1つは、父方の祖母が橋幸夫さんに夢中になっていて、
騒いでたので、それでかな?
そういう歌手に夢中になるような
おばあちゃんじゃなかったんですけどね。
ものすごい真面目なおばあちゃんだった。
おじいちゃんは裁判官なんですよ。
裁判官の奥様です。
で、確か、向こうの師範学校を出て、先生もしていたはず。
書道もすごかくて、達筆だった。
で、橋幸夫さんについて、色々教えてくれるんですよ。
呉服屋の息子だとか(笑)
今考えると、どこまで本当だったのか…。
後に橋幸夫さんと番組で一緒になることがあって、
ちょっと感動しました。
ビートルズより遥か前ですが、
どこか憧れていたところがあったんじゃないかなって。
僕は小学1年生の時から絶対に歌手になると思っていたから、
そういう意味で意識はしていたんだと思います。
ただ、アメリカンポップスの方が好きだったので、
橋幸夫さんとは、ジャンル違いだってことは、幼心にわかっていた。
面白いのは、「おーい中村くん」とか「サンドイッチマン」とか、
幼稚園ぐらいの時にTVとかからなんとなく聴こえてくる歌、
こういう歌をちょっと歌うとオトナが喜ぶから、
フレーズだけちょっと覚えてオトナに聴こえるように、
わざとうたってあげる、みたいな、そういうことをやっていましたね。
そんな中で、この受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『潮来笠』は、
はっきりと自分で歌う為に覚えた歌だったような気がしますね。
後に「ガンダーラ」を歌うんですけど、
この日本語verがゴダイゴで出した最初の
日本語のシングルなんですね。
日本語ってことで、やっぱりどうやって歌って良いのか、
最初はわからなかった。
英語だと1つ1つ発音をしっかりするだけで
カタチになったりするんだけど、
日本語の場合はそうはいかない。
っていうような感じを今だったらハッキリ言えるんだけど、
当時はそんなことすらわかっていなかった。
だから、歌いながら節回しとかを掴んでいくしかなくて。
で、その日本語の節回しとかを
橋幸夫さんの歌い方を多分どこかで貰ってきて、
それを手がかりにして
「ガンダーラ」を歌っていたんだなってことに後から気づいた。
だから、「ガンダーラ」は多分橋幸夫さんに影響を受けていると、
ご本人にもお伝えしました。
アメリカンポップスが大好きだった僕が
英語の歌の中から見つけたかっこよさと、
日本をはじめとするアジアの情緒的な節回しと、
両方とも掴む事ができたなと思っています。
僕自身が関係する音楽が、幅広いカタチに持って行けたのは、
そのお陰だと思います。
だから、橋幸夫さんは、
わたしの、偉大な恩人になるのではないでしょうか。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日) 会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html
オトナのためのマンガ塾 Vol.4[10.24 sat]

マンガを読み続けて57年!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第4回のピックアップ作品は、「伊賀の影丸」。
横山光輝さんです!
みなさん、ご存知でしょうか?
少年サンデーが創刊されて間もなく連載された忍者漫画。
「影丸」って実に微妙で、
白土 三平さんの「忍者武芸帳 影丸伝」の主人公も影丸。
「影丸」という名前は忍者ではあるあるの名前なのかね?
僕らは、「影丸」といえば、「伊賀の影丸」の方ですねー。
これの前は、あの有名な「鉄人28号」を書いていらっしゃった。
「鉄人28号」を書き始めた時は、
ハタチちょっと過ぎぐらいだったというから驚きですよね。
手塚治虫さんをして「天才」といわしめた方。
手塚さんのところにもアシスタントとして
手伝いに行っていたこともあったそうですが、
その頃にはもうデビューしていて、
作品をみた手塚さんが「この子はすごい」と言ったとか。
ずーーーーっとヒット作を書き続けた方ですよ。
「魔法使いサリー」も横山さん。少女漫画も書いていた。
確かに、赤塚不二夫さんも「ひみつのアッコちゃん」を書いていましたし、
そういう意味では、当時の漫画家さんたちは、
みなさん少女漫画のヒット作を持っていますよね。
手塚治虫さんは「リボンの騎士」。
少年マガジンで「ちかいの魔球」に夢中になっていた時に、
少年サンデーで「伊賀の影丸」に夢中になっていたんです。
だから、遊びは野球か忍者ごっこか、って感じでした。
「伊賀の影丸」の必殺技「木の葉隠れ」、っていう、これが面白いんです。
たくさんの忍者がたくさんの忍者をやっつけるという中で、
「伊賀の影丸」は相手を眠らせて終わるんですよね。
自分が逃げるための「木の葉隠れ」なんです。
実に平和主義。
でも起きたら、また相手は襲ってくるので(笑)
いいのか、悪いのか!
