関西のラジオステーションFM COCOLOのキャンペーン「Explore The Music "Rhythm, Blues&Hip-Hop"」でR&B/Hip-Hopを愛するアーティスト・FM COCOLO DJたちがそれぞれのテーマで選んだプレイリストを公開!
セレクターの画像をクリックすると、プレイリストが閲覧できます。
リスナーさんとのやりとりが楽しい「ラジオ」のようなコール&レスポンスの多幸感。メジャーレーベルと契約した最初のラッパーとしても知られるカーティス・ブロウのその名も「メロウなおしゃべり」でスタートし(1)“ラジオから流れてくるブギー”は、シビれるワウギター&囁くバリトンボイスへ。ブラックムービーの代表作『SHAFT』のサウンドトラックより(2)。社会をみつめ素晴らしい音楽を生み出した 「闘い続ける吟遊詩人」の(3)を聴きながら自由について考えるひととき。60年代末にNYイースト・ハーレム地区の施設で結成された少年少女若者たちのゴスペルソウルグループ。彼らのレコードにはこう記されている。We know who we are and what we are and we're free.(4)。目尻に皺が入ったいかりや長介さん似の笑顔で「君たちは本当に僕のファンなんだね」とサインしてくれたテリー・キャリアは、穏やかに人と音楽を愛し生きた私の永遠のヒーロー(5)。アル・グリーンも憧れたレジェンド・オブ・ソウル、ジャッキー・ウィルソンのノーザンビート(6)。壮大な物語を背景に持つフランク・ウィルソンの7インチは何度聴いても熱いものがこみあがる(7)。苦しい状況にあっても音楽でメッセージを伝え続けたカーティスにとって大切な曲だったのではないかと想像する公民権運動の讃歌(8)。ワッツ暴動後ラジオから流れ人々を元気づけたであろう明るく力強いメロディ(9)。より良い社会へ、明るい方向へと歩みを進める意思の強さを心に灯す希望のような曲(10)。
音楽は体と心,精神,情熱,想像力に働きかける力があります。今回選んだ曲はさまざまな形で私に感動をもたらしてくれた宝石たちです。このプレイリストを聴いて、踊りたくなったり、歩きたくなったり、イマジネーションをかきたててくれたり、おいしいウイスキーもう一杯飲んじゃおうかな・・なんて思ってくれたら嬉しいです。聴き通すと、サイケデリック、トリッピー、ブルージー、ファンキー、ピュアソウル・・いずれからも「ソウル」を感じとれるはずです。普段のラジオではほとんど選曲されない曲も入れたので、なぜこの曲が?と不思議に思うかもしれません。けれど、どの曲もあなたを興奮させ “音の旅”に連れていってくれるはずです。シュープリームスとテンプテーションズの曲などは、60年代後半のブラックパワームーブメントとフラワームーブメントの融合が結実した曲です。Chambers Brothers「Time Has Come Today」の曲中のように、シンプルなボーカルパートのフレーズであれサイケデリックに拡がる演奏パートであれ、左右のチャンネルに音を振ることで生まれる「トリップ効果」が、今回の選曲の共通項です。 それでは、シートベルトを着用して、お気に入りのイヤホンを装着し、ボリュームを上げて、わたしと一緒に “音楽の探索“に出かけましょう。
音楽への深き探索の時代。私にとっての90年代はただただレコード店に通い、世界中で響くリアルな流行りを掴むことに夢中でした。ラジオDJとしての初心の誕生です。そしてさらに言葉の持つ可能性にも共鳴しました。そして今、表現するアーティストたちの尊い音楽への追求が、私にあの頃の新鮮な気持ちを蘇らせてくれます。
10組共実際にお会いした事のある方々の楽曲をピックアップ。A Taste Of Honeyは元メンバーのHazel PayneとCMのお仕事を。Dionneは某イベントにご出演の際に専属の通訳として数日間ご一緒させて頂き、今は亡きアリーヤはまだ当時ティーンで彼女の母親が質問に答えちゃうというハプニングも。今ではロドニー・ジャーキンズ夫人となったジョイ・エンリケズは出身地が私も子供の頃に過ごした街だったので地元話で盛り上がる。Titoは来日中、オフで名古屋へやってきて共通の知り合いからインタビュー録らないか?と急な連絡が。オファーしてくれた知人は元Lakesideのメンバー! なんで?!(笑)Nathan EastとCrackin’の元メンバーArno Lucasは brother from another motherのような感じで公私ともお付き合いを。他は?タイミングがあれば番組でお話ししますね。
