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雨の音がして、ちょっとだけ雷も。。。そんなSEが入ると、メンバーがステージへ。
ステージの後ろのスクリーンはブルーに。
雨の音が静まってくると、、、高野さんのギターの音。
このギターで晴れ間が出てきた感じ。
KEYは雨雲の間からまっすぐに射す光。
そして高野さんのギターの音がキラキラキラキラして、風に揺れる光のよう。
また、この曲で聴く高野さんの声の低音が素敵でした!!
一曲目でいきなりひきこまれ、音の色の気持良さに自然に身体が揺れます。
M2でコーラスの有里知花さんの声の美しさを感じました。
彼女はコーラスはあまり経験が多い方ではないでしょうが、やはりその声の透明感に
は溜め息が出ます。高野さんの声とよくあうのです。
2曲を終わらせると、まず、メンバー紹介。
「初めてのメンバーだけど、レコーディングを一緒にしたメンバーで、
なんだかずっと一緒にやっている感じ!!」
今日でこのメンバーとのライブが終わってしまうのが淋しいかのように、
ゆっくり丁寧にメンバー紹介。
bass:鈴木正人(little creatures)
keyboards:斎藤哲也(Nathalie Wise)
drums:沢田周一(SUPER BUTTER DOG)
chorus: 有里知花「新曲唄います!」と言って聴かせてくれたのが
M3停留所まで
このライブでは本当に色んな光を見ることができました。
たとえば、一曲目の雨あがりの雲間からさす光。
この新曲では<夕暮れのひかり>
(M7では)スペインの教会の窓からさす柔らかいひかり。
(M14では)春のひかり、そして。。。
と、一日の光の色の違いを感じさせるようなライブでした。
(モネの作品みたいにね)
「去年くるりの主催のイベントに呼ばれまして、予告無しに彼らの曲をうたったら、
(会場が)固まりました。今日は固まらないでね!」
そういって唄ったのは<ばらの花>
シンプルなDrのリズムと、BASS&ギターのメロディ。
最後に飲むジンジャエールがサイダーのように甘いしゅわしゅわっとした、
高野さんの<ばらの花>でした。
メンバーはステージ裾に入り、ギター一本で高野さんの弾き語り。
MCで五年ぶりにソロアルバムをリリース。その五年間で何度もこの(AXの)ステージに立ったことを語ります。その時はこの位置じゃなくて、ギタリストとして〜というお話。
「ギタリストとしてステージ立つのも結構好き。
動き回れるしね。ふふふ。そういうことじゃないね。」
笑いながらチューニング。
「ギター弾いていると、結構海外に行けるんだよね。ミヤのライブでスペインにも行ったし。。。こうやってチューニングしながら喋っていると、フォークシンガーみたい
だね」そう笑いながらも、なんとなく恥ずかしそうにギターへの愛情を表しているよ
うでした。
そして「スペインで色々音を録っていました。」
その音ととギターだけで、M7
鐘の音、トリの鳴き声。。。すると後ろのスクリーンにはステンドグラスの教会の高
い窓が映し出され、その窓から柔らかい光がもれはいるように、ギターの音。
美しく、気持良かった。。。会場の空気が清浄されたようでした。
その後、ギターとBASS,DrだけのインストでM8
ドラムなのにココロくすぐる音、WOOD BASSなのに繊細な優しさ。
でもキレのイイリズム。このインストはかっこよかった!
M10再びKEYが入ったこの曲はNatalie Wiseの魅力を感じます。
(きっと流れ(スピード)とキメ(ブレイク)の気持良さがあるからでしょう。)
そして<言葉にならない、声がとどかない>という曲が続きます。「古い曲うたいま
す!」と言ってM11いつ聴いてもカラフルな曲です。
そしてまた声の曲。
「みんなの声を聴かせてください」といってM13。
この曲の素敵なところは、高野さんのハミングのような静かなはじまりから、
最後がとても大きく広がっていること。
大阪では唄いましたか?私は唄いました!大きな声で唄いたくなる、そして唄うと更
にこの曲の魅力が解る、そんな曲です。
♪声なき声♪も〜気持があれば〜あつまると、強い明るい力になるのです。
そして、「最近ニュースなどを見ていると、自分が捻れてしまいます。
音楽で何ができるのかわからないけど、今日みたいに楽しい一日がすごせるように、
そんなことを考えて音楽をやっていこうとおもいます。
アルバムの大事な一曲目。。。」
といって、あのイントロの鍵盤とギターの音でM14へ。
この曲を聴いて、そしてアンコールの2曲を聴きながら、
自分の中に発見がありました。
光、って、私の中では今まで、<未来>をさすようなものでした。
雲間から射す光も、太陽の光も<未来>のイメージなのです。
でもね、今日思ったのです。
自分の中の過去の思い出も、キラキラした光のようなものだなぁ。。。と。
あるようで、なくて、ないようで、しっかりとそこにある。
そして、この<確かな光>という曲は、未来と過去の間にある、現在=今(この一瞬)
の光りのことなんだな。。。なんて。(言いたいこと、わかります?実は一人で興奮
しています)
アンコールは先週(4/4)の番組のラストナンバーにしたEC1.
そして森の中の光りを感じさせるEC2
この森の中というのが、ちょっと暗示にかかったように美しくて、
ステージの色は深い碧色になり、その深い闇夜に星がいっぱい輝いたのです。
それみていたらね、自分の過去に輝く思い出と重なって見えたのでした。
ということで、色んな優しいひかりをココロに浴びた夜でした。
ココロに灯がさすと、色々見えるものですね。
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SET LIST
1、Ripe Of Green
2、1.2.3.4.5.6.7days
3、停留所まで
4、KAORI
5、Beautiful
6、ばらの花
7、喜びの歌
8、Another Proteus
9、Sunshine Superman
10,声は言葉にならない
11,ベステンダンク
12,All over, Starting over
13,hibiki
14,確かな光
encore1,夢の中で会えるでしょう
encore2,美しい星
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