関西のラジオステーションFM COCOLOのキャンペーン「Explore The Music "Rhythm, Blues&Hip-Hop"」でR&B/Hip-Hopを愛するアーティストが選んだプレイリストを公開!
セレクターの画像をクリックすると、プレイリストが閲覧できます。
私が選んだ曲たちは2000年代初期のヒップホップと r and b、昔のもちょっと混ざってるけど、クセが強め、主張が強めなタイムレスな曲たちを選びました!
みんな、ラッパーでもパフォーマーとしても、個性的で、それぞれブラックミュージックで音楽シーンを変えていき、色付けしていったパイオニアたちだと思います。
「FUNKYってこういうことか!」
60年代70年代のブルース、リズム&ブルースやソウル、ファンクにやられ始めていた高校生の自分に『FUNKYってこういうことだぜ』と教えてくれたのはジャズトランペッター・Lee Morganの『The Sidewinder』という曲でした。
新たに見つけてしまった“ジャズ”という部屋の扉を開いたらそこには無数のFUNKYが!ああ!
しなやかな気合い達が鳴らす美しきダンスミュージック=MY FUNKY JAZZ!
ウワー!スゲー!カッケー!
近頃聴いていて刺激になったり曲作りのモチベーションを上げてくれたりするものを選んでみました。
ジ・インターネットで始めて、新星タットモス、スミノでチルった後は、その前のリトルシムズでも活躍のクレオソルでしっとりと前半を終えます。
後半は、若くしてプロデューサー、トラックメイカー、ビートメイカーとして注目のモンティブッカーから。こちらにもスミノが参加しています。
サンファは最新作から。後半のレア・センの声でチル。
アーロパークス、そして定番のタイラー・ザ・クリエーターを挟んで、冒頭のジ・インターネットでの活動も有名な、間もなく来日のスティーヴ・レイシーで締め。
ファンキーなフィーリングはブラックミュージック独特のものです。
リズムが心地よくて、そこにシャウトがある。
そしてどこかユーモアみたいなものも感じます。
気合いが入っても、力を込めすぎない。
そう、ファンキーってしなやかなんですよね。
そんな気持ちをこのプレイリストで感じてもらえたら幸いです。
初めてカサンドラ・ウィルソンの歌声を聴いた時、深い海の中で大きく包まれてゆくような感覚になりました。人それぞれが持っている音域や声の表情で歌うということの大切さ。何度もライブを観に行って、そしてまた会いに行きたくなる、大好きな声の人です。
懐かしい映画シーンとともに!
FM COCOLO番組「Wonder Garden」内でもOAします!
[毎週 月-木 14:00-17:00]
2024年はフリー・ソウル30周年のアニヴァーサリーです。Free Soul 育ち、散々フリー・ソウルにお世話になった私がフリー・ソウルを通して出会った名曲の数々より僭越ながら選曲させていただきました。橋本徹さんとFree Soulムーヴメントを支えてこられた皆さんに感謝をこめて。
70’sソウル周辺のグルーヴィーでメロウな隠れた名曲を、DJイベントとディスクガイド、そしてコンピCDで紹介するという形で1994年春にスタートしたフリー・ソウル。間口を広くファッションとしても魅せたその軽やかさは、当時流行の渋谷系的感性ともあいまって、一大ムーヴメントになりました。特に「Free Soul Underground」などの伝説的なイベントが日本のクラブシーンに与えた影響は計り知れず、ここ関西のフロアでも幾夜フリー・ソウル・アンセムが鳴り響いたことでしょう。
Alice Clark 「Never Did I Stop Loving You」のサビで手を掲げ「Loving You~」の部分をみんなで合唱する多幸感、Odyssey 「Battened Ships」のホーンが刻むリズムに合わせてハンドクラップしブレイクで一斉にみんなが「Ho!」とジャンプする躍動、お約束ながらも毎度、歓喜に満ちる瞬間は、懐かしく愛おしく、曲を聴けばあの時のムードが溢れ出すようで、思えばほぼここにあった自分の青春を追体験することもできます。思い出と結びついてさらに輝きが増すフリー・ソウルの名曲たちは、かけがえのないひとときを仲間と共有する幸せをいつまでも伝えてくれています。
ロンドンを中心に盛り上がりをみせていたモッズ・ムーブメントが終焉に向かいつつあった1966年頃からマンチェスター等のイングランド北部周辺のクラブではソウルミュージックに夢中になっていた人達がいました。彼らは働いてお金を貯めアメリカのレコード屋まで出かけていき世界で数枚しかない7インチレコードや名の知られていないソウルのレコードを発掘してきてはそれをフロアの人気チューンに仕立てる事に一心不乱。同時にクラブシーンではダンスフロアの方も盛り上がっていったわけですが、その光景というのが、今も信条受け継がれるノーザンソウルのクラブイベントで若かりし私が衝撃を受けたダンサー達の姿。