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THE MUSIC OF NOTE

オトナのためのマンガ塾 Vol.9[11.28 sat]

マンガを読み続けて2万8千年!タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」

第9回のピックアップ作品は、みなさんご存知弘兼憲史さんの。
「島耕作シリーズ」。

弘兼さんと言えば、島耕作。
シリーズ1番有名な「課長島耕作」の大ヒットを受け、
「部長」「取締役」「常務」「専務」「社長」で、今「会長」かな?
どんどん出生していってるんですよね。
弘兼さんは元々ちょっとサラリーマンをやった方で、
松下電工だったかな、そこの広告宣伝にいらっしゃった。
大学でも漫画サークルに入っていたぐらいで、
絵がお上手だったので、その部門いたんじゃないかなーって思います。
その時のことをベースにして描き始めたそう。
今でこそビジネスマンのバイブルになっていて、
弘兼さんは本当に取材を行うような人なんですよ。
僕は割と親しくさせて頂いていて色んな形で存じているんですけど、
取材をしているところまで漫画に描いちゃうような人なんですよね。笑
だから、そういう意味では肩を張って漫画を描くというより、
自然体で描く人ですね。
オマケに、「島耕作」はオフィスラブを扱う、しかも実話!!
当時は大会社につとめる女性は、
間違いなくその会社につとめる若い社員を捕まえて
旦那にしようと虎視眈々と狙っているような時代だったんです。
だから倉庫なんかに2人で何かを探しに行く、なんてことがあった時には、
大変だったそうです。
その中でいきなりボタンを…なんてことが、実際にあったらしく。
当時は本当にいたんですって、こういう人達が。
弘兼さんが、ボタンを取った人達にどういう対応をしたのかは、
知りませんが…笑
モテるとかって次元ではないそうです。
弘兼さんのことを考えると思い出すので、
1度、僕が参加していた地域の"漫画盛り上げ委員会"みたいなもので、
弘兼さんと一緒になって、
その会は月1ぐらいでコンスタントに開催されていたんですけど、
その委員会の関係で、アメリカとベトナムに漫画の講義に行ったんですよ。
UCLAで2週間のセミナーを行う企画で、
なんと漫画講師として講義を私がやったんですよ!
しかも英語で。他の人はみんな通訳を立てていましたが、
東京外国語大学を出た僕は、
英語圏で英語で講義をするっていうのが、1つ夢だったので、
実現して嬉しかった。また、すごく面白かった。
今までも外国に行って宿泊先のホテルなんかで、
英語を使う事はたくさんあったけど、
しょせん、わたしのような外国人の話す英語なんて、
あんまり聴いてくれないんですよ。
それがね、壇の上で講師として英語で講義をすると、
受講生たちが頷いてくれたり、積極的に質問をしてくれたり、
またそれに答えたりと、彼らのとてつもない前のめり感を感じて、
本当に気持ちよかったです。
英語でコミュニケーションを取るっていうのは、
こういうことなんだって思いましたね。
この時には、英語がうまくなりましたね。
ちょっと「島耕作」から話しが逸れましたが。
オフィスラブも事件も起きる「島耕作」を是非!