番組ブログ最新の番組情報をお届けします

THE MUSIC OF NOTE

12/19オトナのためのマンガ塾 Vol.12[12.19 sat]

マンガを読み続けて5万6千年!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」

第12回のピックアップ作品は、「銀河鉄道999」。
あまりにも当たり前な作品ですよね。
松本零士さんとは、よくお会いするんですけど、
「男おいどん」、そのものですよ。
「男おいどん」はみなさん読んでます?
「銀河鉄道999」も良いんですけど、
「男おいどん」は、読むと松本さんがどのように東京生活を
送ってきたのかがよーくわかります。
あと、最近知ってびっくりしたのは、
「忍法十番勝負」っていう漫画短編集があって、
少年サンデー、少年マガジンとかが台頭してきた時代で、
ジャンプはまだ発売されていなかったぐらいの時の企画なんですけど、
漫画家で忍者漫画を書かせたらこの人!
みたいな人を10人集めてリレーでストーリーをつくっていくんです。
最初は「矢車剣之助」の堀江卓さんだったかな?
彼がまず書いて、その中に石森章太郎さんも白土三平さんもいて、
その中に松本零士さんもいて!!!
松本零士さんの忍者ものですよ!?激レアです。
松本さんと言えば、戦記ものかSFものですからね。
「銀河鉄道999」とはとてもなくお付き合いをさせて頂いてますよ。
劇版も作曲させて頂いて。
オーケストラサウンドなんかにも挑戦しましたね。

タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.12[12.19 sat]

12/19(土) Vol.12
<オンエア曲>
M1 Thriller / Michael Jackson (1982)
M2 Ben (Live) / タケカワユキヒデ
  (AL「僕のソングブック カヴァーズ Part7」)
M3 Help!  / The Beatles (1965)
M4 TAKING OFF
  (AL「銀河鉄道999 ゴールドセレクション」)
M5 Crocodile Rock  / Elton John(1973)
M6 走り去るロマン (Live)
  (AL「僕のソングブック カヴァーズ Part9」)


<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『ビートルズ』。

「再三言っている通り、
 中学の時にコピーバンドを結成してたんですよ、栗原くんとね。
 でも僕以外みんな楽器ができなかったので、
 とりあえず練習をしようってことで。
 もちろんみんな楽器を持ってなかったから、
 まず買うところからだったんだけど、
 とりあえず最初はみんなギターを持ったんですよ。
 で、どうやって手に入れたかと言うと、
 当時のディスカウントショップ、所謂質屋さんですよね。
 浦和で1番安かったであろう1400円のギターを
 質屋で手に入れたんです。
 でもギターだけあってもしょうがないから、
 やっぱり次はドラムを手に入れよう!ってことで、
 今度は、当時駅前に出来たばかりのマルイに狙いを定めたんです。
 今でいうクレジット、当時は月賦っていってたけど、
 みんなでローンを組んで買おうってことになって。
 月にいくら出せるか話し合ったんだけど、
 お小遣いが家庭によって違うから、金額を決めるのではなく、
 任意で出せるだけ出すって制度にしたんですよ。
 僕は当時月に1,500円のお小遣いをもらっていたんだけど、
 考え無しに全額つぎこむよ!と言ってしまったんですねー。
 それで、みんなで足してだいたい4,000円ぐらいだったかなー。
 それを6ヶ月かけて支払ったんですね。
 24,000円ぐらいでスネアとハイハットしか買えなかった。
 でも、まぁそうやって楽器をどんどん増やしていったんですけど、
 お小遣いが1銭もなく、野球部だった僕は練習後にお腹がすいても
 買い食いをするお金がなくて、結構死活問題に…。
 買い食い費用をどうやって捻出するかを考えた結果、
 当時僕らの学校には給食がなかったから
 お弁当か学食でパンを買うか、のどちらかだったんだけど、
 うちではパンを買う時は100円もらっていたんですよ。
 その100円で20円のコロッケパンを1つ買うんです。
 そうすると、80円浮きますよね。80円×20日間=1600円。
 おぉ!1ヶ月のお小遣いぐらいになるではないか!!
 ということで、しばらく昼飯コロッケパン1個作戦を続けたら、
 みんなマネし出して最終的にはそれがかっこいい!みたいな風潮になってしまい、
 節約する必要のないクラスメイトまでもが何故か昼飯コロッケパン1個に(笑)
 まぁそんなこんなでお金を貯め続けて、
 その後もポールのベースとマイクを2本追加して買いました。
 アンプは1つしかなかったから、1つのアンプに、
 ギターとベースとドラムと分岐させたマイク2本をさしてやってましたよ。
 で、つい先日、すぐ上のアニキに
 「母親のお弁当をあんまり食べなかったなー」と話したら、
 アニキは毎日ちゃんと食ってて。
 あぁ、そうだ僕は節約のためにお弁当を拒否していたんだと思い出して。
 ただ、実は母親はお弁当をつくるのを楽しみにしていたんだそうで。
 今思うと、母親には申し訳ないことをしてしまったかなーっと。」