曲に合わせ気持ち良さそうにステップを踏む人達の中、ぱっと前に進み出て高速ステップを踏んだり、くるくると10回転近くターンしたり、手だけ床につき体は宙に浮いてる?みたいなすごい体勢。とぶ、はねる、拳を振り上げ絶叫するってなシーンが目の前で繰り広げられるわけですよ。映画『ノーザン・ソウル』では初めてそのダンスを見た主人公が「ブルース・リーみたいだね」と表現するのですが足もものすごく高く上がるわけですよ。そんな驚きとそして床の滑りを良くする為に撒かれたベビーパウダーの香りと共に蘇るのは、オーディエンスを楽しく踊らせる事へのDJの熱意や気配り。特に、そのDJが必死に探し当て手に入れたそのレコードをターンテーブルにのせ思いを込めプレイする姿、それに賛辞を贈るオーディエンスの熱狂、情熱煮えたぎるあの空気は忘れられないもの。自分達が信じ愛する良質なダンスミュージックを届け続けるノーザンソウルのクラブシーンを通し私が出会ったノーザンソウルクラシックス10選です。
リスナーさんとのやりとりが楽しい「ラジオ」のようなコール&レスポンスの多幸感。メジャーレーベルと契約した最初のラッパーとしても知られるカーティス・ブロウのその名も「メロウなおしゃべり」でスタートし(1)“ラジオから流れてくるブギー”は、シビれるワウギター&囁くバリトンボイスへ。ブラックムービーの代表作『SHAFT』のサウンドトラックより(2)。社会をみつめ素晴らしい音楽を生み出した 「闘い続ける吟遊詩人」の(3)を聴きながら自由について考えるひととき。60年代末にNYイースト・ハーレム地区の施設で結成された少年少女若者たちのゴスペルソウルグループ。彼らのレコードにはこう記されている。We know who we are and what we are and we're free.(4)。目尻に皺が入ったいかりや長介さん似の笑顔で「君たちは本当に僕のファンなんだね」とサインしてくれたテリー・キャリアは、穏やかに人と音楽を愛し生きた私の永遠のヒーロー(5)。アル・グリーンも憧れたレジェンド・オブ・ソウル、ジャッキー・ウィルソンのノーザンビート(6)。壮大な物語を背景に持つフランク・ウィルソンの7インチは何度聴いても熱いものがこみあがる(7)。苦しい状況にあっても音楽でメッセージを伝え続けたカーティスにとって大切な曲だったのではないかと想像する公民権運動の讃歌(8)。ワッツ暴動後ラジオから流れ人々を元気づけたであろう明るく力強いメロディ(9)。より良い社会へ、明るい方向へと歩みを進める意思の強さを心に灯す希望のような曲(10)。
人種、国境、さらに性別や民族、宗教。それぞれが違和や矛盾といった境界の上に立ち。音楽家たちは、お互いが共鳴できる才能を探し、触れた豊かな歌声に歓喜し、いつの間にか混ざり溶けて、先に向かって創造という歩みを進める。そこに搾り出された一雫(曲)。それはやがて波紋(電波)となって拡がり、受けとめたらきっと、自然に体が動き、心が躍る。この連続がきっと(当たり前の)自由へと繋がるのだろう…
私は、自分が住む”日本“以外の国・地域が発する音楽(文化)にとても魅力を感じていた。
ただあの頃は、その奥底に隠れ潜むメッセージを読み解く力を備えてはいなく、ただ Coolだから…という理由で、好奇の鍵をガチャガチャし、心象の扉をパンパンと開放していたように思う。だが今は、その向こうで生き続ける魂の深海で戯れ、触れる言霊に溺れている。
音楽への深き探索の時代。私にとっての90年代はただただレコード店に通い、世界中で響くリアルな流行りを掴むことに夢中でした。ラジオDJとしての初心の誕生です。そしてさらに言葉の持つ可能性にも共鳴しました。そして今、表現するアーティストたちの尊い音楽への追求が、私にあの頃の新鮮な気持ちを蘇らせてくれます。
音楽は体と心,精神,情熱,想像力に働きかける力があります。今回選んだ曲はさまざまな形で私に感動をもたらしてくれた宝石たちです。このプレイリストを聴いて、踊りたくなったり、歩きたくなったり、イマジネーションをかきたててくれたり、おいしいウイスキーもう一杯飲んじゃおうかな・・なんて思ってくれたら嬉しいです。聴き通すと、サイケデリック、トリッピー、ブルージー、ファンキー、ピュアソウル・・いずれからも「ソウル」を感じとれるはずです。普段のラジオではほとんど選曲されない曲も入れたので、なぜこの曲が?と不思議に思うかもしれません。けれど、どの曲もあなたを興奮させ “音の旅”に連れていってくれるはずです。シュープリームスとテンプテーションズの曲などは、60年代後半のブラックパワームーブメントとフラワームーブメントの融合が結実した曲です。Chambers Brothers「Time Has Come Today」の曲中のように、シンプルなボーカルパートのフレーズであれサイケデリックに拡がる演奏パートであれ、左右のチャンネルに音を振ることで生まれる「トリップ効果」が、今回の選曲の共通項です。 それでは、シートベルトを着用して、お気に入りのイヤホンを装着し、ボリュームを上げて、わたしと一緒に “音楽の探索“に出かけましょう。
