この一家に夢中[3.16 thu]

Buongiorno a tutti! （ブオンジョルノ・ア・トゥッティ）
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。

僕の友人に、二度かな、三度かな、ばっちり育休を取った男がいます。夫婦ともによく知っているのですが、なるほどそれは充実の体験だったようです。ただ、他に子どもがいる家庭では、そういった話を聞きません。制度上の問題もあるのだろうし、空気として職場で言い出しにくいというのもあるのでしょうね。

そんな中、毎日放送のアナウンサー西靖さんに３人目のお子さんが生まれました。昔からテレビで拝見していたし、ラジオもちょくちょく聞いて慕っていて、近年はどこかでばったり会えば少し立ち話をするような間柄です。以前もとあるスキー場で声をかけてもらって、「ときどきCIAO聞いてるよ」なんて。嬉しいことだ。

話が逸れましたが、西さんご夫妻の３人目の子育ては、コロナ禍と重なります。そもそも子育てなんて、ひとりひとり性格も違うだろうからマニュアル化なんてできないだろうし、猫の手も借りたい状況なのにコロナでそれもままならなくなるという状況。そして、西さんは三度目にして初の育休取得。

そんなドッタンバッタンの日々を記したエッセイが、僕が読者として信頼を寄せるミシマ社から出ました。『おそるおそる育休』。絶妙なタイトルですよね。

異次元の少子化対策というワードが連日報じられていますが、子育てって誰にとってもなかなか慣れない、人生の中でも異次元の期間かもしれないなって本を読んでいて思いました。今の日本では子育て世帯って全体の２割を切っているんですよね。だからこそ、まずは現状の一例を知る上でもこの本は有効だと思うし、何より西さんの文章は誠実でウィットに富んでいて最高ですよ。

今朝も11時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。