Wonder Garden 〜THE WAY〜  #ワンダー765[1.26 thu]

色々なトピックが、その道の情報通から飛び込んでくる
月〜木の共通コーナー 『THE WAY』

先週に引き続き 登場してくださったのは・・・
建築家【 遠藤 秀平 】さん。


海外でもご活躍の遠藤さんは、現在パリで
セーヌ川に浮かぶ船「アジール・フロッタン」の
再生プロジェクトを手がけられています。

今週はこのプロジェクトのお話を詳しく伺いました◎

そもそもアジール・フロッタンとは、
「ルイーズ・カトリーヌ」という船の通名。

フランス語で、”浮かぶ避難所、隠れ家（アジト）”という意味だそう。

元々は、第一次世界大戦に関係して作られた、
石炭を運ぶ為の大きなコンクリート船。
終戦後、パリ市内の戦争難民を収容する為の避難所として
救世軍が引き取り、ル・コルビュジェという建築家に依頼して、
屋根などを作り、一晩休める空間へと変えたんだそう！

そして、2000年ごろ、その役割を果たした アジール・フロッタン。
救世軍から船を譲り受けた有志によって、
修復して 後世に残していこうというプロジェクトが始まりました。

遠藤さんもご縁があり、修復工事のためのシェルターデザインを
依頼されたことが、アジール・フロッタンに関わるきっかけに。


ですが、船の修復は一筋縄ではいかず…
2018年にセーヌ川の増水で、川に沈んでしまいます。

黄色いベスト運動やコロナの蔓延など…
工事の中断がありながら 2020年にようやく引き上げが完了！

今後は、文化的な発信の場になるよう、
”復元”を目指していらっしゃいます。


その実現には多くの支援も必要。
まずは知って、関心を持ってもらうところから。

ぜひ、今日のお話や、アジール・フロッタンのことを、
お2人に話して広めてくださいね★


▼今日のトークを聞き逃した方、もう一度聞きたい方はこちらから！
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20230126150000

▼アジール・フロッタン
https://www.asileflottant.net/