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今回のツアーでは映像を取り入れた奥田ライブ。
オープニングは<WE WILL ROCK YOU>のズンズンチャ!に乗って楽屋の風景からスタート。
奥田さんの楽屋は色々工夫がされてとてもかっこいい。
オシャレな布が壁やドアにかかっていて、お香がたかれている。
向こうのミュージシャンの楽屋のようである。(みたことないけど。。。)
で、その楽屋でリラックスしている風景。
これまではあらかじめ撮影された映像が流れたりしたのだが、
その中でも何度か本当に生映像で見せてくれた時があった。
リムジンに乗って会館に着いたり、トラックの扉が開くと全員がズラッと並んで立っていたのはカッコよかった。
今回もツアーラストということで、本当の映像。
楽屋でテレビゲームの卓球をしている人がいて、振り向くと、ゆみちゃん(PUFFY)だった。
(後で聞いたら「今日はすっぴんで、帽子をできるだけ深くかぶったの!」と言っていたが、すっごく綺麗な肌だった。。。ほんとにびっくりするほど綺麗だった。。。)
全員楽屋を出てステージに行くまでをカメラが追う。
ステージへ。。。盛り上がる観客!
M1は<STANDARD.>盛り上がりを一気に集中させて音を聴かせた。
シンプルな言葉だからこそ素敵なラブソング。
そしてドラムの古田たかしさんの雄叫び「イェーお台場ぁ!!」とともに皆のテンションが戻って、M2<哀愁の金曜日>へと続く。
奥田さん「YEH〜!」をいつになく連発。かっこいいんだな、この一言が。
MCで話していると、SONYのCMの最後に出てくる<キュン!>という虹色の輪が、後ろの画面に時々出てくる。
だらだら話していると、上から「曲に行け〜!」と指示が出るのだ。
そのタイミングが面白かった。
どうでもいいことを話しているのだけれど、その話と間が面白いのです。
またM9の<健康>ではスクリーンに懐かしい映像が流れた。
この曲自体UNICORN時代にそれぞれが出したソロシングル(たしか寺田〜寺岡呼人さんとほんの一瞬組んだユニット〜の時にも歌っていた曲)。
♪素晴らしい人生を生きているような気がする♪という歌を聴きながら
UNICORN時代の映像を見ていると、個人的にも色々思い出すことがあった。
そして今の奥田さんの歌っている姿が映る。
この人も常に今が一番カッコイイ人だなぁ。
おまけになんか、若くなっているような気がする。。。
メンバーが全員はけ、独りステージに残り、CMが流れる。
氣志團やPUFFYの新曲のCMが流れる。そしてその地方出身のアーティストや、その地ならではのテレビCMが出てくる。
(関西では根岸さんがプロデュースしているつじあやのちゃんや、アナム&マキのCMが流れた。)
東京では豪華なゲストが入ったのだが、この日はラストということで
そのまま一人で弾き語り。
この日はUNICORNの<命果てるまで>。
ウクレレで弾いていた曲だが、そのイントロがギターで始まると、皆嬉しそうに声をあげていた。(日によっては<いとしのエリ−>や<野バラ>なども歌ったそうだ)
そして再び独りでギターを。。。そのイントロはM11<手引きのようなもの>
一人で歌いはじめるとメンバーが入ってきてゆっくりと音が重なっていく。
古田たかしさんの自分の膝をたたくリズムの音が入り、斎藤有太さんのアコーディオン、そして長田進さん(ギター)と根岸孝旨さん(ベース)が重なる。
このメンバーでの演奏はもう何年になるのだろう。(多分7、8年)
ソロアーティストなのに、しっかりとバンド。
このスタンスがこれまたいいのだ。
奥田さんのライブではそれぞれの音を生かすソロパートも多く、それでいて彼の声(歌)があってこその演奏だからかっこいい。
この先この形が変わったとしても、きっといつでも「やろう!」といったら、すぐに集まってライブができるのだろう。