あと変装も得意で、女性に変装することもあったんですよ。
これが、当時としてはゾクゾクきたですねー。
後になって、色々わかるんですけど、
古事記の時代に、ヤマトタケルが女性に化けて相手をやっつける
みたいなものあったんですよね。
このあたりにヒントを得てのストーリーだったんじゃないかなと思います。
あと、もうひとつ「伊賀の影丸」には、
「村雨五兄弟」っていう味方がいるんだけど、
この兄弟、みんな毒に強いんですよ。
当日の忍者モノだと半分は毒殺が主流の中、
毒殺されないんだよこの人たちは!
なんで、毒に強いかというと、
理由は小さい時から毒をちょっとずつ与えられていて
免疫ができたって話しなの(爆笑)
ダメダメダメーーー!!
それから、「阿魔乃邪鬼」っていう奴は死なないんですよ、
1番の敵役なんだけど!
これが、色んな巻に登場してくるんだけど、最後には、
「伊賀の影丸」をやっつけるためだけに登場してくるんだよな。
言ってみれば、ターミネーター笑
後に死なないキャラクターと言えば、
楳図かずおさんの「おろち」ってのがいたけど、
死なないキャラクターの中でとくにすごいのは、
この「阿魔乃邪鬼」かな。
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.4[10.24 sat]

10/24(土) Vol.4
<オンエア曲>
M1 Kiss On My List / Hall and Oates (1980)
M2 Without you (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part3」)
M3 One Way Ticket / Neil Sedaka (1960)
M4 星影のワルツ (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part2」)
M5 Touch Me / The Doors (1968)
M6 Keep On Loving You
(AL 「銀河鉄道999ゴールドセレクション」)
<A Journey to My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『小学校の時に夢中になっていた曲』
「この頃、7つ上のアニキが器用な人で、
中学になるとゲルマニウムラジオを技術の時間につくるんだけど、
それがうまくいったもんだから、
縦15cm、横幅50cmぐらいある、スピーカーが左右に2つついていた
もっと大きなトランジスタ・ラジオを組み立てちゃったんですよ。
これがまた良い音で!
ラジオもガンガンかかってて、当時最新のポップスもどんどんかけてて。
ラジオは原語版がかかるんだよね。
九ちゃん(坂本九)の「ステキなタイミング」のオリジナル版がきけて、
大興奮して!
向こうの曲に夢中になっていました。
そんな中でも1番好きだったのは、「恋の片道切符」。
九ちゃん、平尾昌晃さん、ジェリー藤尾さん、
ザ・ヒットパレードであらゆる人が歌ってた。
これのオリジナルがニール・セダカだって知ったのは
だいぶ後だし、オリジナル版をラジオで聴いたのも、
だいぶ後だったような気がしますね。
だから、英語版で覚えてるんですよね。
「チューチュー…」とか「チャギチャギ…」とか、
チャチチュチェチョをわざとたくさん使って書いた歌詞なんですよね、
今思うと。
アメリカでは「オー・キャロル」B面だったので、
実はそんなにヒットしていないんですよ。
この「オー・キャロル」が大ヒットしていたんですけど、
ニール・セダカが、まだ15とか16の時、
隣に住んでいたのがキャロル・キングで、
キャロルの方が少しお姉さんで、彼の憧れの人だったんですよ。
この「オー・キャロル」は、
当時のキャロル・キングへの想いを歌った曲なんです。
両方ともユダヤ系らしいので、
当時ユダヤ地区とかに住んでいたのかな。
同じ人種の人が同じブロックに住むっていうのは
移民の国では当たり前なんだよね。
こういうのは、今になってわかることなんだけど。
しかし、ユダヤ系の方たちは本当に音楽の才能がある!
