2月7日(火曜日)
フラワーで小説<トワイライト>の話をした。
いろんな偶然が重なって、馬場俊英さんの新曲をかけた。
それだけのことだが、ちょっとした偶然が重なっていた。
改めて、どんな流れだったのか、記しておこう。
まず、成人式の頃のこと。
フラワーのオープニングで
『今年成人式を迎える三宅島の小学校の卒業生達が、
久しぶりに同窓会を開いてタイムカプセルを開けた。
ビデオメッセージに残されたのは、
10年前の自分から、いまの自分へのメッセージ。
それがなんとも素敵な話だった。自分から自分に元気をもらえる。
今、タイムカプセルを埋めるとしたら、
10年後の自分になんて言いますか?』
という話をした。
その話を日曜日の番組ディレクターな〜すくんに話したら、
「今読んでいる本でこんなのがありますよ」
と紹介してくれたのが重松清の<トワイライト>だった。
『まもなく40歳になるオトナ達が26年振りに集まって、
小学校の卒業に埋めたタイムカプセルをあける。
その頃描いていた夢とは遠く離れてしまった彼らの今は、
とても厳しい現実にいた。
リストラや家庭崩壊。。。
タイムカプセルをあけることで色んな自分に気がつき、
そしてまた10年後に開こうと、
新たにタイムカプセルを埋める。。』
で、1966年生まれのアーティストが集い行われた
ROOTS66が行われたのは、その本を読み終わった直後。
ラストに歌われたのが、<今日の日はさようなら>。
小説の中にも出てくる曲だった。
下校の時間などにも使われていたので、
偶然選ばれたのだろうと思いつつも、
誰かこの小説読んでたのかなぁ?なんて思って繋がりを感じた。
と、同時に。。読み終わった直後に届いたのが馬場俊英さんの新曲。
資料を見ずに音だけを聴いていた(最初の聞き方は資料を見ない私です)。
二曲目<旅人のうた>には
『三十代はオトナの十代』という言葉が出てくる。
ということは40代はオトナの二十代。。。
これ、<トワイライトにぴったりだなぁ>本を紹介してかけようかなぁ。
でも一曲目もいい曲だなぁ。。。と思って改めてきいた。
一曲目も内容がぴったりで、
あら、、、びっくり。。。。と思って資料をみたら
タイトルが<一瞬のトワイライト>。
あひゃ。。。トワイライト。。。
ということで、なんだかいろんなことが繋がっているなぁ、と面白くなり、
今日ご紹介した訳です。
最後に落ちがありました。
馬場さんのプロモーターさんが番組後にいらして、教えてくれたのです。
「馬場は重松清さんが大好きで、
CDの紹介文も書いてもらったことがあるんです」
ということは、トワイライト、読んでいるのかな?
「たぶん、、、」とのこと。
それはファンの間では有名なことらしいですね。
な〜んだ、なら、曲と本との繋がりを感じても不思議はないわけです。
な〜んだ、知らなかった私はちょっと恥ずかしいなぁ。。。と思いつつも、
ここ数日続いた偶然も、ここでまるく繋がったような。。。
(よく考えてみるとまったく円になっていませんが)
そんなほんわかとした気持ちになりました。
今度馬場さんにお目にかかった時は聞いてみます。
なんにしても、いい曲ですね!
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