ソウル・ミュージックに詳しいなどとは口が裂けても言えませんが、洋邦問わず、自分の好きになったミュージシャンが影響を受けた音楽は何かと探っていく中で、系統だってはいないものの、気まぐれに耳を傾けるようになりました。特に印象的だったのは、学生時代にサザン・ソウルに入れ込んでいた友人に教わった曲の数々。音楽史的な優先順位なんて抜きに、僕らが興奮するものはどれだろうと一緒に夜な夜なあれこれ聴いた経験が、今回の10曲に多く反映されています。さらに、こうしたジャンルが今も息づいている証として、僕がDJになってからデビューしたような若手も何人か添えてみました。
別に音楽関係の仕事をしていなくても、だれにでも自分音楽史が必ずあるものです。「自分はどんな音楽に惹きつけられてきたのだろう?」と振り返ってみよう。でてくる、でてくる、あの曲、この曲。これは自分にとって宝物ではないか?楽しい作業です。今回ピックアップした曲をみてみると、意外にロマンティックでバラードが多い。ダンスミュージックが自分の好みと思いこんでいたけど、ちょっと違う。なんで?だからこういう企画があると自分音楽アーカイブが出来てメッチャ楽しいですね。いろいろ自分がわかる。そして、過去の音楽は一瞬にして今の音になりうると気付く瞬間でもあったりします。アナタも自分音楽アーカイブを紐解いて一緒に楽しみましょう。
映画を彩ったブラックミュージックをテーマにセレクトしました。なので、ブラックムービーではないもの含まれています。ストーリーはぼんやりとしか覚えていないのですが、サントラが素晴らしかった!というものも多数。例えばJackie Brownは70’s Soul 、New Jack Cityは90’s New Jack Swing、Soul foodは90’s R&Bをそれぞれ堪能できます。スパイク・リーは人種問題を取り上げた作品が多いですが「Mo’ Better Blues」は少し毛色が違って、ジャズトランペッターの半生を描いた作品。サントラも秀逸。ウォン・カーウァイ監督作品「My Blueberry Nights」で聴こえてくるこの曲は、物憂げで悲しげなシーンをOtisの歌声がさらにたまらなく切なくします。「Making Of Motown」ではMarvin Gayeの What’s going onが強烈な印象を刻みましたが、ここでは10代のリトルマイケルが大人の男の心情を歌う曲をセレクトしました。リトルの頃から異彩を放っています。ブラックミュージックに注目しての映画鑑賞もいいものですね。
ロンドンに端を発するジャズで踊るムーブメントのきっかけとなった楽曲をレジェンド達の作品を中心に10曲選びました。
ジャズ喫茶の定番曲からディスコのヒット曲まで、広範
囲に渡る楽曲群の中から厳選しています。ヒップ・ホップの元ネタやACID JAZZのルーツとして知られる"踊れるジャズ"はダンサブルなだけでなく、どれも美しいメロディーを持っているので、リスニング・ミュージックとしても楽しめます。サントラの巨人や日本人大御所も含まれていますが、彼らとてブラック・ミュージックの影響を取り入れ、数々のアフロ・アメリカン達との協業で偉大なダンス・チューンを作り上げたのです。ボーカル曲の中には高揚感溢れる歌詞で、踊る人達を触発し、鼓舞し、解放すらさせるものもあり、踊れるジャズが単なる娯楽ではなく、精神性を伴ったメッセージであることを物語っています。
原曲をリスペクトして新たな形に生まれ変わった曲を選曲しました。元を超えるカバーはないとよく言われます。ただコピーではなく一つのスパイスとして入れ込む作業がポイントですね。新曲を知らなくても元のネタでどこか懐かしい気持ちになれたり、逆に新曲から遡って音楽を楽しむ事ができると思います。
生まれて始めてFENで聞いたブラックミュージック、レイ・チャールズの「What'd I Say」は敢えてここには含めていないけど、紛れもなく、ぼくの音楽人生の血と肉になっている曲の数々です。
Funky=踊れて、Mellow=沁みる。