☆ライブ情報

「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日)   会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)


☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html

☆タケカワユキヒデ公式ブログ「Take's Diary -タケカワユキヒデ通信-」
http://www.takekawasan.com/

オトナのためのマンガ塾 Vol.11[12.12 sat]

マンガを読み続けて3年!いや、何十年!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」

第11回のピックアップ漫画家は、楳図かずおさんです。
この人はすごいですよねー。
漫画家の方って、だいたいは手塚治虫さんの影響を受けて、
自分の作品にも手塚治虫さんの影があるんだけど、
手塚さんとは違う所からでてきた、天才の漫画家の中の1人かな。

僕は実は1度お会いした事があって。
うちの事務所の忘年会で、隣のテーブルに楳図さんがいらっしゃって。
ご挨拶に行ってしまいました笑
一緒に写真まで撮ってもらって、あれは宝物ですね。

最初に読んだのは「半魚人」。
そして、「肉面」とかになるのかなー。
「半魚人」恐かったですね。
これからは人間は海の中で暮らすしかない!
ってことで、体を色々改造されちゃうんですよね。
「肉面」は自分の顔で能面をつくっちゃうっていう…
恐いーーーーー!!!夜眠れないです。
そのあとすぐだったかな、「おろち」。
「おろち」は時代をずっと生き続ける少女の話し。
5、6話なんだけど、人の心の恐さに焦点をあてた
サスペンスの要素もあって、これも恐かった。
で、やっぱり「まことちゃん」。
楳図さんもご自身の代表作の話しをすると、
「まことちゃん」にいっちゃうんだけど、
「まことちゃん」は実は最初はサブキャラですからね。
「アゲイン」というおじいさんが若者になってしまうコメディの中で、
息子として出てきたのが「まことちゃん」。
でも、僕が1番すごいとおもってるのは、
やっぱり「漂流教室」ですね。
絶対に読んで頂きたい作品。いつ読んでも古くない。
教室ごと未来に飛ぶって話なんだけど、主人公の母親が急に未来を感じて、
息子が殺されそうになるのを助けるために、
近くのビルに走って壁の中にナイフを埋め込むんです。
感じた未来では、その場所で息子が殺されそうになってたから。
で、その場所でナイフを受け取った未来の息子が
そこで敵を撃退するっていう。
よくわかんないけど、なんかおかしくない?って思うんだけど、
なんか納得させられるんですよ。すごい。

タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.11[12.12 sat]

12/12(土) Vol.11
<オンエア曲>
M1 アイドルを探せ / SYLVIE VARTAN(1964)
M2 IT'S SO EASY <<Live @大丸心斎橋劇場 (2015.12.5)>>
M3 THUNDERBALL / TOM JONES(1966)
M4 STORY OF MY LIFE <<Live @大丸心斎橋劇場 (2015.12.5)>>
M5 MOON RIVER <<Live @大丸心斎橋劇場 (2015.12.5)>>
M6 LYENA <<Live @大丸心斎橋劇場 (2015.12.5)>>


今回は、先週大丸心斎橋劇場で行われた
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」から
ライブ音源をたっぷりお届けしました
タケカワさん史上最速のとれたて音源お楽しみいただけましたか?