バンドではないけど、バンドだから。。。。(束縛のない、しっかりと繋がった関係っていいな。。。)
(だからこそ、<ツアーメン>という曲を演奏されると、「いいなぁ。。。男の人って、ミュージシャンって。。。」と羨ましくなるのです。
この日は演奏しなかったけどね)
そしてM15の<カヌー>やM16の<手紙>ではいつもその声の素晴らしさを感じる。
いつも言ってるけど、語尾が伸びる曲ではその声の強さ、歌のうまさをより感じてしまうのだ。
絶対音程はずさないものね。はずしたのって、聴いたことないものね(あるかもしれないけど、ない!)。
そしてシングルの曲で本編終了に向かった。
<イージュー・・><さすらい>に続いての<CUSTAM>だから、より心に響く。
アコギで静かにはじまり、どんどんこの曲の世界が広がっていく。
バックの映像では、高速を走る映像、雲の上を飛ぶ映像が倍速で気持ちよく流れる。
そして歌の終わりに、地球が浮かんだ。
とても深いメッセージが込められた歌。
♪伝えたいことは 言葉にしたくはないんだ♪
という言葉でありながら、伝わることがいっぱい。
最後の♪届いてる〜♪という声は会場の隅々まで響き、その音に染まった。
心に真直ぐ届いて、響いた。
すばらしい曲。。。
で、その後のアンコール一曲目はメンバー全員がソロでワンパートずつ歌う
<監獄ロック>。。。なんでこの曲なんだろうなぁ?面白いけど。
(因に内田裕也さんがカバーしたプレスリーの曲で、日本では初めて洋楽を日本語でカバーした曲らしい。)
根岸さん、古田さん、長田さん、間奏あって斎藤さん、奥田さんと歌う。
長田さんのところでいきなりキーが下がるところが可笑しい。わざとだそうだ。
(因にPUFFYのニューシングル<ハリケーン>でひく〜〜い声を聞かせてくれるのも長田さんだ。いい声!)
そして今、最高のラブソング<BEEF>
牛好きとしては、涙がでる。。。
これまではアンコールは一曲ということが多かったのだが、
拍手がなりやまず、公演終了のアナウンスが流れた。
そのアナウンスも聞かず拍手。二度目のアナウンスが流れている途中で
メンバー登場。
最後はステージ上で相談して<愛のために>で終わった。
終わってしまった。。というかんじ。
ちょっとの淋しさを感じながらもしっかり幸せ。
これって、奥田民生の曲の魅力と繋がる。
いつもどこかちょっとだけ切なくて、でも愛をしっかり感じる。
まだ、ライブを観たことがない、という方、是非次のツアーで楽しんで下さい。
チケット取るの大変だけど。。。
ライブでの歌を、音を、間を体験すると、奥田民生の魅力の深さを感じられます。
(声だけでなく、ギターを弾いている姿もかっこいいよ、ギターをホントに好きなんだろうな。。。と感じるのだ。)
今年はアルバムをリリースし、次のツアーも秋頃から。。。と言っていたので楽しみにしていましょう。
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<SET LIST>
1、STANDARD
2、哀愁の金曜日
3、月を超えろ
mc
4、夕日が丘のサンセット
5、カッコマンブギ
6、ワインのばか
(この曲でワンツー佐藤登場!
ソロ演奏披露。
今回大人気となったスタッフ)
7、オーナーは最高。
mc
8、愛する人よ
9、健康
CMコーナー
10、命果てるまで(弾き語り)
11、手引きのようなもの
12、トランスワールド
13、マシマロ
14、最後のニュース
メンバー紹介
(スクリーンに御本人が
映ると同時に画面下に
紹介のコメント。
口癖や好きなタイプ、
出身などが出ていた)
15、カヌー
16、手紙
17、近未来
18、イージューライダー
19、さすらい
20、CUSTAM
ENCORE
1監獄ロック
2、BEEF
ENCORE2
3、愛のために
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