HipHopを語る上で欠かせないのが、サンプリングという文化です。DJ達が過去の偉大なアーティストの作品からサンプラーを使い、その楽曲の一部を抽出し再構築しながらトラックを作り上げるのがHipHopの魅力の一つと言えるでしょう。
サンプリングされるジャンルの中でも特にDJ達が重要視するのがJazz。先人達が作り上げたJazzの膨大な作品群の中から、DJ達が血眼になりながら秀逸なベースラインやドラムパターンを探し当て最終的にHipHopクラシックと呼ばれる作品を生み出していく。
今回はそんなJazzをサンプリング、または生演奏で作品の根幹に取り入れたHipHopナンバーをセレクトしました。
HipHopアーティスト達のJazzに対する深い愛情、JazzがHipHopというアートフォームを通じて新たな音楽ファンの耳に届いている事を感じて頂ければ幸いです。
ヒップホップは苦手という人が一定数います。日本語ならいざしらず、英語だと何を歌っているのかわからない。おっかない雰囲気でとっつきにくい。そうした理由はわからなくもないし、僕自身そう思っていた頃があったことも告白します。ただ、ジャンルの誕生から50年を経て、全世界グローバルにラップ文化がすっかり根づいた中で、偏見混じりに毛嫌いするのはもったいないもの。そこで、聞けば愉快な気分になれるだろう10曲を挙げてみました。言葉の響きやリズム、醸し出すムード、うまいサンプリング、ちょっと突っ込んで曲のテーマや主張などなど。どこかに好きな要素が見つかれば、苦手意識なんて吹っ飛ぶはず。90年前後のボリューム多くなっていますが、歴史のごく初期とごくごく新しいものもスパイスに混ぜてあります。ヒップホップへのアクセスとして、きっと音楽史的には変な扉だと思いますが、誰かの興味の間口を広げることができれば幸いです。
ソウル・ミュージックに詳しいなどとは口が裂けても言えませんが、洋邦問わず、自分の好きになったミュージシャンが影響を受けた音楽は何かと探っていく中で、系統だってはいないものの、気まぐれに耳を傾けるようになりました。特に印象的だったのは、学生時代にサザン・ソウルに入れ込んでいた友人に教わった曲の数々。音楽史的な優先順位なんて抜きに、僕らが興奮するものはどれだろうと一緒に夜な夜なあれこれ聴いた経験が、今回の10曲に多く反映されています。さらに、こうしたジャンルが今も息づいている証として、僕がDJになってからデビューしたような若手も何人か添えてみました。
こんな企画があるおかげで楽曲を選び出すおもしろさがよみがえる。
今までいっぱい聴いてきた曲の中にずーっと残る曲がある。
きっとそれは自分の音楽の歴史の記録だと思った。
引っ張り出した曲達をいつもより丁寧に聞いて、丁寧に思い出した。
とてもいい時間が流れた。
星の数ほどある楽曲から、自分のココロに染み込んでいる曲を探す旅は大変楽しい作業だ。
この10曲は、俺にとってまさに音楽最高!と感じさせてくれ続けるもの。
旅に例えると、ここに住んでもいい、お気に入りの街ってとこ。
旅の途中で、出会ったカッコイイ音楽を作る人達。
それは同じ時代を生きて来た仲間とも言える。
仲間とはありがたいものだ。と勝手に喜んでいる。
お金やモノなど物質的なものも生きることにはかかせないけれど
魂震わす音楽もまた大切な財産だと思う。
これからも痺れる音との出会いの旅は続くと思うとワクワクが止まらないよねえー。
別に音楽関係の仕事をしていなくても、だれにでも自分音楽史が必ずあるものです。「自分はどんな音楽に惹きつけられてきたのだろう?」と振り返ってみよう。でてくる、でてくる、あの曲、この曲。これは自分にとって宝物ではないか?楽しい作業です。今回ピックアップした曲をみてみると、意外にロマンティックでバラードが多い。ダンスミュージックが自分の好みと思いこんでいたけど、ちょっと違う。なんで?だからこういう企画があると自分音楽アーカイブが出来てメッチャ楽しいですね。いろいろ自分がわかる。そして、過去の音楽は一瞬にして今の音になりうると気付く瞬間でもあったりします。アナタも自分音楽アーカイブを紐解いて一緒に楽しみましょう。
稀代のメロディメーカーであり、R&B界におけるヒットメーカーであり、ポップマエストロでもあるBabyface。シンガーソングライターとしての実力はもちろん、数々のヒットを生み出した言わずと知れた名プロデューサー。そんな敬愛するBabyfaceが手掛けた名曲たちを僕なりに並べてみました。
効果的なカウンターメロやミルフューユのように何層にも重ねた美しいコーラスワークは唯一無二。まるでチョコレートファウンテンにも飛び込んだかのような甘い世界観に是非とも浸ってください!
80’sは「アレンジの年代」だとしたら90’sは「メロディの年代」だと思っています。
どんなアレンジにも負けない芯の通った骨太なメロディ。そのメロディを包み込むようなコーラスワーク。それらを運ぶGroove。90’sは近代R&Bにおいての個人的最盛期。70’s SOULとはまた一味違うSweet & Mellow R&Bは粒揃いです!お酒片手に是非今プレイリストを楽しんでください!
