◎◎◎Citrus CINEMA-パリの調香師 しあわせの香りを探して- #果物765 ◎◎◎[1.10 sun]

柑橘系のフルーツのように活きのいい映画情報をお伝えしている
＜＜Citrus CINEMA＞＞

今日ご紹介した映画は・・・『パリの調香師 しあわせの香りを探して』

フランスでの興行成績トップに輝いた作品で、
天才的な嗅覚を持ちながら不遇を託つ身となった
パフューマークリエイター＝調香師と
生活と子供の養育問題に追われる中年運転手との交流を描いたヒューマンドラマ！


パリの街で、派遣運転手として生計を立てている中年男、ギヨーム。
離婚した妻の元で暮らしている娘レアとは、
たまに会うことができますが、
共同親権を得ないと、長く一緒に過ごすこともかないません。
そのためには、娘のための個室を確保した広い住まいと、安定した仕事が必要です。

ギヨームに新たにあてがわれた仕事は、
高級アパルトマンに住む女性、アンヌ・ヴァルベルグの運転手。

気難しいアンヌの担当は、誰も長続きせず、
人をアゴで使っておきながら、
「ありがとう」や「お願い」の一言すら口にしない彼女に、
ギヨームは腹を立て、自宅まで送り届けると、さっさと帰ってしまいます。

実はアンヌは、ディオールの名作“ジャドール”をはじめ、
数々の香水を創ってきた天才調香師。

けれど４年前、突然、嗅覚障害になり、地位も名声も失ってしまいました。

休養を経て、嗅覚が戻った現在は、地味な仕事だけを受け、
他人と関わりを持たずに、ひっそりと暮らしています。

「調香師」という研究者・技術者として生きてきた、
高いプロ意識とプライドが邪魔をして、人づきあいが苦手なだけなのです。

それだけに、ギヨームを気に入ったのか、
次の送り迎えには、ギヨームご指名で依頼が来ます。
内心驚きながらも、それを受け入れるギヨーム。

こうして、まるで共通点など無さそうなふたりの、
不思議な共同作業が始まったのでしたーー。

一流ブランドの協力があって、
お洒落な匂いにこだわって作られた作品！


映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』は、
シネ・リーブル梅田で、1/15から公開。
京都シネマ と シネ・リーブル神戸 では、1/29から公開予定です。