<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『作曲の話』


「小学校にあがったぐらいには、
 既に譜面の読み方なんかはもう教えられていて。
 バイオリンを習ったついでに父親が先生に頼んで、
 「ソルフェージュ」を。
 その先生はバイオリンの先生なのに、バイオリンはあまり弾けず、
 譜面の読み書きが得意な方だったんで、
 僕はあっと言う間に上達しました。
 小学校3年生の時には、文字を読むより譜面を読む方が得意でした。
 小学校4年生には、曲をかけたんです。
 これは、漫画を読んでて漫画の1番最初の読者投稿ページに、
 レギュラーコーナーで「私の校歌」っていうコーナーがあって、
 投稿者の学校の校歌の歌詞が載ってたんですよ。
 その、どこの校歌かわからない歌詞を見て、
 曲をつけたのが1番最初のわたしの作曲ですね。
 これは不思議なものがかけましたよ笑
 なんで校歌なのかっていうと、その頃うちの父親が、
 どこかの高校の校歌をかいてたんですよ。
 それで多分自分も校歌!って思ったんだと思うんだよね。
 で、譜面かいて親に見せたらちょっと喜んでくれた。
 ただ、僕が本当は1番かきたかったのはポップ・ソング。
 当時は坂本九さんとかが既にアメリカでもブレイクしていたので、
 それを聴いてああいう曲がかきたい!って思ったんだけど、
 なかなかかけない。
 校歌とか、当時の「みんなのうた」みたいなタイプの曲は、
 わりと小学生でもかけるんだけど、
 ちょっとオトナなポップ・ソングって全然かけなかった。
 そうこうしていたら、中学のアタマで歌詞をかく友達ができて、
 その子は中学1年生ながら現代詩みたいなものを書く子だったんで、
 ほんと不思議な曲がたくさんできたんですよね笑
 「お前は誰」って連呼してるだけの曲とか爆笑
 まぁそういうのをかいていたら、
 現代詩好きなイガラシくんと友達に帰国子女の女の子がいて、
 その彼女にイガラシくんが書いた詞を英語になおしてもらおう!
 ってことになって、そりゃ良いアイデアだ!ってことで、
 わたしもはりきって作曲したんだけど、
 本当はビートルズとかニール・セダカを目指してたんだけど、
 とんでもなく渋ーい、大げさな曲ができたんですよ。
 で、なんかに似てるなーって思ったら、
 『007』の当時トム・ジョーンズが歌ってた
 「サンダー・ボール」だった笑
 ポップスを書けるようになるまでの道のりは、まだまだ長い・・・。」



☆ライブ情報

「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日)   会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)


☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html

☆タケカワユキヒデ公式ブログ「Take's Diary -タケカワユキヒデ通信-」
http://www.takekawasan.com/

オトナのためのマンガ塾 Vol.10[12.5 sat]

マンガを読み続けて2635年!タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」

第10回のピックアップ作品は、作品ではなくジャンル。
『少女漫画』です!

いやー、なかなかあなどれない少女漫画。
例えば、どれが、とは、はっきり言えませんが、
だいたいドラマの1/4とか1/5の原作は、
少女漫画なんじゃないかな?
少女漫画ねー、しっかりしてるんですよ!
実は盛り上がったのは、1970年代の半ばぐらいから、
1980年代の半ばぐらいですね。
この頃、少女漫画がいきなり盛り上がりました。
その頃私も読んでいて、
「ベルサイユのばら」が、マーガレットに連載されていた当時です。
「花とゆめ」「LaLa」が創刊になったタイミングです。
「花とゆめ」は「ガラスの仮面」を生んだすごい少女漫画誌です。
それまでは、少女誌といえば「マーガレット」か
「少女コミック」かってところだった。あと「少女フレンド」。
で、「月刊 マーガレット」=「月マ」とかが登場してくる。
僕が最初に読んだ少女誌は実は「月マ」だったんですよね。
これを買うのに、勇気がいったわけです。大変!!
どうやって買おうか、色々策を練りました。笑
でも1冊買うと、ガンガン買えるようになりました。笑
まぁ、そういうわけで、少女漫画侮れない!!

タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.10 生放送[12.5 sat]

12/5(土) Vol.10
<オンエア曲>
M1 Mr.Moonlight  / The Beatles(1964)
M2 Just The Way You Are(Live)
  (AL「僕のソングブック カヴァーズ Part2」)
M3 ホーリー&ブライト  / ゴダイゴ(1979)
M4 君は薔薇より美しい(Live) 
       (AL「僕のソングブック カヴァーズ Part2」)
M5 You Can't Hurry Love (Live)
  (AL「僕のソングブック カヴァーズ Part8」)