2023年10月に東京神田スクエアホールで日本初単独公演を行なったジョン・バティステ。「今年も熱烈歓迎!来日をお待ちしています!」という誠に勝手ながらなテーマでセレクトさせていただきました。昨年のライヴでは歌いながらピアノ、ギター、サックスをマルチに演奏。ギター1本でブルースをやってみたり、ピアノでクラシックを演奏してみたり。さらにステージから降りてきてニューオリンズスタイルで鍵盤ハーモニカを吹きながら会場を練り歩き、楽しさ全開!自由度の高いパフォーマンスはザ・多幸感!今年2月公開の映画「カラー・パープル」では俳優デビューも果たしたジョン・バティステ。ピアニスト役で出演しています。この作品もブラックミュージック好きな方は是非。「2024年!ジョン・バティステ、熱烈歓迎!」が「祝来日!」になることをCOCOLOより楽しみにしております。
アフリカがアツイ。数年前からアフロビーツやアマピアノなどが注目を集め世界的に躍進を遂げるアフリカのポップ&ダンスミュージック。アメリカのヒップホップ、R&Bのサウンドにも大きな影響を及ぼしているアフリカ勢。2024年からグラミー賞でも新たに最優秀アフリカン・ミュージック・パフォーマンス賞が追加されました。音楽だけでなくサプールなどのファッションや資源も豊富。何かとポテンシャルの高いアフリカ。2025年には横浜でTICAD(アフリカ開発会議)も開催予定です。マイプレイリストからお気に入りの「アフリカ」な音を集めてみました。Ice SpiceとTylaは第66回グラミー賞での受賞に期待を込めて。西アフリカのグリオの家系に生まれた初の女性コラ奏者Sona Jobartehなど。
Catch the wave,Feel Africa!エンジョーイ!
ブラックミュージックをリスペクトする2月のFM COCOLO。M’s Grooveでは「meme’s Groove collection」と題し、私の愛聴盤を毎日一枚ご紹介しています。ここまでKirk FranklinやMary J Blige、Bobby Womack、Angelique Kidjo、Fela Kuti、Donny Hathaway、Soul II Soulなどピックアップしましたが、なかなか絞りきれないものですね。後半も引き続きお付き合いいただければ。ここでは、注目しているアーティストをセレクト。ナイジェリア出身のルガーや弱冠19歳、アフロポップの新星、アイラ・スターなど。サム・ヘンショーとH.E.Rはファーストアルバムをリリースしたということで。ブラックミュージックシーンがますます盛り上がることを期待しています。
映画を彩ったブラックミュージックをテーマにセレクトしました。なので、ブラックムービーではないもの含まれています。ストーリーはぼんやりとしか覚えていないのですが、サントラが素晴らしかった!というものも多数。例えばJackie Brownは70’s Soul 、New Jack Cityは90’s New Jack Swing、Soul foodは90’s R&Bをそれぞれ堪能できます。スパイク・リーは人種問題を取り上げた作品が多いですが「Mo’ Better Blues」は少し毛色が違って、ジャズトランペッターの半生を描いた作品。サントラも秀逸。ウォン・カーウァイ監督作品「My Blueberry Nights」で聴こえてくるこの曲は、物憂げで悲しげなシーンをOtisの歌声がさらにたまらなく切なくします。「Making Of Motown」ではMarvin Gayeの What’s going onが強烈な印象を刻みましたが、ここでは10代のリトルマイケルが大人の男の心情を歌う曲をセレクトしました。リトルの頃から異彩を放っています。ブラックミュージックに注目しての映画鑑賞もいいものですね。
毎晩のように友人とディスコに出かけ、大音量のダンスミュージックに身をゆだね、まだまだ帰りたくなかった午前零時。誰かの家に集まって夜が明けるまでレコードを回しながら語り合う。そんなことが当たり前だった日々が私にもありました。Chicやマイケルがブレイクした時代は流石にディスコに入れない年齢でしたがその後の私の音楽人生に衝撃を与え続けたR&B。後半のバラード群の中でもDeBargeのこの曲は秀逸。ワインも飲めない時代からジャケットに何かを感じていた(笑)名盤「Wind Light」や誰をも唸らすロバータ、ダニーコンビは夜明け近い友人の部屋の窓を思い出させます。
そのミュージシャンの出現&存在が衝撃とともに語られた、そんな人達をご紹介します。
HipHopのビートに乗って歌い、Queen of HipHopと呼ばれるMary J Blige。JazzをサンプリングしてHipHopを体現したA Tribe Called Quest。バンドとして長くやるのは本当に大変なんだよと語ってくれたquestlove擁するThe Roots。1960年台で活動休止していたブルースレーベルOkehから90年代にデビューした、ブルージーなHipHopを聞かせるG.love and Special Sauce。その音楽をネオソウルと呼ばれたD’AngeloやErykah Badu。The RH Factor名義でR&BやHipHopとの邂逅を華やかに彩ったジャズトランペッターのRoy Hargrove。RoyがいなければRobert Glasper ExperimentのR&Bカテゴリーでのグラミー受賞もなかったかも。そして10代にしてオールドソウルを聞かせてくれたJoss Stone。最後にこれからの活躍が楽しみなグラミー新人賞に輝いたジャズシンガーSamara Joy。
あ~列記しながら鳥肌たちまくりです。
ソウルの女王アレサフランクリン! 大阪京都で過ごした学生時代、その唯一無二の歌声に完全に魅了され、彼女を真似することから自分の歌の道が始まりました。
時は過ぎ、ミュージカル「JANIS」で彼女の役を果たすことのできた今、改めて、その孤高の声の魅力に加え、珠玉の名曲の卓越したアレンジに新鮮に出会い直しています。これまで、桁外れな数の心を癒し続けた彼女の歌は、大きく時代が変わりゆく今にまた、希望と祈りの力を信じさせてくれます。
①~③は94年のNYでラジオでヘビープレイされていてCLUBでの盛り上がり曲。
④ドープなトラックとメンバーのフロウがクセになる曲。
⑤Method ManとMary J. Bligeとの共演が話題で、元ネタMarvin Gaye曲も味わい豊かで
す。
⑥95年、NYの街中で聴いた曲。彼らのムーブを真似て踊ってました。
⑦96年、Heltah Skeltah出演のMCバトルで体感したパワフルなキックやスネア&ネタ感のあるブレイクパートも良きです。
⑧96 年、HARLEM アポロシアターでのJay-Z とビギーのライブ共演に観客総立ちだった‘インパクト大’な曲です。
⑨92年のアンセムとも言えるA.T.C.Qの‘Scenario’の REMIX。この曲でダンサー達が輪を広げバトルをしていたのが印象的。バース毎の展開と相の手でグルーブが高まっていく曲。
⑩ サンプリングセンスが神なピート・ロックの名曲。
今回のプレイリストは、新旧の音源を並列し、現行の楽曲と、そこに参加したレジェンドの曲、サンプリングの元ネタ、カバーの対象となったオリジナル曲等を交互に聴けるようになっています。
新しいアーティストの才能を確かめながら、彼らが影響を受けた、いや、スピリットを継承した先駆者達の素晴らしさを改めて実感するのはいかがでしょうか?
