原田知世 LIVE Summer breeze
'01/7/6(金) 東京・渋谷AXホールホール

東名阪の三ヶ所で行われた今回のライブ。
大阪は7月3日でした。
私が拝見したのは6日、東京は渋谷AXホール。
ギター二人、ベース一人、そして女性のパーカッション。
男性三人は茶色のジャケットに黒のパンツ。
ネクタイをしてお揃いのスタイルでした。
そしてその中にピンクのノースリーブをの着たパーカションの三沢いずみさんが花を添えていました。

メンバーが舞台に揃うと、原田さん登場。
真っ白の裾がフレアーにも見えるプリーツのスカート。
上も白。すーっと登場。
そのまま真っ直ぐのびる、透き通る声で歌を聴かせてくれました。
今回はゆったりと、大人っぽく・・・がテーマのようで、
暑かった会場までの道のりはウソの様。
今回のアルバム<Summer breeze>を中心に、とても懐かしい曲も歌ってくれました。
<早春物語><ロマンス><シンシア>といったヒット曲。そしてアルバム曲。
<アパルトマン>は絵が浮かんできそうで、会場がぱっと色が変わって楽しかった!

今回のアルバムの曲は洋楽のカバーなので、その曲の間にはいる原田さんの曲もまた、その良さを改めて感じさせてくれました。
途中GONTITI(今回のアルバムのプロデューサー)が登場して、
三人でアルバムの曲を聞かせてくれる・・・はずだったのですが、
なんと大阪初日にゴンザレス三上さんがおたふく風邪に!!
そして急遽バンドのメンバー得竹ひろふみさんが三上さんの代わりに演奏。
チチさん曰く、「得チチです」。
その三人でアルバムから三曲。
チチさんが「原曲を超えた!」と言った<Scarborough Fair>はホントによかった!
子供が歌っているかのような、無垢な声で、教会で聞いているかのような響き方でした・・・。生で聴けて、幸せ。
予定していたGONTITIのみでの演奏二曲も、チチさんのオンステージ!!
<世界一陽気な男と世界一陰気な女><11時の夜汽車(これでいいのかなぁ?>を聞かせてくれました。
そして衣装変えした原田さん登場。
この時も上下白!
二回目は白のタンクトップに、スタイルのよさが際立つフィットしたタイトなレースのロングスカート。
このスカートが綺麗でした・・・歩く姿も美しくしっかり見つめてしまいました。

そして本編ラストを飾ったのは、<Sunny>。
ゲストにいらしたときに「色んな方のカバーを聞いた」とおっしゃっていたのですが、日本のアーティストでこの曲をカバーしたのを聞いたのは奥田民生さんと原田さんのお二人だけ。原田さんもご存知なかったそうで、
インタビュー後に奥田さんの<Sunny>を聞いていらっしゃいました。
何か感じることはあったのか、はわかりませんが、真剣に聴いているその姿はこの曲に対する思い入れの深さを感じました。
ラストに歌われた<Sunny>は切なさが滲み出ていました・・・。
とにかく暑さを忘れるほど心地よい声。
「リラックスして、でも眠らないでね」と言っていましたが、眠ることはできず、しっかりその声を堪能しました。
また、MCでのお喋りも普段の原田さんを感じられるようで、
話が上手!思わずでた一言が可愛いいのでした。
ライブが終わって外に出ると、忘れていた熱帯夜。
でも心なしかライブ前より気温が下がったような気がしました。
<Summer breeze>は今年の暑い夏に気持ちよい風を通してくれそうです。

<SET LIST>

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