CIAO 765
懐かしさに目を細める[11.19 tue]
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
先日、「懐かし〜」と思いながら、いくつかつまんだチョコレートのバーチ。意味的にはイタリアのキスチョコということになりますが、もう100年ほどのその歴史の中で連綿と続いてきたのが、開けると封入されている名言の数々。
子どもの頃は、何が書いてあるかさっぱりわからずヤキモキし、英語を勉強するようになると英語だけわかるようになり、イタリア語を学ぶようになってからようやく、書かれていることがすべてわかるようになったという長年の付き合いを経ました。でも、食べるのは久しぶり。やっぱり見ちゃいますね。会話の糸口になったり、気に入ったものを何となく残しておいたりしたものだ。そう言えば、古いイタリア映画でチョコを食べながら愛の名言についてカップルが語り合うシーンもあったようなと思い出しました。
今回食べた中で気に入ったのは、こちら。
Una delle qualità più belle della vera amicizia è capire e essere capiti.
One of the most beautiful qualities of true friendship is to understand and to be understood.
Seneca
真の友情の最も優れた特性は、相手を理解し、相手に理解されること。
セネカ
La paura di innamorarsi non è forse già un po' d'amore?
Isn't the fear of falling in love already a little bit of love?
恋に落ちるのが怖くなる感じって、たぶん、既にちょっと愛じゃない?
チェーザレ・パヴェーゼ
ローマ時代の哲学者セネカと、イタリアの作家パヴェーゼの言葉を、日本のラジオDJである野村雅夫が訳しました。それにしても、さすがにだいぶ文字が読みづらくなりました。なつかし〜っていうのと、目を細めるのはセットなのね。
今朝も11時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。