今週のDIARY  7月 第5週

8月4日(土曜日)
仕事が終わって、虎ノ門のスタジオから霞ヶ関の駅まで歩いた。
地下鉄の駅の乗り継ぎの関係で、
霞ヶ関まで歩いた方が早いと思ったのだ。
ディレクターも付き合って歩いてくれた。
結構長かった。
夏の夕方のまだ強い日差しが肌に刺さった。
割と緑の多い東京。
両脇の歩道には緑の茂った木々。そして官庁が並ぶ。
警視庁、環境省、国土交通省、郵政事業庁・・・。
土曜日の官庁は静かである。
しかし連日この辺りで色々なことが動いている。
外務省に財務省・・・。
まきこさんはどうなのだろうか??
などと話しながら歩いた。
近くまでくると思った以上に大きかった木の幹から、
セミがいきなり大声で鳴いた。
思わずびっくりして振り返り、木を見上げた。
でもセミの姿は見つからなかった。
あちこちから夏の鳴き声が聞えて、車も少ない官庁通りに響いた。
滅多に歩かないからだろうか?
非日常的な場所に感じる。
でも、毎日ここで私たちの生活に関わることが
進んでいるのだ。
小説を読んでいるように、静かで暑い夏の匂いが漂っていた。
浜田省吾さんの<8月の歌>を思い出した。
まもなく8月6日だ。

8月3日(金曜日)
電車に乗った。空いていた。
目の前に5人の女性達が途中から乗ってきた。
座るなり、サンダルのかかとのストラップをはずし、
足を組んだり、前に投げ出して靴をブラブラともてあましていた。
誰一人としてきちんと足を揃えて座っていない。
いかがなものだろうか。
同じようなことは前にも書いたが、
今日は40代から上の世代の女性達である。
両膝が離れてスカートの中が見えそうである。
あ〜あ・・・せっかく綺麗なピンクのスーツを着たり、
綺麗な型の上品なパンプスを履いているのに・・・。
と思っていたら、油とり紙を出して汗を拭き始めた。
横から順に回し、殆ど全員が汗を拭いた。
そして今度はお化粧を始めた。
最近、高校生が電車の中でお化粧をするのはよく見るが、
大の大人が、というのは初めてである。
いいのかなぁ?
これじゃ見本にならないではないか。
油とり紙で汗をとる時は化粧室に行こうよ。
せめてハンカチで押さえる程度にしよう。
忙しくてお手洗いによる時間がない、というのもわかるが、
女性はそれくらいの余裕を持ちたいものだ。
帰って来てテレビをつけたら、たまたまモーニング娘が出ていた。
その何人かがやはりきちんと座れていなかった。
勿体無いなぁ。
あんなに可愛いのに、
彼女たちに憧れている女の子達のいいお手本になるのに。
そういうことを教えてあげる大人はいないのだろうか?
(何人かはきっとお母さんがきちんと教えているのだろうな)
それにしても、だんだん私はババ臭くなっていく・・・

8月2日(木曜日)
桃は冷たくしたほうが美味しい。
冷やした桃を朝起きて一番に食べる、
これが夏の楽しみのひとつである。
皮がす〜〜っと剥けたとき、香りがするのも
美味しさを倍増させる。
そう、皮がぺろっとスムーズに剥けない桃はまだ
味がなくて美味しくない。
皮と実の間に栄養があると言われているので、
できるだけ皮は薄くむいた方がいいのだ。
が、ここで矛盾が起きる。
冷たくするには、今の時代冷蔵庫に入れるのが一番である。
がしかし、冷蔵庫で冷やすと、皮がむけなくなるのだ。
なので子供の頃から、
「食べる直前に氷水に入れて冷やしなさい」といわれてきた。。
が、これでは中まで冷たくならないのだ。
困ったものだ。
どうしたら冷たくて皮もスムーズにむける桃が食べられるのだろうか。
これが私の毎年の夏の悩みである。
解決しないまま夏が終わり、また翌年悩む。
成長しないはずだ。今年は解決したいと今日決意した。

8月1日(水曜日)
汗がよく出る。涼しいうちに掃除機を・・・と思い、
朝から掃除をしたが、涼しくなかった。
なので朝から玉のような汗が次々に流れてきた。
一日中そんな感じだったので、今とても体が疲れ、眠い。
眠い、眠い、眠い。
なので今日は日記をさぼろう。

