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物見遊山

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[10.23 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

大人の好奇心を擽る道楽者の会話。
今宵もコクのある話でゆっくりグルーヴします。
日付が変わるまでご一緒に。
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●門上武司(かどかみ たけし) プロフィール
http://www.geode.co.jp/profile/

●西林初秋(にしばやし はつあき) ブログ
http://syosyu.cocolog-nifty.com/
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『門上西林 物見遊山』を、FM COCOLOを、
時間や聴取エリアに関わらず、聴くことができます!
【radiko.jp】
ネットでラジオが聴けるインターネットサービス「radiko」。
1週間前まで、さかのぼって番組が楽しめる「タイムフリー」も大好評!
詳しくはこちら…… http://radiko.jp/

門上西林 物見遊山 【#263/2021.10.16】[10.16 sat]

今夜のトークテーマ
『カトラリーと箸』

<西林選曲>
Dinner With Friends/Count Basie & His Orchestra

<門上選曲>
あとがき/風

<ラストソング/テーマ「食」>
セレクター:門上武司
オムライス/ 遠藤賢司

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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箸の使い方には未だ自信がありません。カトラリーについては言い訳をする前に逃げ出したくなります。感謝は正しい箸使いにつながると教えてくれたのは小笠原敬承斎先生。小笠原流礼法宗家の方です。一時期、定期的にお会いして礼法についてわかりやすく教えていただいていました。
いつか番組でもお話しましたが、小笠原流礼法は室町時代に、武家社会において確立されました。良家の子女ではなく、武士のための礼法なので、所作の美しさの裏にそう振る舞う意味があるのです。「箸先五分、長くて一寸」という教えがあります。箸先の汚れはなるべく3センチ以内にとどめておくのがよいという教え。昔の小笠原家に仕えていた女中さんにはいじわるなところがあって、食事をして帰った客の箸を火鉢につっこんで箸先にどれだけ灰がつくかで客を値踏みしたといいます。
しかし武士の嗜みとしてなぜ箸先をあまり汚さない方がいいのか。相手への不快感はわかります。それだけなのか?実際に試してみてその理由が飲み込めました。箸先3センチだけならちょっとしかはさめないし、つまめないのです。つまり少量をゆっくり口に運ぶことになり、暴飲暴食が防げます。満腹による身体の倦怠感も生まれません。いざというときすぐ働くことができるのですね。いやはや、小笠原流礼法の教え、恐るべしです。

<西林初秋>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[10.16 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

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門上西林 物見遊山 【#262/2021.10.9】[10.9 sat]

今夜のトークテーマ
『食と音楽』

<西林選曲>
Turning Tables/Adele

<門上選曲>
Caramel/Suzanne Vega

<ラストソング/テーマ「食」>
セレクター:西林初秋
中華料理/ 山崎まさよし

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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音楽や料理は、一瞬にして時空間を超える力がある。記憶の大事な部分に刺激を与えることができるのだと思っている。その双方の力を巧みに使った料理を今日するのがロンドンの「ファットダック」というレストラン。シェフのへストン・ブルメンタールは五感を使うことが人間の特性。それを考え抜いた料理人。料理が運ばれる前にスプレーで霧を放ちます。「これは森の香りです。それを感じながら次の料理を召し上がってください」とサービスマンが言葉を添え、キノコなどの料理がサーブされるのです。こちらとして、思わず森の風景を想像してしまう。そしてこのレストランの名前を世間に知らしめた「サウンド オブ シー」。箱型をしたプレートには泡と魚介類がまるで波打ちぎわに打ち上げられたように並んでいる。その隣には大きな貝殻があり、その中に小さな再生装置、そこからイヤフォン。それを耳につけると、なんと波が打ち寄せる音とカモメの鳴き声が聞こえてくるのです。まさに五感を刺激することで、料理の味わいに含みをもたせたのです。

<門上武司>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[10.9 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

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門上西林 物見遊山 【#261/2021.10.2】[10.2 sat]