僕がブラック・ミュージック、中でもソウルミュージックを好きな理由は、FunkyでMellowだから、ということなんだな。
身体に“くる”ビート、胸を締め付けるメロディー、相容れないようなその二つが一つになった音楽。
「これは人間が聴くモノとして最高じゃないか」僕はそう気づく前から、そしてそう気づいた後も、たくさんのブラック・ミュージックにたくさんの勇気をもらってきました。
このプレイリストには、歴史の教科書に名を刻まずとも、レコードの溝に自らのソウルをありのままありったけに刻んだ、そんな音楽家たちの音楽が並んでいます。
心のような音楽、ソウルミュージック。
心のようにFunkyでMellowだぜ。
2020年、世界中にとってとんでもない年となりましたが、アメリカにとっても混乱と分断を余儀なくされる年でした。その中でBlack Lives Matter(BLM)という言葉が飛び交いました。
僕にとっては、改めて、黒人の歴史を勉強し直すきっかけになりましたが、勉強したところで、文字上の想像でしかありません。
色んな理不尽や差別を抱き締めながらそれでも生きてくわけですが、音楽はそんな事さえも創造物に変えてくれる魔法になりえ、悲しく辛い出来事は、ヒット曲を超えた歴史に残る大芸術作品を産むことがあります。
Donny Hathawayは今となってはStevie WonderやMarvin Gayeと並ぶ伝説の「黒人ソウルシンガー」ですが、彼の歌は、華やかなスティービーやマービンと違って、どこかずっと悲しく不満げで、この場所から解放されて自由になりたいという強い願望を感じずにはいれません。
彼の死は自殺と言われていますが、事故死や他殺説もあります。
少しディープな音楽ファンなら、ダニーにそれほど詳しくなくても、彼の音楽は、まるでゴッホの絵さながら、その死も含めて完結するような印象があります。
ひとつひとつ、とりあげて述べてしまうには、あまりにも大きなテーマでした。今はWIKIもあるので、そちらを参考にしてほしいのですが、参考にする際、常に念頭に置きながら検索してほしい事がございます。
それは。。。
「なぜ、この人(バンド)が10選に選ばれたのか」
「なぜ、この人のこの曲なのか」
「なぜ、この人のこのアルバムなのか」
「なぜ、このコラボなのか」
すると、ビートルズからビリーアイリッシュから最新のエレクトロサウンドまでの流れがくっきりと浮かび上がってくるはず。そしてブラックミュージックの本能と知性の歴史がくっきりと見えてくるはずです。ぜひ、彼らの歴史への旅を御堪能ください。
個人的に思入れの強い90’s Hip-Hop。
当時はニューヨークに良く行っていて、現地のラジオで文字通りヘビーローテーションされていた曲を、年代順に選んでみました。
今回この「Old Skool RAP」をテーマにしたのは、そもそもこの年代のRapが日本のラジオでかかる事自体が相当レアだと思い、面白いかなって思ってこのテーマにしました。僕自体この年代のRAPを聴き始めたのはNYのレコード屋に行った時にたまたまOLD SKOOLコンプリートBOXみたいなのがあって勉強がてら買って実際に大量に聴いたのがきっかけでした。元々90sのHIPHOPからHIPHOPにのめり込んだので、この年代はHIP HOPを勉強してた上で知識としてはありましたが、実際に触れると音もさながら歴史が深い年代なので、その時のアメリカが生々しく語られてるなど、掘れば掘るほど面白いです。とはいえ、サウンド感たまんないです。
今回のプレイリストは、その名のごとく「とあるクラブの早い時間」がテーマです。私がニューヨークで足繁く通っていたクラブの多くは1人ないしは2人のDJが回しているのが常で、22時くらいの開店から28時の閉店までの間に彼らによって音楽で紡がれていくその夜限りの物語と、その起承転結に耳を傾けるのがいつだって1番の楽しみでした。今回は初めてFM COCOLOでプレイリストを作らせていただくので、夜の始まりに焦点を当てていろいろ選んでみました。この起からの承、そして転を経て結に至るまでプレイリスト作成の依頼が続いたら幸いです(笑)
お楽しみいただけますように心を込めて。 JUJU
1950年代のストリートコーナーから生まれた珠玉のハーモニー・ドゥーワップ!!
