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日本武道館には会館の目の前と、武道館にあがっていくまでの間に駐車場がいくつかあります。が、毎回私は車ではでかけません。 何故なら、確実に駐車場は満車になり、車が溢れてしまうから。
30分前に着いてももうすでに遅し・・・という状況なのだ。(一体皆は何時間前に着いているのだろう??気合が入っている!!) 30分前・・・そうです、私も矢沢さんのライブには他のライブ以上に早めに着くようにしています。すでに会場が熱気むんむんなので、その盛り上がりを楽しむ為。
私の席はステージに向かって右側。二階の上の方なので、ステージの全体が見渡せる席。ちょっと遠いかなぁ・・・と不安になったのもつかの間。 ライブが始まると音も声もきちんと届いて、なによりパワーが凄い!そんなことはどうでも良くなってしまいました。
さぁ、ライブスタート! まず、ステージ前に、10人の黒い(ジャケットにパンツの)姿の男性がずらっと 一列に並びます。両手を後ろに組んでピッと立ったその姿は一瞬緊張感を走らせました。その後バイクの音が響き、ステージの両脇にバイクが登場。
お!走るのか?と思ったらそのままでした・・・。 そしてバイクの音が収まると、「エイチャン!エイチャン!」とあのコールが会場全体に響き渡り、お〜〜〜〜ライブガ始まる!!と気持ちを盛り上げてくれるのでした。
矢沢さんは黒のコートを着て登場。 一曲目は番組でも「いいタイトルだ・・・」と自らお気に入りだった<パナマに 口紅>。なんだかな、嬉しかった。 二曲目<BROTHER!>では早くも一回目のマイクスタンドの背負い投げ!
(なげても大丈夫なように特注である)真っ白なマイクとマイクスタンドはド〜 ンという音がして、その後会場がうぉ〜と沸く。 これがえーちゃんのライブ。 三曲目懐かしいナンバー(84年<棕櫚の影に>)を歌うと最初のMCに。
「ようこそ、武道館へ!今歌った曲、歌っていてもその時代に戻ったような気が しています。二時間、色んな曲を歌っていくので、みんなもその時代に戻って楽しんでください!」
と、おっしゃる通り、NEW ALBUMからの曲は少な目に感じました(5曲)。 <リナ(NEW ALBUM<STOP YOUR STEP>)>のアウトローのピアノから入っていくイントロが、静かに時の流れを戻す様で美しかった<ニューグランドホテル(
88年)>を除けば、ライブ前半は90年代始めのナンバーが殆どでした。
そしてライブ後半は<TRUTH>でまた盛り上がりに・・・。 この曲は、曲の途中でSEXYなスタイルのコーラス〜メラニーとシンシア(二人はふ〜じこちゃんが盗みにかかるときの衣装のように黒のぴったり衣装でした)と
ニックの三人がステージ前に出てきます。 その間YAZAWAはちょっと後ろにおいてある椅子に座り、手拍子しながら三人の姿を優雅に眺めたりしていました。何をしてもYAZAWA!座っている姿もなぜだかカッコイイのです。
そして、番組でもどうしようかな?とおっしゃていた、<ニュース!ニュース!ニュース!>。ワンフレーズだけ変えて歌っていました。
YAZAWAさんのライブでは歌が無い所では必ず「エイチャン!エイチャン!」と言うコールが上がるのですが、イントロでBALLADとわかるとすっと静かになり、皆座るから美しい。
何時の間にかステージにグランドピアノが置かれ、(最初からあったのに私が気がつかなかったのかなぁ?)<Tonight I Remember>。 季節的にもYAZAWAからのクリスマスプレゼント、と言う感じで雪が降ってきました。
そしてそれが夢だったかのように、「懐かしいナンバー行きます!」の一言で一 気に最後の盛り上げに入ります。 このラスト三曲、特に<ウィスキーコーク>はたまりません。
バックのスクリーンには昔のステージの映像が流れたのですが、会場のFUNは今のYAZAWAしか見ていないような、そんな気がしました。 今が常に最高のYAZAWA!という感じ。確かに映像の顔は若く美しく、いい顔して
いるのですが、やっぱり今の方がよりしなやかに美しいのです。 歳を重ねて更にカッコイイというのは、なによりパワーを感じます。 本編ラストには自らYAZAWAタオル(大判よ)を肩にかけ、後ろ向きになるとそのタオルを両手で広げて<YAZAWA>という文字をばっちり見せてくれました。
それがまた後ろの映像にタオルの大きさで<YAZAWA>の文字がバ〜ンと映るから迫力!
アンコールには白いスーツで登場。二曲を聴かせてくれました。 やはり<止まらないHa〜Ha>では皆タオルを投げてライブは最高潮のまま終わっ たのでした。 これはライブ前に感じたことなのですが、武道館には大きな日の丸の旗が中央に下がっているのですが、その日の丸がとても気になったのです。なんか大きく見えたのです。
で、ライブが終わって、「ああ・・・日本武道館が一番似合うロックアーティストなんだぁ」と感じました。 私の前に座っていたオジサマは初体験らしく、何度も「これは癖になる!うん!
元気をもらえる!」と言い、興奮していました。 またもや私はタオルを買うことはできず、YAZAWAさんとの約束の<タオル投げ初体験>は実行できませんでしたが、ご機嫌で帰り道に着いたのでした。
因みに帰る途中、仁井聡子さんに「エイチャン!エイチャン!」とメールを送ったのでした。にいは「はいはい」と返事をくれました。
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