THE MUSIC OF NOTE
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.9[11.28 sat]

(『ココロマガジン』の取材を受けるタケカワさん)
11/28(土) Vol.9
<オンエア曲>
M1 Born To be Wild / Steppenwolf (1968)
M2 Blue Suede Shoes (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part9」)
M3 Bumble Bee Twist / The Ventures(1962)
M4 また逢う日まで (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part4」)
M5 We’ve Only Just Begun / Carpenters(1970)
M6 MONKEY MAGIC
(AL 「SILK ROAD -ガンダーラより愛をこめて-」)
<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『ベンチャーズ』
「3つ上のアニキが夢中になったバンド。
ビートルズも彼に教えてもらったんですけど。
彼の時代はそう簡単に歌を歌って演奏するっていうのが、
できた時代ではないので、ギターを弾ける人を探すので精一杯。
うちのアニキはいきなりドラマーになって。
中学校に入ったときだったかな。
よく当時ドラムなんて手に入ったねって聴いたら、
父親に頼んだらすぐに買ってくれたって笑
えーー!!みたいな。
僕は楽器をねだった事はなかったから。
そういえば、9つ上のアニキがラテンバンド始める時に
手に入れたギターも親にねだっていたような気がする。
あの人達は親だかりだったんですよ。
わたしは違いますよ!!
で、ドラムを手に入れた3つ上のアニキ。
ドラムの演奏を自宅でって、今考えたらすごいすごいですよ。
うちは別に防音してあったわけではないし、
アニキの部屋は庭の木を伐ってつくった6帖のプレハブ小屋だった。
今思えば、倉庫に近いかなー。
その中にドラムセット入れて叩いてたんですよ!
もう音がガンガン外に漏れてて。
でも、やってても近所迷惑にはならなかった、というか、
特にクレームは来なかった。時代ですかねー。
ピアノ習ってる家も何軒もあったんですけど、
昔はクーラーなんてないから夏になると窓あけますよね。
そしたらピアノの音がそこら中からガンガン聴こえるんです。
色んな音があったとしても、そんなに目くじら立てる人がいなかった。
平気で毎日練習してましたよ。
で、アニキの友達のあっちゃんがギターがうまくて、
中学のうちにはもうちゃんとしたバンドみたいになってましたよ。
高校に入ったら、もう色んな文化祭とかでステージに立って、
ベンチャーズ演奏してましたね。
ベンチャーズをコピーしてた人達が、
それじゃ物足りなくなった時、何をやるか、わかりますか?
すばり、シャドウズです。
シャドウズっていうのは、
当時クリフ・リチャードのバックをやっていたイギリスのバンドで、
代表作に「春がいっぱい」、このメンバーの1人が、
後にオリビア・ニュートン=ジョンのプロデューサーになるんじゃなかったかな?
そのぐらい音楽的にしっかりとした人達がやってたバンド。
そのシャドウズをやるようになると、
相当オシャレな曲も演奏できるようになるんですね。
そのあと、アニキのバンドは、オリジナルアレンジの世界へ突入して行くんです。
今でも覚えている1番かっこよかったアレンジは、
「チムチムチェリー」。
これがピークにかっこよかった、彼らが高校の3年生ぐらいの時だったかな?
で、そのバンドがコンテストに出るっていうんで、
観に行こうかなーなんて思っていたら、
コンテストでは2曲演奏しなくちゃいけなくて、
1曲は歌ものっていう指定があったみたいで、
<お前歌ってくれない?>
って頼まれて。笑
リハもやってないのに、どうすんのよ!って言ったら、
ビートルズの「カンサス・シティ」だったら
すぐできるんじゃないかって話しになって。
今考えてみるとヒドいもんですよね。
コンテストのリハでもやってないのに!!
私はアニキたちの演奏を客席で聴いてて、
1曲終わったら客席からステージに上がって、
「カンサス・シティ」を気持ちよく歌って帰ってきた笑
で、この間、アニキたちとそんな話しになって、
あの時ベースを弾いていた人は今どうしてるんだろう?って聴いたら、
評論家になったみたいで。
えー、そんなことあんのか?と思って、インターネットで調べたら、
小林貢(こばやし みつぐ)さんといって、
本当にオーディオ評論家になっていました。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日) 会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html