今回は「ソウルミュージックグループ編」ということなので、私の大好きなヴォーカルグループを50年代から60年代70年代80年代90年代と遡ってみました。
それぞれの時代ごとにルーツを感じる代表的なメロディーとハーモニーを楽しんでください。
2000年代以降ダンスパフォーマンスグループのようなカタチで男性グループが誕生してきてますが、あのオールドスクールな熱いスウィート・ソウルとハーモニーを奏でてくれるヴォーカルグループが現れることを祈りながら今回選んでみたラヴソングスを聴いていただけたら嬉しいです。
好きな曲をサラッと選べるかなと思ったら、ノミネート・リストが予想以上に膨れ上がってしまい絞り込みに苦労しました。厳選していく上で基準にしたのは「DJでよくプレイした曲」「ノーマルではない何かがある曲」といったあたりです。いわゆるシーンを代表するアーティストやヒットがメインではありませんが、こんな視点もあると思ってください。
僕がわざわざ言わなくてもサム・クックは凄い。
男前だし、声は良いし、歌はうまいし、曲は書けるし、権利に対する意識は高いし、死に方もウソみたいにドラマチックだ。
出逢ってから何十年間も僕の魂を鷲掴みにして放さない男。何といっても悔しいのが、とっくに本人の年齢を越えてしまっているのにいつまで経ってもどれひとつ近づけない事だ。
ベースラインが天才的な、あるいは発明と言っても過言ではない名曲ばかり。全てのベースラインが打ち込みでも生弾きでもドリカムのアレンジに生かされています。
私がソウルミュージックに出会ったのは中学生の頃。洋楽好きの家族の影響もあり色々なジャンルを聴いていましたが、自分の魂が震えたジャンルはソウルミュージックが初めて!
レコ屋で試聴したのがアレサフランクリン。アルバム「Lady Soul」の"Chain of fools"で即ノックダウン。
家族との定番映画と言えば、ブルースブラザーズ!
ブルースブラザーズ2000の中でウィルソンピケット、エディフロイド名演"634-5789"も擦り切れるほど聴き歌いました。
"Son of a precher man"はあえてオリジナルをチョイス。
ニーナシモンの"Ain't got no"はニーナの曲の中でも一番好きな曲です。今でも多くのアーティストたちに彼女の生きるメッセージを深くシンプルに伝えてくれる曲をたくさん書いてくれました。
ここにある10曲は聴くと元気が出る、私が愛しやまない宝物です。
Black History Monthの2月は、アメリカのブラックミュージックに特化したジャーナリストとして音楽業界に入ったぼくにとって、とてもとても大切なひと月です。
FM COCOLOのキャンペーンに心から賛同して、今回プレイリストを作らせていただきました。
キャンペーンスタッフから頂戴したテーマは、ずばり「90’sメロウグルーヴを10曲」。
1990年代といえば、ぼくがまだ音楽プロデュースに軸足を移す前、アメリカのR&Bやヒップホップのアーティスト、あるいはプロデューサーの取材のために、東海岸〜中西部〜南部〜そして西海岸と駆けずり回っていた時代です。当然ながら、思い出も思い入れもたっぷりあります。
その10年間からわずか10曲まで絞り込むのは至難の技でしたが、今の気分で厳選してみました。
どうかメロウなタイムスリップをお楽しみください!
毎週、深夜にぴったりの曲を中心に選曲しているので、
今回はあえて朝目覚めた瞬間から聴きたくなるような曲をプレイリストにまとめました!
いざ選曲してみて改めて感じるのは、国籍も肌の色も実にさまざまだということ。
いかに現在のR&B/HipHopが世界のポップ・ミュージックに大きな影響を与えているかが実感できるようなプレイリストになりました。
日中はこのプレイリストで。夜は「NIGHT AQUARIUM」の選曲で。
24時間R&B/HipHopにどっぷり浸ってもらえると嬉しいです!
今の僕を形成した80年代の名曲たち、メロディと歌詞、そして声とアレンジ。
全てが「ひとつのパッケージ」として完成していた80年代のR&B、SOUL、FUNK、JAZZ。
新しいとか古いとか、今だとか過去だとか、そんな言葉が一切必要ない音楽に学生時代に触れることができたから、今も音楽を愛し続けられているのだと思う。輝き続ける80年代の音楽をこれからも大切に聴き続けたいと思う。