こうやって世代を超えて受け継がれる音楽の遺伝子をリスナー・サイドでも楽しんで頂けると幸いです。
旧譜が好きな人に新譜の魅力を知って欲しいし、若い人が古い音楽にも興味を持って貰いたいのです。
だって発信する側はこうやって繋がっているのですよ!
僭越ながら自分の曲も収録していますが、レコーディングでしかご一緒出来ていないRoy Ayersさんと、いつかライブでも共演したいと願っています。
私が10代から20歳頃にかけてよく聴いていた90’S R&Bの中でも、特に”この曲のこの歌声にしびれた”10曲を今回セレクトさせていただきました。当時歌が上手くなりたくて、多くの時間を歌の練習に費やしていたのですが、選曲させていただいたどのアーティストも私にとっての教師であり、夢や希望に溢れた青春時代を共に過ごしてくれたなくてはならない存在です。
今聴いても素晴らしい歌声や色褪せない楽曲をリアルタイムで聴けたことは本当にラッキーでした。葛谷葉子の歌や音楽に多くのインスピレーションを与えてくれたこれらの曲を、皆さんにも楽しんで聴いていただけたら嬉しいです。
あまりにカッコEので好きで好きで聴きまくっていたら、みんなで演奏してみたくなり、やってみたらもっと好きになってしまった素晴らしきブルース、リズム&ブルース、ソウル、ファンクナンバー達!
ローリングストーンズ、キンクス、ダイナマイツといったバンドマン達のカバーやオリジナルのリズム&ブルースも、ブラックミュージックからの影響(気合や志を含む)をググッと感じて狂おしい!
聴くのも楽しいけど、やるのも楽しいんだな!これが!
南アフリカで生まれたばかりの、Deep Houseにルーツを持つ“AMAPIANO”。
モロッコの伝統音楽でありながら、現代のElectroと融合してアップデートを続ける“Gnawa”。
そしてダンスフロアには欠かせないエッセンスとなった、ナイジェリアが発祥のAfro Beat。
この辺の今僕がどハマりしている音を集めてみました。
特にAMAPIANOはドンピシャで今の気分。まだ情報解禁前ですが近日リリースとなる、某アーティストの楽曲のSOIL流AMAPIANOリミックスもお楽しみに。
こういったアンケート(コメント)の時、僕が通常選ぶ、自分にとっての王道のアーティスト達(O・レディング、S&D、ロバジョン、マディ、H・ウルフ、J・L・フッカー、スリー(3)キング、ジミヘン、アレサ、S・クック、ステイプルズ etc. etc....)以外で愛聴してきたアーティスト達を今回思いつくままにチョイス。いずれもそのパフォーマンス及び活動の足跡、功績をリスペクトする人達。時代をまたいでHotにCool、CoolにHotに響く不屈の存在達だ。
ふたつの異なる声が響き合う、デュエット曲やフィーチャリング曲の中から、時代はバラバラですが、お気に入りのものを選んでみました。
時にロマンチックで甘かったり、時に少しほろ苦かったり。お互いのボーカルの魅力に触発され、素晴らしい世界が広がる10曲を、是非楽しんでください!
1~6のR&B tunesは、僕が14歳から16歳の頃に聴きまくった曲から選びました。特に2,5と6は米軍キャンプの仕事でオルガン弾きまくったナンバーです。7~10のJAZZ tunesは、70年代初頭のBoston留学時代に最も影響受けた曲です。7はアレンジに於いてのモダンなハーモニー。8はポップなジャズ感覚。9と10は時代の先駆けを感じるアウトな世界観。とにかく、聴きまくりました。とにかくモータウン系、アトランティック系のR&Bにはお世話になりました。僕のビートの基本を学びました。バンドではサム&デイヴのバックバンドが大好きでした。ジミー・スミスは僕がハモンドオルガンを弾くきっかけになりました。今回のプレイリストは選曲に苦労しました。せめてR&B20曲、JAZZ20曲ぐらいは欲しかったですねェ‼︎
「出会い」と「別れ」をテーマに選曲してみました。
甘さと痛み、どちらもR&Bとは切っても切れない感情です。
新旧織り交ぜた選曲ではありますが、時代を超えて貫かれているトーンをここに感じてもらえたら嬉しいです。
“音楽”は時代に合わせた呼吸=BPMで心に届く。
色褪せない音楽というのは、流行り廃りということではなく、
人生の軌跡、立ち止まり、ステップアップに寄り添えるということだと思っています。
ボクにとっての“Luther Vandross”は、まさに彼の「生き様」を感じられる歌、音楽の博物館です。
そして、永遠の憧れです。
わたしにとってブラックミュージックを聴くきっかけであり、新たなコミュニケーションツールとなったのがブルーズです。都会的なチューンを中心に、ベーシストやハーピスト、ブルーズウーマンからコラボレーション作品まで幅広くセレクトしてみました。この普遍的な魅力を持つ、最高にかっこいい音楽のスピリットをこれからも大切にしていきたいです。
今でも聴きますが特に10代、20代の若い頃に何度も何度も聴いて歌っていた曲たちです!
