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CIAO 765

壁面一新[8.12 mon]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。

夏休みから帰ってまいりました。スタジオの前に、大阪の事務所に帰ってまいりました。今日からまたがんばりますよ。そんな気持ちになるようにと、実は、僕が夏休みに入る7月31日に、事務所の壁面の飾りつけを一新しました。

飾りつけと言っても、ほぼすべて映画のポスターやチラシ、ポストカードです。映画好きの方なら、昔から好きな作品や今気になっている作品のイメージに囲まれる幸せはよくよくおわかりいただけるかと思います。

僕の場合は、今年これから公開になるイタリアの巨匠の作品が楽しみでして、左の深刻な雰囲気を醸すのがマルコ・ベロッキオ『夜の外側』。イタリアを震撼させた55日間というキャプションからも伝わるように、イタリア現代史の漆黒の闇とも言えるテロ事件の顛末を描いた長尺もの。ベロッキオ監督は現在84歳。この事件が起きたのは78年ですから、彼はまさにその時代に大の大人として、なんなら既に映画監督としてバリバリ活躍していた頃なわけで、同世代のひとりとして総括をしてみせたような作品と聞いています。

そして、右側の作品は、うってかわってほんわかしてますね。ナンニ・モレッティ監督の『チネチッタで会いましょう』。ナンニ・モレッティは重厚なヒューマンドラマの印象もあるかも知れませんが、デビューから自分で主演するウディ・アレン風味のシネエッセイ的なテイストも得意としてきた人。今回もその路線のようで、「すべてのおかしいは幸せに通ず」というコピーもなかなか良いじゃないですか。しかも、これまた僕好みのバックステージもの。楽しみ楽しみ。さ、改めて、がんばっていきますよ!

今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。