毎月最初の土曜日のトークテーマ『映画』
今回は『食に関する映画作品』

●今夜の選曲●
<西林選曲>
Get Out and Get Under the Moon/Nat King Cole

<門上選曲>
最后のダンス・ステップ/あがた森魚 with 緑魔子

●ラストソング/テーマ「食」
セレクター:門上武司
Sukiyaki / A Taste Of Honey

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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夜の落語会へ出かけるときは、何も食べないで向かうのが常。噺のなかに食べ物は必ず出てきて、終演後はそのどれかを無性に食べたくなるからです。絶品の「包丁」を聞いた夜などはうなぎ屋さんへ駆け込まずにはいられません。
映画にもそんなときがあります。「007」を観たあとはバーへ寄ってウォッカ・マティーニをキュッといきたくなるし、「花様年華」の後は汁そばとちまきが食べたくなります。単純なんですね。
さて今回、「食と映画」でお喋りするにあたり、自宅にある小津安二郎作品をすべて見直したのですが、観終わってから立ち上がってきたのはとんかつでした。普段、あまり食べない料理こそ襲われたときのインパクトは大きいもの。東京にいたら、小津監督が愛した、上野御徒町の「蓬莱屋」へ走るのですが大阪だとそういう訳にもいきません。翌日の昼、市内のとんかつ屋へ向かったのは言うまでもありません。それにしても小津監督はとんかつが好きですね。「秋刀魚の味」でも佐田啓二と同僚の吉田輝雄が話し込むシーンはとんかつ屋さん。そこで若い吉田輝雄に「おいしいですね、もう1枚いただいてもいいですか?」とおかわりをさせています。とんかつを2枚なんて私にはとうていできない芸当ですが、小津監督には普通だったのでしょうか。

さて、この「門上西林物見遊山」も本日の放送から6年目へ歩を進めます。これもひとえにリスナーのみなさまの応援のお陰です。ありがとうございます。引き続き、ご愛顧、よろしくお願いいたします。

<西林初秋>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[10.2 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

毎月 第一土曜日は映画の話。

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門上西林 物見遊山 【#260/2021.9.25】[9.25 sat]

一冊の古本から始まる話の旅。
話は転がって広がって。
本の内容は勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月もお楽しみに。

※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。

<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/

●今夜の選曲●
<門上選曲>
True Colors / Cyndi Lauper

<西林選曲>
The Sad Cafe / Eagles

<ラストソング/テーマ「スポーツ」>
セレクター:西林初秋
On Your Side / Superfly

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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番組で紹介した「鬼平対甚一」の副読本が「植草甚一コラージ日記東京1976」である。1976年の日記。手書き文字とイラストをそのまま印刷したのだ。表紙にある4月8日の日記に「何かしよう思い、池波正太郎のことを考え、コーヒーを飲んでいるボンヤリしているうちに3時半」と記されている。3月2日では「池波の5冊だいたい目を通した」、6月19日では「こんどの池波解説はどんなふうに書こうかとばかり考えている」、7月30日は「池波原稿をずうっと朝までやって片付けた」とある。このように頻繁に池波翔太郎についての記述が続く。
それが池波正太郎小説集全十巻の解説であり、それが単行本にまとまったわけ。この日記を読んで「鬼平対甚一」を読むと、また植草甚一さんの着眼点の凄さ、またその解説は生まれる背景などが読み取れ、非常に興味深い体験をしたのであった。

<門上武司>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[9.25 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

毎月最終土曜日は
門上武司と西林初秋が
古書店で手に入れた本を紹介する『三千円 一〝本〟勝負』。

予算は三千円。
今宵ご紹介する本は......

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『門上西林 物見遊山』を、FM COCOLOを、
時間や聴取エリアに関わらず、聴くことができます!
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門上西林 物見遊山 【#259/2021.9.18】[9.18 sat]

今夜のトークテーマ
『最高の組み合わせ〜作詞家・作曲家編〜』

<西林選曲>
祭りのあと/吉田拓郎

<門上選曲>
花街の母/金田たつえ

<ラストソング/テーマ「スポーツ」>
セレクター:門上武司
Invisible / D-Side

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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最高の組み合わせといわれて、まず思い浮かんだのが「柿の種」。米菓子にピーナッツ、誰が考えたのでしょう。これぞ最高の組み合わせと唸りたくなります。しかしその割合は人それぞれに好みがあって、米菓子6にピーナッツ4が黄金比率という人がいれば、最近では7:3派が台頭しているようです(ちなみに私は5:5派、市販の柿の種にピーナッツを足していただきます)。
ハイボールのお供は、最近はもっぱら「柿の種」。この組み合わせも最高ですが、同時に最高のときは一瞬ということも教えてくれます。作りたてのハイボールはやがて氷が溶けてキックが緩まってくる。開封後の柿の種は歯ごたえを失ってやわらかくなっていく。そういえばどのような最高の組み合わせも、絶頂の瞬間は一瞬なのかもしれません。人も、物も、食べ物も。

<西林初秋>