大丸心斎橋劇場でのライブ後、番組初の生放送でしたが、
たくさんのメッセージをいただき、とても盛り上がりました

「実はタケカワさんのファンです」
「中学生の時から聴いてます」という
20代のリスナーがたくさんいたことにもビックリ

次回は、僕ソンライブ
「カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」の中から
タケカワさん自身で厳選したライブ音源を最速でオンエア

FM COCOLO Thanks Weekにふさわしい貴重な放送
どうぞご期待ください

☆ライブ情報

「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日)   会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)


☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html

☆タケカワユキヒデ公式ブログ「Take's Diary -タケカワユキヒデ通信-」
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オトナのためのマンガ塾 Vol.9[11.28 sat]

マンガを読み続けて2万8千年!タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」

第9回のピックアップ作品は、みなさんご存知弘兼憲史さんの。
「島耕作シリーズ」。

弘兼さんと言えば、島耕作。
シリーズ1番有名な「課長島耕作」の大ヒットを受け、
「部長」「取締役」「常務」「専務」「社長」で、今「会長」かな?
どんどん出生していってるんですよね。
弘兼さんは元々ちょっとサラリーマンをやった方で、
松下電工だったかな、そこの広告宣伝にいらっしゃった。
大学でも漫画サークルに入っていたぐらいで、
絵がお上手だったので、その部門いたんじゃないかなーって思います。
その時のことをベースにして描き始めたそう。
今でこそビジネスマンのバイブルになっていて、
弘兼さんは本当に取材を行うような人なんですよ。
僕は割と親しくさせて頂いていて色んな形で存じているんですけど、
取材をしているところまで漫画に描いちゃうような人なんですよね。笑
だから、そういう意味では肩を張って漫画を描くというより、
自然体で描く人ですね。
オマケに、「島耕作」はオフィスラブを扱う、しかも実話!!
当時は大会社につとめる女性は、
間違いなくその会社につとめる若い社員を捕まえて
旦那にしようと虎視眈々と狙っているような時代だったんです。
だから倉庫なんかに2人で何かを探しに行く、なんてことがあった時には、
大変だったそうです。
その中でいきなりボタンを…なんてことが、実際にあったらしく。
当時は本当にいたんですって、こういう人達が。
弘兼さんが、ボタンを取った人達にどういう対応をしたのかは、
知りませんが…笑
モテるとかって次元ではないそうです。
弘兼さんのことを考えると思い出すので、
1度、僕が参加していた地域の"漫画盛り上げ委員会"みたいなもので、
弘兼さんと一緒になって、
その会は月1ぐらいでコンスタントに開催されていたんですけど、
その委員会の関係で、アメリカとベトナムに漫画の講義に行ったんですよ。
UCLAで2週間のセミナーを行う企画で、
なんと漫画講師として講義を私がやったんですよ!
しかも英語で。他の人はみんな通訳を立てていましたが、
東京外国語大学を出た僕は、
英語圏で英語で講義をするっていうのが、1つ夢だったので、
実現して嬉しかった。また、すごく面白かった。
今までも外国に行って宿泊先のホテルなんかで、
英語を使う事はたくさんあったけど、
しょせん、わたしのような外国人の話す英語なんて、
あんまり聴いてくれないんですよ。
それがね、壇の上で講師として英語で講義をすると、
受講生たちが頷いてくれたり、積極的に質問をしてくれたり、
またそれに答えたりと、彼らのとてつもない前のめり感を感じて、
本当に気持ちよかったです。
英語でコミュニケーションを取るっていうのは、
こういうことなんだって思いましたね。
この時には、英語がうまくなりましたね。
ちょっと「島耕作」から話しが逸れましたが。
オフィスラブも事件も起きる「島耕作」を是非!

タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.9[11.28 sat]

      (『ココロマガジン』の取材を受けるタケカワさん)

11/28(土) Vol.9
<オンエア曲>
M1 Born To be Wild  / Steppenwolf (1968)
M2 Blue Suede Shoes (Live)
  (AL「僕のソングブック カヴァーズ Part9」)
M3 Bumble Bee Twist   / The Ventures(1962)
M4 また逢う日まで (Live) 
       (AL「僕のソングブック カヴァーズ Part4」)
M5   We’ve Only Just Begun  / Carpenters(1970)
M6 MONKEY MAGIC
   (AL 「SILK ROAD -ガンダーラより愛をこめて-」)


