鮒ずしの肩を持つ #まちゃお765[6.29 mon]

以前番組で紹介した姫野カオルコのエッセー本、『忍びの滋賀 いつも京都の日陰で』には、鮒ずしについて言及があります。

滋賀県の名物として名高いので、県外から来た旅行客は、そのへんの食堂で簡単に食べられるもんだろうと高をくくって暖簾をくぐってみたらば、どこにも見当たらない。おかしいなぁ。今度はお土産屋さんで発見。な、なんだこれは？ 思ってたんと違う。

確かに、江戸前寿司とは似ても似つかないですからね。しかも、結構値が張るぞ。ええい！ せっかくだからと、買って食べてみたらば、う〜〜〜〜む。食べ慣れない…　そうして、鮒ずしは嫌われていく…

こりゃいかん！ 鮒ずしは、食べ方を間違えると、印象が悪くなりかねないんですよね。ただでさえ発酵食品で独特の香りがあって人を選ぶというのに。

僕は時々薄くスライスされた小分けパックのものを買っては、お茶漬けにしたり、そのまま冷酒のサカナにしたりって感じですが、最近はこんなのもあるんですよ。発酵食品の強力タッグ！ 結構いけました。

どうか、勘違いで嫌いにならないでね、鮒ずし。

え？ なんでそんなに肩を持つのかって？ それは、あれですよ、滋賀県育ちってのもあるけど、僕が11月27日、いいフナの日に生まれたからですよ。