こういう人達がガンガン出てくるんですよね。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html
オトナのためのマンガ塾 Vol.3[10.18 sun]

マンガを読み続けて57年!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第3回のピックアップ作品は、
ちばてつやさんの「ちかいの魔球」。
多分最初に本当に夢中になったのは、これ。
当時の野球ブームと相まってね、僕らも野球をちょうどはじめたぐらい、
球を拾って投げてみたいなのをようやっとやりはじめた、
そんな時に、この作品に出会ってるんですよ。
クラス中の男子がみんな知ってましたね。
なんといっても、「魔球」って言葉がかっこよかったです。
後に、アニメ世代の人達にとっての「魔球」が、
巨人の星の「大リーグボール」だったりするんですけど、
僕らにとっては「大リーグボール」は「魔球」じゃない。
「巨人の星」の原作者:梶原一騎さんも
漫画を書いていた川崎のぼるさんも
「ちかいの魔球」は間違いなく知ってるんですけど、
「魔球」という言葉を使ったら、「ちかいの魔球」になってしまうから、
「大リーグボール1号」っていうめんどくさい名前をつけたわけです。
実はその前に、「秘球」もあったんですよ。
「妖球」なんかもあった(笑)
何かしらアイデアをつくって、
「魔球」という言葉を使うのをみんな避けてた。
なんですけど!!!
心ないTVのスタッフがアニメでは、
「魔球」という言葉を使ってしまった。。。
そのスタッフは「誓いの魔球」を知らなかったんでしょうね。
だから「巨人の星」のアニメファンは、
「魔球」っていう言葉を使うんだけど、
それが僕はちょっと…許せない(笑)
まぁ、いいか!(笑)
ちばてつやさんの「魔球」は、球がとまるんですよ!?
アンダースローで地を這うような球がくるんですけど、
あまりにも地を這うんで砂埃が巻き上がって、
そこでなんとなく止まって、
フワッと浮き上がってミットにおさまる(爆笑)
わけがわからない!!
これが主人公・二宮光が投げる1つめ。
2つめはボールが5つになるので、どれを打ったら良いのかわからない(笑)
ボールが5つに??
なるわけないじゃない!!(爆笑)
ともかく、ちばてつやさんの画力のすごさに圧倒されて、
引き込まれ方が他の漫画とはちがったなぁっていうイメージがある。
「ちかいの魔球」から「紫電改のタカ」へいって、
そのあと「ハリスの旋風」、そして「明日のジョー」。
ここに繋がるんですよねー。
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.3[10.17 sat]

10/17(土) Vol.3
<オンエア曲>
M1 Theme From The Monkees / The Monkees(1966)
M2 The Sound of Silence (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part5」)
M3 恋のバカンス (1963) / ザ・ピーナッツ
M4 与作 (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part10」)
M5 I Don’t Want Your Money (1971) / Chicago
M6 SILK AND SPICE
(AL「SILK ROAD -ガンダーラより愛を込めて-」)
<A Journey to My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『TV番組のテーマソング Vol.3』
ついに、3週連続でTVの話しを…
「僕らの時代は、TVがやってきた時代。
幼稚園の終わりぐらいからだんだんとやってきて、
どんどん盛り上がっていったんですよ。
はじまる前に雨戸をしめて、拍手をして、、、
じっくりとTVを見る時代だった。
「ローハイド」、「ララミー牧場」に夢中になりました。
「ローハイド」はとにかくかっこよかった。
何をやってるか、当時は意味は分からなかったけどね、
牛を運んでるっていう、、
「ローハイド」は、ズボンの上に履いていた革のカバーなんですよ。
馬に乗っている人のズボンがこすれて
擦り切れるのを防止する役割なんですけど、
そもそも、
カウボーイだから牛に乗ってるのかと思いきや、馬だったし!爆笑
西から東に放牧している食用牛を運んでくる、
っていう話しだったような。
何故か、豆を食べているシーンが印象的で。
登場人物がいっつも豆を食べていて、
だからアメリカ人は豆が好きなんだと思ってました。
そこですごかったのが、
若いカウボーイ役をやっていたクリント・イーストウッド。
その後、「マカロニ・ウェスタン」のスターになって、
「ダーティハリー」になって、
最近ではアカデミー賞受賞作品の映画監督にもなった。
(「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」)
そして、もう1人すごかったのが、デヴィッド・マッカラム。
「0011ナポレオン・ソロ」に出演していた彼ですよ!
007のジェームスボンドが世界を席巻していた中、
そのイメージを上手に使用してアメリカ制作されたTVシリーズ、、、笑
ビートルズがイギリスから大ヒットした時に、
TVシリーズでモンキーズをつくった的なね。
今だったら、許されないかなー。
でも、「0011ナポレオン・ソロ」もかっこよかった。
ユーモアもあり、アクションもあり、テーマソングもかっこよかった。
この中で、主役の相棒をつとめていたのがデヴィッド・マッカラム。
主役のロバート・ヴォーンよりも人気がでて、当時は国民的アイドルだった。
この人が今アメリカで放送されている人気TVシリーズ
「NCIS」のドクター役で出演しています。
また見てみたいなー。
今見たら、また違った感想を持てるような気がするしね。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html