<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『ベンチャーズ』

「3つ上のアニキが夢中になったバンド。
 ビートルズも彼に教えてもらったんですけど。
 彼の時代はそう簡単に歌を歌って演奏するっていうのが、
 できた時代ではないので、ギターを弾ける人を探すので精一杯。
 うちのアニキはいきなりドラマーになって。
 中学校に入ったときだったかな。
 よく当時ドラムなんて手に入ったねって聴いたら、
 父親に頼んだらすぐに買ってくれたって笑
 えーー!!みたいな。
 僕は楽器をねだった事はなかったから。
 そういえば、9つ上のアニキがラテンバンド始める時に
 手に入れたギターも親にねだっていたような気がする。
 あの人達は親だかりだったんですよ。
 わたしは違いますよ!!
 で、ドラムを手に入れた3つ上のアニキ。
 ドラムの演奏を自宅でって、今考えたらすごいすごいですよ。
 うちは別に防音してあったわけではないし、
 アニキの部屋は庭の木を伐ってつくった6帖のプレハブ小屋だった。
 今思えば、倉庫に近いかなー。
 その中にドラムセット入れて叩いてたんですよ!
 もう音がガンガン外に漏れてて。
 でも、やってても近所迷惑にはならなかった、というか、
 特にクレームは来なかった。時代ですかねー。
 ピアノ習ってる家も何軒もあったんですけど、
 昔はクーラーなんてないから夏になると窓あけますよね。
 そしたらピアノの音がそこら中からガンガン聴こえるんです。
 色んな音があったとしても、そんなに目くじら立てる人がいなかった。
 平気で毎日練習してましたよ。
 で、アニキの友達のあっちゃんがギターがうまくて、
 中学のうちにはもうちゃんとしたバンドみたいになってましたよ。
 高校に入ったら、もう色んな文化祭とかでステージに立って、
 ベンチャーズ演奏してましたね。
 ベンチャーズをコピーしてた人達が、
 それじゃ物足りなくなった時、何をやるか、わかりますか?
 すばり、シャドウズです。
 シャドウズっていうのは、
 当時クリフ・リチャードのバックをやっていたイギリスのバンドで、
 代表作に「春がいっぱい」、このメンバーの1人が、
 後にオリビア・ニュートン=ジョンのプロデューサーになるんじゃなかったかな?
 そのぐらい音楽的にしっかりとした人達がやってたバンド。
 そのシャドウズをやるようになると、
 相当オシャレな曲も演奏できるようになるんですね。
 そのあと、アニキのバンドは、オリジナルアレンジの世界へ突入して行くんです。
 今でも覚えている1番かっこよかったアレンジは、
 「チムチムチェリー」。
 これがピークにかっこよかった、彼らが高校の3年生ぐらいの時だったかな?
 で、そのバンドがコンテストに出るっていうんで、
 観に行こうかなーなんて思っていたら、
 コンテストでは2曲演奏しなくちゃいけなくて、
 1曲は歌ものっていう指定があったみたいで、
 
 <お前歌ってくれない?>

 って頼まれて。笑
 リハもやってないのに、どうすんのよ!って言ったら、
 ビートルズの「カンサス・シティ」だったら
 すぐできるんじゃないかって話しになって。
 今考えてみるとヒドいもんですよね。
 コンテストのリハでもやってないのに!!
 私はアニキたちの演奏を客席で聴いてて、
 1曲終わったら客席からステージに上がって、
 「カンサス・シティ」を気持ちよく歌って帰ってきた笑
 で、この間、アニキたちとそんな話しになって、
 あの時ベースを弾いていた人は今どうしてるんだろう?って聴いたら、
 評論家になったみたいで。
 えー、そんなことあんのか?と思って、インターネットで調べたら、
 小林貢(こばやし みつぐ)さんといって、
 本当にオーディオ評論家になっていました。」



☆ライブ情報

タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土) 
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)


「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日)   会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)



☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html

オトナのためのマンガ塾 Vol.8[11.21 sat]