私の作品にももちろん影響を与えまくっています。
本当はもっともっとあるので選びきれませんが、とりあえずこの10曲です!
当時レコードの針がすり減るまで何度も聴いていた大好きな曲をチョイスしてみました
つまりこれらの曲達に影響を受け今のMCUが出来上がっております。
因みにUltramagnetic MC'sやDe La Soul,Big Daddy Kaneなんかは僕のリリックにも登場してたりもします。
今とは違うあの頃のスタイル 僕にとっての黄金期 是非皆さんにも聴いてみてほしいと思います。
Stevie Wonderの音楽に触れた事が入り口で、この世界にどっぷりハマっていくわけですが、自分が惹かれる楽曲達が持つ、ある種の法則みたいなものに、ある日気がついたのです。特にそれを感じたのが、モータウンのソングライターとして大ヒットを飛ばしていたAshford & Simpsonの楽曲を聴いている時。
コードの響きや進行やメロディーがものすごく好きで、彼らのルーツを掘り下げていくと、2人は教会で出会って一緒に曲を書き始めたとの事。
そこからGospelを聴き始め、どんどん好きになっていきました。
ほとんどのR&Bシンガーは教会で歌っていたと思いますし、垣根なくそれらを行き来しているアーティストや、そういうテイストに溢れた楽曲が持つ優しさやパワーが、僕には日々の活力になっています。是非一度聴いてみて下さい!
夜遊びから本気の恋、はたまた永遠の愛まで。いずれも1秒がどれだけも愛おしく伸びてほしい瞬間。
そんな時間を溶かしてくれる僕のプレイボーイリスト。
ジャズやブルース、ゴスペルを源流に、さまざまなジャンルに無数に枝分かれを続けたブラックミュージックの歴史。が、それまでの全ての進化と歴史をPRINCEが一本にまとめて全て継承してしまったというのが、ぼくのPRINCEの印象だった。その偉業は作詞曲、アレンジ、プロデュース、演奏、エンジニアリングまでもをたった一人でこなす、超人的なスキルと音楽への情熱に支えられていた。
2016年4月に亡くなるまでに、実に多くの斬新かつ唯一無二の音楽を作り続けた。最も革新的でポップミュージックの解釈を根底から覆すような傑作の多くは、やはり80年代に集中しているのは否めないが、なるべく幅広い年代から、そしてカバーされたヒット曲なども取り混ぜてPRINCEの10曲をセレクトしてみた。80年代、チャート的に大ヒットを記録した1999やパープルレイン、KISS、Batdanceなどは、あえて外してあるのであしからず。
振り返ると僕の音楽の青春時代はほとんどブラックミュージックです。もちろん中学生の頃は当時流行っていたジャパメタブームにより、ラウドネスやアースシェーカーにも、ハマりましたが、一度地元で人気の先輩のハードロックバンドにボーカルのオーディションで呼ばれた時、高いところをファルセットで歌ってしまい総スカン(笑)それからボーカリストとしての自分の居場所を探すたびに。。。で、結局ファルセット上等のソウルやR&Bに出逢うわけです。
当時はライブハウスはロックかポップなバンドしか出演できずに、仕方なくクラブやディスコ、新地のお店(笑)なんかで歌っているうちに、今のボーカルスタイルになっちゃいました。そんな僕にとっての教科書的な曲達です。今でも時々聴き返しては自分を奮い立たせて頑張っています。
ちょっと濃いかもやけど良かったら聴いてみてね!!!
