THE 夢人島 FES 2006

'06/08/26(土)@静岡・浜名湖ガーデンパーク

<The 夢人島フェス2006>の初日!

実は昨日放送中(Friday Cosmic Coaster)にお天気をチェックしたら、
土曜日のピンポイントお天気予報は、雨だったのです。
およよ〜〜言えない・・・と黙っていましたが、黙っていてよかった。
晴天!!
雨粒はひと粒も落ちる事ない青空。

花博が行われた会場<浜名湖ガーデンパーク>は
その中に<世界の庭>と称された各国のお庭がいくつも作られた、広大な敷地。
湖の中に作られたそのガーデンパークをまるまる使っての会場は、まさに島!
よくまぁこんなぴったりの会場を見つけたものです!
エリアは3つ。東西に長い公園と考えて下さい。
西から<夢><街><里>のエリアに別れています。
メインステージが作られたのは<夢のエリア>
まぁ、これが大きい。こんな大きなステージは初めてみました!

横幅160mというどでかいステージの後ろには、
これまたどでかい雲がもくうもくと上がり、ステージの大きさをさらに演出。
夏の空を思いきり見た、一日でした。
そのステージ。
なんと両端にどでかいMUSE=女神が!!
左はブルー、右はピンク。左手はマイクを掲げ、右手にレコードを持つ女神さま。
遠くからステージを観て、「あれはなんだ?」と不思議に思い、近付いてびっくり。
『あ、MUSE!』

なるほど〜と即思いだしたのが
東京のAMUSEスタジオ。
そこにはやはりMUSE=女神が屋根に立っているのです。
そしてアミューズの方の名刺にも女神がいます。アミューズ祭ですからね!
因にその女神様の背の高さは20mだそうです。
20mのプールを想像してみて下さい。それを立ててみて。。。ね、でっかいでしょ?

さて、そのステージで、今日繰り広げられたのは,
BEGIN! DragonAsh! ポルノグラフィティ!
加山雄三with 桑田佳祐 Special Band! 福山雅治!サザンオールスターズ!

ステージに三面、会場に6面の大きなスクリーンが用意され、
まずは映像で三宅裕司さんが登場!(三宅さんは上半身モーツァルト、
下半身はダーティオールドマン。。でした)
そして桑田さんを呼び込みます。
御挨拶とともに聞かせてくれたのは、ギター弾き語りでの『oh クラウディア』!
これには、桑田さんの登場で湧いた会場も一気に静まり、
感動に震える静けさが満ちたスタートでした。

それぞれのアーティストが出てくる時、映像でそのアーティストを紹介するのですが、
その言葉が面白い!
BEGINは『丸い三角定規!』
『比嘉栄昇はひとりap bank!』
『歌う環境大臣!』
どの言葉も楽しくて、愛があるんだな。これはもしかして、
森雪之丞さんが考えているのでしょうか!?言葉のセンスが抜群でした。

BEGINは新曲『三線の花』〜10/25(水) 発売〜を聞かせてくれましたが、
これがまた優しい曲で。。。
大きな古時計のような、<おじいちゃんの三線>を歌った曲。
家の中の絵が浮かび、自分のおじいちゃんを思いだしてしまった。。

『お忙しいなか、ようこそ大AWAYの地へ!』と紹介されたDragonAsh、
カッコ良かったです。他のアーティストとはまったく違う色の音を放つバンド。
金曜日に寄せてくれたメッセージの中では、
「磨いてきた刀を見せられれば(Kj)」とかっこいい事を言ってくれましたが、
礼儀のあるカッコ良さ!

いつものライブとは確実に違う空気の中で、まずは丁寧に「DragonAshといいます!」
と皆が知っている<Life goes on>で御挨拶。
AWAYの中で「何ができるのかを考えたけど、普通にこの場を楽しもうと思った」
そうで、丁寧に「ありがとうございます!」というKjの姿が素敵でした。
また嬉しそうな笑顔をみせてくれるんですね〜。
メンバーも楽しそうに演奏するのです。
その寄り方に会場も素直に反応。素直に身体を任せて、
最後の<Viva La Revolution >では会場みんなで片手を挙げて叫んでました。
(余談になるけど。。。
人前で話すのにハンバーガーを食べながら出てくる人がいましたが、あれは格好悪い、
お行儀悪い。子供達に悪影響だよ〜〜勿体無いな。と言いたかった私なので、
彼らの礼儀を持ったカッコ良さに痺れました。本当の強さって、そういうことだよね!)

そして、ポルノグラフィティ!!
昭仁さんは二つに分けたお下げ髪、看護婦さんの格好で、
手には「気分が悪くなったかたは、お近くの救護テントのまでお知らせ下さい」
と書かれた看板をもち、
晴一さんも看護婦さんの格好でギターを抱えて登場。
そして聞かせてくれた一曲目は「Don't Call Me Crazy」でした。。
さすがポルノ
そして、2曲目に入る前にステージの上で着替え。
昭仁さんは後ろ姿で着替えながらも普通にパンツ姿を披露。。。サービスショット。
やっぱり楽しい〜ポルノのライブ!その中で聞かせてくれた新曲は
夏の終わりに染み入るバラードでした。