マンガを読み続けて268年!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」

第8回のピックアップ作品は、作品ではなく、ジャンルについて。
ズバリ「戦いモノ」。
僕が大好きだった、「伊賀の影丸」をはじめ、
少年漫画にかかせないのが、「戦いモノ」ですよね。
「鉄腕アトム」、「鉄人28号」、「赤胴鈴之助」、「矢車剣之助」、
男の子は戦うのが基本だった。
最近になっても少年漫画の1/3は戦いモノですよね。
これが、果たして本当に良いことなのか?
スポーツ漫画がもっとあっても良いような…
「戦い漫画」でちょっと最近困っちゃうのが、
「戦いのための、戦い」みたいなものが結構あって、
これが僕が最近漫画を飛ばしてしまう原因の1つなんですよね。
例えば、世界のどこかで戦争をしている、
なんてニュースを見てしまうと、そういう漫画を読むのは少し気がひけるし。
子供たちは、もしかしたらそういうニュースを見ても、
遠い世界のことだ、と、イマイチぴんとこないのかもしれないけど。
そうだとすると、僕らが少年期に夢中になっていたように、
今の子供たちも「戦いモノ」に夢中になっているだけなのかもしれないけど。
でも、それにしても、ちょっと「戦いモノ」の漫画が、
多すぎるんじゃないかなーって。
まだ超能力は許せる!
ユーモアがあるし、現実的でないから。
生々しいのはちょっとね…
しかも1話分戦うだけでストーリーが終わっちゃったりね。
なんのために、書いてるのかわかんないなってのが多いような気がして。
とは言っても、ほのぼのとした漫画ばっかりでも
つまらないってのもよくわかるし。
同じ「戦いモノ」でも、ただ人がやられたりするのではなく、
もっと色んな展開があれば、僕もまた読みやすくなるんだけどね。

タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.8[11.21 sat]

11/21(土) Vol.8
<オンエア曲>
M1 Another Day  / Paul McCartney(1971)
M2 BAND ON THE RUN (Live)
  (AL「僕のソングブック カヴァーズ Part7」)
M3 Satin Doll   / Oscar Peterson Trio(1964)
M4 愛のメモリー(Live) 
       (AL「僕のソングブック カヴァーズ Part5」)
M5   Joy to the World   / Three Dog Night(1970)
M6 サンキュー・ベイビー  /  ゴダイゴ (1978)
   (AL 「西遊記」)


<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『ジャズベース』

「中学に入ってすぐの僕、身長は143センチぐらいだったか。
 ある日、自宅にとてつもない大きな荷物が届いて、
 7つ上と3つ上の2人のアニキが大喜びで箱をあけていたんですよ。
 気になって覗き込んだら、
 あいた箱から、大きなコントラバスが出てきて!
 すげーって!
 誰の?って聴いたら、

 <おめぇだよ>って!!爆笑

 当時ラテンに凝っていた7つ年上のアニキが、
 3つ年上のアニキと一緒に、ジャズのセッションをやってたんですよ。
 7つ上のアニキが決行な腕前で、ジャズも平気で弾いちゃう。
 3つ年上のアニキはドラムで、
 後に僕にビートルズを教えてくれるんだけど、
 最初はベンチャーズから入ったんですね。
 当時は歌って楽器も演奏するだなんて、考えられない時代だったので、
 最初はだいたいみんな楽器だけで演奏からはじめるんですね。
 だけど、それじゃだんだん飽きてきて、
 7つ上のアニキについて、ジャズドラムに変身するんです。
 で、しばらくは2人でやってたんだけど、
 どうも楽器が足りないなって、思ったそうで、それがベースだったわけ。
 ともかく取り寄せるだけ取り寄せて、それからどうするか考えようってなって、
 白羽の矢が私にたったというわけですね。
 そこからは身長が足りないので、台の上にのってジャスベースをひく日々ですよ。
 ジャズベースが何をやるのか、全く知らなかったので、
 7つ上のアニキに、まずは超有名なスタンダード「枯葉」をならうんだけど、
 ちょっと見本見せてくれたけど、すぐ実践を強要してきて!
 それでも当時既にバイオリンとギターをちょっと弾いてたので、
 出来ない事は無かったんですけどね。
 でも、手が痛かった。
 アニキたちのピアノとドラムの音が大きくて、
 ベースの音が小さかったので、僕の音は何も聴こえなくて!
 そのあとわかったんだけど、アンプがないとね…。
 そんなこと知らないからピアノとドラムに負けじと、
 力一杯弾くんだけど、1曲半ぐらいで豆だらけになりましたよ。
 そんな思い出もあってか、
 僕ジャズ…
 今でもあんまり好きじゃないんですよ実は。笑
 僕にとっては、労働でしたよ。」



☆ライブ情報

タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土) 
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)


「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日)   会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)



☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html