1月31日(水曜日)
涙が出てしまいました、ぽろぽろっと。
客席には涙を拭う後ろ姿が、何人も見受けられ、泣きながら笑顔でした。
そりゃそうですよね。。。
突然マントをはおった清志郎さんが出ていらしたのですから。
しかも、ステージでは笑顔のCHABOさんがギター弾いているし。。
わかっていても、涙があふれちゃって、
なんだかすっごく幸せな気持に満たされました。
かっこよかった。。
『札幌市民会館 最後の日』と題されたコンサート。
老朽化がすすみ、解体が決まってしまった市民会館。今日が最後の日です。
ここ数年、ライブハウスやホールがなくなる傾向にあります。
アスベストの問題で取り壊しとか、民営化されて経営が難しくなるとか、
その理由は様々でしょうが、音楽する場所が、減っていることは確実です。
この日も会場で「厚生年金会館存続の募金」を募っていました。
行政の手が入り、守る事ができないのが残念です。
大好きな音楽に合わせてくれた場所、もしくはもっと好きにさせてくれた場所。
忘れられない初めてのライブ体験、誰かとの想い出がつまっていたり、
がんばろう!とパワーをもらった場所。
単純に歴史が重ねられた場所が、壊されていくのです。
行政の手が入って、その街の歴史でもある建物を守る事はできないのでしょうか?
アスベストのための立て替え費用は大きいけれど、
他の無駄なものに使っているお金はないのかしら?
なんて思ってしまう。
今回のライブで、自分の想い出の場所が消えていく事を改めて考えました。
そして今日、消えていく札幌市民会館が、最高の想い出を作ってくれました。
RISING SUN ROCK FESTIVALでお世話になっている
WESSの若林サンの企画で行われた最後の日ライブ。
若林サンのライブは音楽にもアーティストにも愛情が深く、
そして『こんなのいいよね〜』という夢のような発想が形になるのは、
さすがであり、めちゃくちゃ楽しい。
これは理由をつけてどうしても観に行きたかったのです。
ということで、
大好きな札幌のお店のおかあさんが楽屋口のお食事(ケータリング)を作る、
ということで、その「ちょこっとお手伝い」でお邪魔させていただきました。
THE HALL AID BANDと称されたハウスバンドを元に、
奥田民生、佐野元春、CHARA、土屋公平、仲井戸CHABO麗市、
LEYONA、山崎まさよしという豪華なアーティストが集った夜。
ひとりひとりの音や声がとてもHAPPYで、笑顔笑顔のライブ。
言いたい事いっぱいだけど、やはり、シークレットゲストとして
清志郎さんが登場したことを報告しないといけませんね。
民生サンとBEEFを一緒に演奏したCHABOさん。
民生サンがステージから履けると同時に
イントロを奏ではじめ、いきなり、マントを羽織った清志郎さんが登場!
会場は一瞬何がおきたのか解らず、
でもイントロが「トランジスタラジオ」と解ると、
「やっぱりそうだ!」と大喜び!
そして涙が自然と出て来たのです。
札幌BABY~~!を繰り返しながら、
「僕は札幌市民会館に育てられたといっても過言ではありません。
今日ぼくがここにこうしてあるのは、市民会館のお陰です」と言っている
清志郎さんの頭を叩いて突っ込みを入れるCHABOさん!
この光景はなんとも温かかった。。
清志郎サンの声はよりしなやかに、強くなったようで、ふっくらされたお顔からは、
なんだか柔らかい神々しい(HAPPYな)光が放たれていました。
(これホント!美しくなっていました。。。)
と同時に、CHABOさんがかっこよかったぁ〜〜〜〜。
CHABOさんの存在感にも改めて参ったライブでした。
ラストは出演者全員が登場し、THE BANDの曲(I shall be released)を演奏。
佐野サンと清志郎サンが握手して、抱き合うシーンも。。。
なんだか今でも夢のような光景がじわ〜っと蘇り涙が滲んできます。
こんな気持を味会わせてくれた札幌市民会館に、ありがとう!
天井の隅々までみんなの拍手と歓声が響き広がった最後の夜でした。」
<ケータリング>
おにぎりに唐揚げ、卵焼きにお漬け物、煮物に
肉じゃが、ピクルスも。。。
<私が手伝ったもの、、>
鍋です。
キノコ汁でした。
大量のきのこをほぐしたのであった。
80人分の汁物を作ったのは初めて。
大量のきのこを見ていたら、なんだか妙に可愛く見えた。
特にしめじくん、つるっとして可愛かった。
勿論、味付けはお母さんです。
<さよなら市民会館。。>
最後に忙しい若林サンが撮ってくれました。
<素敵な楽屋>
これはほんの一部です。
カゴを上から逆さに吊るして、丸い裸電球を下からカバー。
布切れやのれん、大きな植木にまるいガラスボールを飾ったりして、
とてもおしゃれな温かい楽屋になってました。
ナイスセンス!
<素敵な楽屋にて>
植木に小さなガラスボールがいっぱい。
その前にて静かに撮影。。
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