さ、加山雄三さん登場!
光進丸で近くまできて上陸し、三島から新幹線で会場入りしたという加山さん。
一週間船に乗っていたそうで、船を降りてステージに上がれば、
一曲目は<光進丸>で出発!
リハーサルで「ステージは船のようなもので。みんな乗り組み員」と
おっしゃっていましたが、本番は桑田さんも赤と白のまり〜んなファッション。
ギターの小倉さんもセーラー姿!(可愛かった!)
加山さんはブル-?Tシャツと白のパンツ姿。さわやか〜。
しかし、甘く響きわたる歌声、低音に痺れたかと思うと、高い声がこれまた素敵。
青空にのぼる歌声は素晴らしい!すごいシンガーです!!
そしてまた曲がいいのです!
一緒に歌いながらも、いい言葉。。と改めて感じたのでした(以前番組で御一緒した
事もあり、ライブも拝見しているので歌える、ということもありますが、
初めて聞いた方でも一緒に口ずさんでしまったでしょう。歌えるんだよね、初めて聴
いても)
桑田さんにとって、加山さんとの共演はきっと、<夢>でしょう。
それがこの6万人と一緒のステージで叶い、どんな思いでいらっしゃるのか。。
「加山さんトリビア〜」と言って、日本で初めてサーフボードを作って乗った人、
などの素敵な話を披露したり、
<お嫁においで>の最後に加山さんの本名を言ったり。。
加山さんの息子さんが9月に御結婚なさるそうで、
その息子さんとお嫁さんがビデオレターで登場!という内緒の企みもあり。

「桑田さん、オヤジの老後をどうぞよろしくおねがいします」
という言葉にお父さんは
「オレはもう老後だよ!」と言いながら、
桑田さんの内緒の悪戯に嬉しそうに、涙が出そうな表情をなさっていました。

そして歌ったのが<きみといつまでも>。
台詞の部分で
『幸せだなぁ〜。。。桑田君に一生ついていくよ!』と桑田さんにお返し。
桑田さんの照れ笑いが見れました。

加山さんの曲を初めて生で聴いた方が多かったでしょう。
これはなかなかない貴重な体験でしょう。
素晴らしい、とわかっていても、
69歳シンガーのライブに行く機会は若者には少ないものです。
桑田さんはすごいです。
今、この6万人に加山さんの歌声、そしてすばらしい曲を聞かせてくれたのだから。

加山さんも会場を見渡し、何度も「君たちは素晴らしい!」と言って
私達を喜ばせてくれたのでした。

さ、この出演アーティストの舞台転換の時、
みんなを退屈させないようにと桑田さんは何度もステージに出てきてくれました。
最初はひとりクラウディア、
更に、斎藤誠さん、小倉博和さんというお二人のギタリスと一緒に、
また栄昇さんと<恋のバカンス>を歌ったり、
夏の曲シリーズ、で聞かせてくれたのですが、
これが<初共演>というポルノとも三人で登場。

桑田さんは看護婦さんの姿、ポルノの二人はメンバーが着ていた患者さん
(パジャマ姿)という三人で『夏のウタ?』<神田川>を。。
昭仁さんの声と神田川、合っていたなぁ。。
出てくる度に「今日は福山が急遽出演できなくなって。。」と言い、
会場から「ええ〜〜」という声が上がると「うるさい!」と怒っていた桑田さん。
福山さんとの関係はこれまた特別なのでしょう。
最後には「だいすき!」って言ってましたしね。

その福山さんが登場すると女神の横に飾られていた風船がぶわ〜っと空にあがり、
思わずうわ〜っと声を出してしまった。
一曲目<HELLO>は残念なことに音が会場に出ず・・・
というトラブルに見回れながらも歌いなおし。
RED×BLUEや虹などのシングル曲を
真っ白い衣装でライティングも華やかに、魅せてくれました。
最後は女性の恋心を歌う<milk tea>
夜に聴くと柔らかい甘さが深くなります。
風も冷たくなって、上着を羽織る夜には優しい一曲でした。

さ、サザン。
夏の夜のサザン、野外のサザンは格別!
たのしいったらありゃしない。。関係者エリアの中でも前の方に走って両手を挙げて
歌い続けてしまった。
勝手にシンドバッド、気分しだいで〜、そして、みんなのうた、と続けて
ぐお〜〜〜〜〜もりあがりました。
「あ、この曲なんだっけ。。」という胸をつつく曲(BREEZE)もあり、
帰り道にはすぐにこれまでのアルバムを聞きたくなる選曲。

<Moon light lover>は個人的に嬉しかったなぁ。。
<八月のセレナーデ>から<真夏の果実>で会場から歓声が上がり、
DIRTY OLD MANからロックンロールスーパーマンの続きもステキです。
そして一気にクライマックス。
<マンピーのG★SPOT>では花火が上がり、ステージの電飾が走り、
桑田さんはウナギ(ウナギ犬に似ていた)がついたカトちゃんペなかつらをかぶり、
、ダンサーはうなぎの格好。。。すごかった。
そしてラストは<希望の轍>
昭仁さんも福山さんも、栄昇さんも登場し、肩を組んでの共演。
一緒に大声で歌い、大盛り上がりで終了〜。もっともっと、聴きたかったなぁ。

そしてやっぱり、サザンの花火はすごい!のです。いつもすごい。
ああ、終わっちゃった。。という淋しい気持ちをなだめるように、
夜空に広がる花火が帰り道も笑顔にしてくれました。

サザンの、桑田さんのBIGさに感動した一日でした。

 

 

 

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