子供の頃、ラジオから流れてくる音楽が面白くて何でも聴いていました。そんな中、白人達のブルースが気に入り、その影響からギターも弾き始めました。僕自身は特にシンガーを目指していたわけではなかったのですが、いつしかプロになりその歌の大切さに目醒た時に、僕の歌の基礎は子供の頃から聴いていたシンガー達が作ってくれていたことに気づいたのです。書ききれなかった素晴らしいシンガー達は他にもたくさんいますが、あえてそのオリジナリティ溢れる唯一無二の歌声を皆さんに知ってほしくて選びました。僕が子供の頃に聴いていた曲なので、年代的には古い曲ばかりですが、今も決して色褪せることなく皆さんの耳に届くと思います。もし気に入ったらシンガーがいたら、是非他の曲も聴いてみてください。あなたの知らなかった世界がもっともっと広がるはずですから。
最後にこんな素晴らしい曲達に出会わせてくれたラジオに改めて感謝しています。
Black History Monthの2月は、アメリカのブラックミュージックに特化したジャーナリストとして音楽業界に入ったぼくにとって、とてもとても大切なひと月です。
FM COCOLOのキャンペーンに心から賛同して、今回プレイリストを作らせていただきました。
キャンペーンスタッフから頂戴したテーマは、ずばり「90’sメロウグルーヴを10曲」。
1990年代といえば、ぼくがまだ音楽プロデュースに軸足を移す前、アメリカのR&Bやヒップホップのアーティスト、あるいはプロデューサーの取材のために、東海岸〜中西部〜南部〜そして西海岸と駆けずり回っていた時代です。当然ながら、思い出も思い入れもたっぷりあります。
昨年に続き今年も同じテーマで10曲厳選しました。
どうかメロウなひとときをお過ごしください。
若い時に聴いていたのを選曲してみました。
僕の音楽にすごく影響を与えてくれるし、ずっと変わらない良さを感じます。ずっと流して聴いていたい、最高のジャンルです。
ロンドンに端を発するジャズで踊るムーブメントのきっかけとなった楽曲をレジェンド達の作品を中心に10曲選びました。
ジャズ喫茶の定番曲からディスコのヒット曲まで、広範
囲に渡る楽曲群の中から厳選しています。ヒップ・ホップの元ネタやACID JAZZのルーツとして知られる"踊れるジャズ"はダンサブルなだけでなく、どれも美しいメロディーを持っているので、リスニング・ミュージックとしても楽しめます。サントラの巨人や日本人大御所も含まれていますが、彼らとてブラック・ミュージックの影響を取り入れ、数々のアフロ・アメリカン達との協業で偉大なダンス・チューンを作り上げたのです。ボーカル曲の中には高揚感溢れる歌詞で、踊る人達を触発し、鼓舞し、解放すらさせるものもあり、踊れるジャズが単なる娯楽ではなく、精神性を伴ったメッセージであることを物語っています。
原曲をリスペクトして新たな形に生まれ変わった曲を選曲しました。元を超えるカバーはないとよく言われます。ただコピーではなく一つのスパイスとして入れ込む作業がポイントですね。新曲を知らなくても元のネタでどこか懐かしい気持ちになれたり、逆に新曲から遡って音楽を楽しむ事ができると思います。
生まれて始めてFENで聞いたブラックミュージック、レイ・チャールズの「What'd I Say」は敢えてここには含めていないけど、紛れもなく、ぼくの音楽人生の血と肉になっている曲の数々です。
※小坂 忠さんは、2022年4月29日に73歳で永眠されました。
Funky=踊れて、Mellow=沁みる。
僕がブラック・ミュージック、中でもソウルミュージックを好きな理由は、FunkyでMellowだから、ということなんだな。
身体に“くる”ビート、胸を締め付けるメロディー、相容れないようなその二つが一つになった音楽。
「これは人間が聴くモノとして最高じゃないか」僕はそう気づく前から、そしてそう気づいた後も、たくさんのブラック・ミュージックにたくさんの勇気をもらってきました。
このプレイリストには、歴史の教科書に名を刻まずとも、レコードの溝に自らのソウルをありのままありったけに刻んだ、そんな音楽家たちの音楽が並んでいます。
心のような音楽、ソウルミュージック。
心のようにFunkyでMellowだぜ。
2020年、世界中にとってとんでもない年となりましたが、アメリカにとっても混乱と分断を余儀なくされる年でした。その中でBlack Lives Matter(BLM)という言葉が飛び交いました。
僕にとっては、改めて、黒人の歴史を勉強し直すきっかけになりましたが、勉強したところで、文字上の想像でしかありません。
色んな理不尽や差別を抱き締めながらそれでも生きてくわけですが、音楽はそんな事さえも創造物に変えてくれる魔法になりえ、悲しく辛い出来事は、ヒット曲を超えた歴史に残る大芸術作品を産むことがあります。
Donny Hathawayは今となってはStevie WonderやMarvin Gayeと並ぶ伝説の「黒人ソウルシンガー」ですが、彼の歌は、華やかなスティービーやマービンと違って、どこかずっと悲しく不満げで、この場所から解放されて自由になりたいという強い願望を感じずにはいれません。
彼の死は自殺と言われていますが、事故死や他殺説もあります。
少しディープな音楽ファンなら、ダニーにそれほど詳しくなくても、彼の音楽は、まるでゴッホの絵さながら、その死も含めて完結するような印象があります。
ひとつひとつ、とりあげて述べてしまうには、あまりにも大きなテーマでした。今はWIKIもあるので、そちらを参考にしてほしいのですが、参考にする際、常に念頭に置きながら検索してほしい事がございます。
それは。。。
「なぜ、この人(バンド)が10選に選ばれたのか」
「なぜ、この人のこの曲なのか」
「なぜ、この人のこのアルバムなのか」
「なぜ、このコラボなのか」
すると、ビートルズからビリーアイリッシュから最新のエレクトロサウンドまでの流れがくっきりと浮かび上がってくるはず。そしてブラックミュージックの本能と知性の歴史がくっきりと見えてくるはずです。ぜひ、彼らの歴史への旅を御堪能ください。
個人的に思入れの強い90’s Hip-Hop。
当時はニューヨークに良く行っていて、現地のラジオで文字通りヘビーローテーションされていた曲を、年代順に選んでみました。
今回この「Old Skool RAP」をテーマにしたのは、そもそもこの年代のRapが日本のラジオでかかる事自体が相当レアだと思い、面白いかなって思ってこのテーマにしました。僕自体この年代のRAPを聴き始めたのはNYのレコード屋に行った時にたまたまOLD SKOOLコンプリートBOXみたいなのがあって勉強がてら買って実際に大量に聴いたのがきっかけでした。元々90sのHIPHOPからHIPHOPにのめり込んだので、この年代はHIP HOPを勉強してた上で知識としてはありましたが、実際に触れると音もさながら歴史が深い年代なので、その時のアメリカが生々しく語られてるなど、掘れば掘るほど面白いです。とはいえ、サウンド感たまんないです。
今回のプレイリストは、その名のごとく「とあるクラブの早い時間」がテーマです。私がニューヨークで足繁く通っていたクラブの多くは1人ないしは2人のDJが回しているのが常で、22時くらいの開店から28時の閉店までの間に彼らによって音楽で紡がれていくその夜限りの物語と、その起承転結に耳を傾けるのがいつだって1番の楽しみでした。今回は初めてFM COCOLOでプレイリストを作らせていただくので、夜の始まりに焦点を当てていろいろ選んでみました。この起からの承、そして転を経て結に至るまでプレイリスト作成の依頼が続いたら幸いです(笑)
お楽しみいただけますように心を込めて。 JUJU
1950年代のストリートコーナーから生まれた珠玉のハーモニー・ドゥーワップ!!
