今回のライブは東京では教会で行われ、
大阪はBIC CAT、という今井さんにしてはよりお客さんと近い場所でのライブ。
これは前からの彼女の夢だったそうで、何度もその喜びを言葉にしていました。
15分ほど遅れてのスタート。
メンバーが登場し、今井さんの登場。
黒のTーシャツ（フレンチスリーブのようにみえた）と白いスカート。
（私は一番後ろにいたので、ハッキリとは見えませんでしたが多分スカート）
AQUAで始まると、三曲続けてまず聞かせてくれた。
これまでライブで歌っていなかった曲、
歌いたかったけど、そのままにしていた曲も選曲したそうで、懐かしいナンバーは今の声で歌うとさらに曲が喜んでいるようだった。
そして勿論私達も嬉しい！
＜泣きたかった＞は気持ちのいい伸びやかな声が、本当に心を解放させてくれた。
いいなぁ。
今井さんのライブの楽しさは、その声の伸びやかさ、美しさは勿論のこと毎回素晴らしいメンバーでの演奏である。
だからこそ楽しそうに歌えるのだろう。
今回は青山純さんという素晴らしいドラマー（竹内まりやさんでお馴染みです）
、そして忌野NIGHTのメンバーでもあった高水けんじさん。
ギターは一昨年前からのツアーのメンバーである今剛さん。
このメンバーはこれまでの彼女のアルバムでも欠かせないメンバー。
そして今回の大阪でのライブの為にKEYはあの、井上艦さん。

<PRIDE>では今さんの綺麗な澄んだギターが気持ちよかった。
メンバー紹介では「今回のアルバムでも今さんと、布袋さんという私の愛するギタリスト二人が参加してくれました」と言って、会場から冷やかしの声があがりました。
「アルバムの中から可愛いヤツ歌います」
といって＜猫の歌＞。
ライブで聴いたら猫の可愛い姿がより鮮明に映った。
今井さんの長い細い腕の、しなやかな動きがそうさせるのでしょう。
（個人的に＜龍之介＞を思い出した。。。。龍之介の歌だぁ！
日記を読んでない方はなんのことかわかりませんね。ごめんなさい）
＜あこがれのままで＞は突き抜けた秋の空みたいに清々しいアレンジ。本当に「久しぶり」に聴いた。。。
そして＜潮騒＞
井上さんの巧なピアノの伴奏のみでの歌はCDとはまた違った色で華やかになり
楽しませてくれた。
本編最後の曲は「私を変えてくれることになった曲」
＜Goodbye Yesterday＞
アンコールではかつ「この曲は歌うのが難しくて、一つの自分への壁だった」
というようなことを語っていた＜Ruby＞なんなく気持ちよさそうに歌っていた。
ここ数年のライブでは毎回「今年が一番！」と思わせてくれる歌である
MCでも「ステージに立って１５年になりますが、ここ二三年かな？自信をもてるようになったのは」と語っていた。
歌うことがたのしくて仕様がない感じがその笑顔からも伝わるから、
こちらまで楽しくなるのです。
アンコールニ曲目は昼間フラワーでも「この曲やってくれないかなぁ？」
という希望を込めてかけた＜TWO HEARTS＞うれしかった。
御本人もお気に入りの一曲らしい。
「今の私の気持ち」と言って歌ってくれた。
そしてラストナンバー！！
「１０年前に作って、そして今やっと歌えるようになった曲です」
もしかして？？？という期待通り！
＜新しい街で＞
この番組でもリクエストがくれば必ずかける、私のお気に入り。
KANさんの作曲である。
KANさんも「美樹ちゃんの伸びやかな声を生かしたかった」とおっしゃっていたことがあるが、本当によかった！
その素晴らしさと、初めてライブで聴くことができた喜びでライブ後には大きなため息が出てしまった。。。
ライブ後に会うことができたのですが、今井さんは今回のテロ事件が起きた時
「こんな時に歌えないよ。。。」と思ったらしい。
でも友人の柿原朱美ちゃんのNYからのメールで「私がなにか言ってあげるのではなく、
反対に彼女から教わることのほうが大きかったんだよね。
だからこそ歌わなきゃ！と思わせてくれたの。」
確かに、私も柿原さんからのメールで大きなものをもらった。
大変なところにいる彼女なのに、心配していたのはこっちなのに、私なんかはなにもできず、反対に「だからこそ今、必要なこと」を教えてもらった様な気がする。
そして「こんな時だからこそ、音楽を通して、今ここに皆さんと一緒にいられること
を嬉しく思います」という今井さんの歌声に、幸せな時間をいただくことができました。
来年の春からのツアーも楽しみにしています。。。。
因に。。。今回のライブでもヘアーメイクは以前フラワー人物辞典で御紹介したMAKOTOさんでした。