CIAO 765
東雲って読めます?[1.8 wed]
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
いきなりですが、質問です。この漢字、読めます?
「東雲」
答えは、しののめ。漢字という表意文字のおかげで意味はわかるものの、知っていないと読めませんね。ちょうどCIAO 765の生放送が始まってしばらくの時間ですよ。真っ暗だった空が東からだんだんと明るくなって山際が色づいてくること、その時間というような意味ですかね。
そんな言葉をお店の名前にしているのが、信楽に去年オープンした蕎麦屋さんです。おいしい蕎麦に目がない僕を、小中学校時代の同級生が「それやったら、ノムチ一緒に行こうよ」と誘ってくれました。久々の信楽。陶器を買いに行くわけでもなく、たぬきに会いに行くわけでもなく、陶芸の森に行くわけでもなく、目的はそば。
これが素晴らしかったんです。まず建物がすごくって、どこかから移築してきた立派な和風建築かと思いきや、オーナーに話を聞けば、1年以上かけて宮大工さんがじっくり建てたものということで、細部までこだわりがすごい。玄関はまさに東を向いていて、暖簾は東雲色の草木染。東雲が色の名前にもなっていることに「素敵」の2文字が心に浮かびました。さらに、店内に入ればこの雰囲気ですよ。さすがは信楽の老舗の窯元「大小屋」さんが手掛けるだけあって、陶器や陶芸のお宝もあちこちに。こりゃすごいと、感心しながら、とにかく蕎麦です。
こちらは、十割蕎麦。なんと京都の料亭の板前さんが出張して作ったり指導されているということで、その素材と調理の手際と味はもう完璧でした。車だったもので飲めなかったんだけど、日本酒のラインナップも相当なもの。これは、わざわざ出かけたくなる蕎麦屋さんの誕生ですよ。
ま、せっかくなんで、隣の大小屋さんのお店でちゃっかり陶器の水差しを買って帰りましたけどね。信楽は行楽地でいつも賑わっている印象ですが、冬は比較的狙い目ですよ。
今朝も11時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。