今回は「ソウルミュージックグループ編」ということなので、私の大好きなヴォーカルグループを50年代から60年代70年代80年代90年代と遡ってみました。
それぞれの時代ごとにルーツを感じる代表的なメロディーとハーモニーを楽しんでください。
2000年代以降ダンスパフォーマンスグループのようなカタチで男性グループが誕生してきてますが、あのオールドスクールな熱いスウィート・ソウルとハーモニーを奏でてくれるヴォーカルグループが現れることを祈りながら今回選んでみたラヴソングスを聴いていただけたら嬉しいです。
好きな曲をサラッと選べるかなと思ったら、ノミネート・リストが予想以上に膨れ上がってしまい絞り込みに苦労しました。厳選していく上で基準にしたのは「DJでよくプレイした曲」「ノーマルではない何かがある曲」といったあたりです。いわゆるシーンを代表するアーティストやヒットがメインではありませんが、こんな視点もあると思ってください。
僕がわざわざ言わなくてもサム・クックは凄い。
男前だし、声は良いし、歌はうまいし、曲は書けるし、権利に対する意識は高いし、死に方もウソみたいにドラマチックだ。
出逢ってから何十年間も僕の魂を鷲掴みにして放さない男。何といっても悔しいのが、とっくに本人の年齢を越えてしまっているのにいつまで経ってもどれひとつ近づけない事だ。
ベースラインが天才的な、あるいは発明と言っても過言ではない名曲ばかり。全てのベースラインが打ち込みでも生弾きでもドリカムのアレンジに生かされています。
私がソウルミュージックに出会ったのは中学生の頃。洋楽好きの家族の影響もあり色々なジャンルを聴いていましたが、自分の魂が震えたジャンルはソウルミュージックが初めて!
レコ屋で試聴したのがアレサフランクリン。アルバム「Lady Soul」の"Chain of Fools"で即ノックダウン。
家族との定番映画と言えば、ブルースブラザーズ!
ブルースブラザーズ2000の中でウィルソンピケット、エディフロイド名演"634-5789"も擦り切れるほど聴き歌いました。
"Son Of A Preacher Man"はあえてオリジナルをチョイス。
ニーナシモンの"Ain't got no"はニーナの曲の中でも一番好きな曲です。今でも多くのアーティストたちに彼女の生きるメッセージを深くシンプルに伝えてくれる曲をたくさん書いてくれました。
ここにある10曲は聴くと元気が出る、私が愛しやまない宝物です。
Black History Monthの2月は、アメリカのブラックミュージックに特化したジャーナリストとして音楽業界に入ったぼくにとって、とてもとても大切なひと月です。
FM COCOLOのキャンペーンに心から賛同して、今回プレイリストを作らせていただきました。
キャンペーンスタッフから頂戴したテーマは、ずばり「90’sメロウグルーヴを10曲」。
1990年代といえば、ぼくがまだ音楽プロデュースに軸足を移す前、アメリカのR&Bやヒップホップのアーティスト、あるいはプロデューサーの取材のために、東海岸〜中西部〜南部〜そして西海岸と駆けずり回っていた時代です。当然ながら、思い出も思い入れもたっぷりあります。
その10年間からわずか10曲まで絞り込むのは至難の技でしたが、今の気分で厳選してみました。
どうかメロウなタイムスリップをお楽しみください!
毎週、深夜にぴったりの曲を中心に選曲しているので、
今回はあえて朝目覚めた瞬間から聴きたくなるような曲をプレイリストにまとめました!
いざ選曲してみて改めて感じるのは、国籍も肌の色も実にさまざまだということ。
いかに現在のR&B/HipHopが世界のポップ・ミュージックに大きな影響を与えているかが実感できるようなプレイリストになりました。
日中はこのプレイリストで。夜は「NIGHT AQUARIUM」の選曲で。
24時間R&B/HipHopにどっぷり浸ってもらえると嬉しいです!
今の僕を形成した80年代の名曲たち、メロディと歌詞、そして声とアレンジ。
全てが「ひとつのパッケージ」として完成していた80年代のR&B、SOUL、FUNK、JAZZ。
新しいとか古いとか、今だとか過去だとか、そんな言葉が一切必要ない音楽に学生時代に触れることができたから、今も音楽を愛し続けられているのだと思う。輝き続ける80年代の音楽をこれからも大切に聴き続けたいと思う。