7月31日(火曜日)
仁井に三分会った。
番組終了後、携帯メールが届き、
<今新幹線に乗ってます!>とのこと。
<新大阪で会えないかなぁ?>とお返事。
その後何度か電話をしたが通じなかった。
で、電車が出る三分前。
「今着いたよ!!」と連絡が入り、
なんと私が乗る新幹線のホームに、仁井が走って来てくれた。
そこで一分間話した。
フジロックでのまりさんとのこと、
今日の番組のこと、それぞれが勝手に
相手に報告したいことを喋りまくり、
じゃあね!と私は電車に乗った。
窓の外で手を振る仁井。
走り出す新幹線。
それを追いかけて走る仁井。
あ!!ころんだ!!仁井、大丈夫?
起き上がって笑顔で手を振る仁井。。。涙を流す私・・・
となるのがドラマだが、仁井は新幹線を二三歩追いかけて、
そのまま止まって小さくなっていった。
大きな荷物を抱えたままなので、走れるわけもない。
だが、ホームで私を見つけ、走ってきたときは嬉しかった。
恋人のようである。
ま、恋人だったらその後の予定をすべて飛ばして
時間を生み出すんだけどね。
お互いを尊重しつつ、偶然に生まれた瞬間をいとおしく思う。
なんて素敵な関係なんだろう。三分間の愛!!!
・・・・・・・。
インスタントラーメンのようだなぁ。

7月30日(月曜日)
イジワルというのはどんどん進んでいくものだ。
番組が終わっても、どこか意地悪な部分が抜けないまま、
ディレクターと私は会話を交わしていた。
コワイなぁ。
上手に苛められてくれるスガシカオさんは、本当に頭の回転が速い。
演出だとかそういうものをわかって盛り上げてくれるのだ。
ありがとうございます。
イジメルのとイジメラレルのと、どっちが上手なのかなぁ。
それにしても新曲は素晴らしい。
スガさんにしか作れない世界とともに、声の良さを感じる。
思えばYUMINGもTinPanの鈴木さん、林さんも素晴らしい声、
といってたものなぁ。
先日迎えた桑田さんといい、先輩ミュージシャンからよくその名が挙がる。
誰にもできないもの、他の人にもっていないものがあるからだろう。
と、いうことで、この番組にも来ていただくことになりましたので、
決まり次第お知らせします。
それにしてもイジワル、というのは止まらないものであり、
エネルギーを使うものだ。
イジワルモードが薄れていった時、鏡をみたらとても疲れた顔をしていた。
イジワルなんてするもんじゃない。
人相が変わるのである・・・。うわ〜戻らなかったらどうしよう・・・。
元からだったりして。うわ〜・・・今気が付いた・・・

7月29日(日曜日)
雲一つない青空の下、万博公園もみじ川広場は
わきあいあいとしたムードでBOOMのライブを楽しめました。
木陰に入ることなく、ライブを観ていましたが、
あっという間に三時間が過ぎ、
帰らなければいけない時間になってしまいました。
あまりにも帰ろうとしない私に光岡ディオンさんは
「美樹ちゃんの番組って何時からだっけ?」と心配してくれたほど。
帰るタイミングをつかめないのです。
だって聴きたい曲がいっぱいで・・・。
阿久のぶひろさんは<FLY>の後に<光源>を
小林さんと二人で聴かせてくれました。
浜崎貴司さんは<風の吹きぬける場所へ>のあと、
<星のラブレター>を。
二人の共通点は眉間の皺、今日も昼間はがっちり寄せています!
と宮沢さんが言ってました。
そしてコブクロと阿久さんとhal、浜崎さん、勿論宮沢さんも一緒に
<幸せであるように>を。
坂本美雨さんは益々お母様、矢野顕子さんに喋り方も行動も似てきたような・・

<ひとつだけ>の歌い出しはそっくりで、参りました。
でも彼女ならではの歌い方がきちんとあって、それがまた素敵。
永積さんの<からたち野道>は独特の淋しさが漂い、
これまた胸に染みました。
ということで、前半しか観れませんでしたが、
BOOMならではのライブに思いっきり楽しんだ私でした。
は〜。日に焼けた肌が痛い・・・。

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