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物見遊山

門上西林 物見遊山 【#244/2021.6.5】[6.5 sat]

毎月最初の土曜日のトークテーマ『映画』
今回は<もう一度観たい日本映画>

●今夜の選曲●
<西林選曲>
赤い衝撃 / 山口百恵

<門上選曲>
Two Vibrations / Original Love

●ラストソング/テーマ「花」
セレクター:西林初秋
すべての人の心に花を / 喜納昌吉 & チャンプルーズ

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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もう一度観たい日本映画というテーマで喋った30分。
僕が選んだ映画は「ヒポクラテスたち」「風の歌を聴け」「鬼龍院花子の生涯」「ザ・マジックアワー」である。
公開年は1980年、1981年、1982年、2008年となる。
キネマ旬報のベストテンを調べてみると「ヒポクラテスたち」は3位、「風の歌を聴け」は18位、「鬼龍院花子の生涯」は16位、「ザ・マジックアワー」は圏外であった。
おそらく1980年代は僕が一番映画を観ていた時代であろうと予測がつく。こちらも30歳前後という年代。やりたいことが山のようにあり、映画を観ることでその突破口を探していたのかもしれない。本数を観ることでその良さがわかる。比較することで見えてくるものは多い。
これは映画だけでなく、本も同じだし、食事も同様である。
無論数だけではない。いかに注力して観たり感じたりすることが肝心である。そんなことを思いながら、自らの日本映画への思いを紐解いていた。

<門上武司>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[6.5 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

毎月 第一土曜日は映画の話。

今宵もコクのある話でゆっくりグルーヴします。
日付が変わるまでご一緒に。
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●門上武司(かどかみ たけし) プロフィール
http://www.geode.co.jp/profile/

●西林初秋(にしばやし はつあき) ブログ
http://syosyu.cocolog-nifty.com/
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『門上西林 物見遊山』を、FM COCOLOを、
時間や聴取エリアに関わらず、聴くことができます!
【radiko.jp】
ネットでラジオが聴けるインターネットサービス「radiko」。
1週間前まで、さかのぼって番組が楽しめる「タイムフリー」も大好評!
詳しくはこちら…… http://radiko.jp/

門上西林 物見遊山 【#243/2021.5.29】[5.29 sat]

一冊の古本から始まる話の旅。
話は転がって広がって。
本の内容は勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月もお楽しみに。

※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。

<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/

●今夜の選曲●
<門上選曲>
Destination / 伊藤銀次

<西林選曲>
さらば愛しき女よ / 内田裕也

<ラストソング/テーマ「魚(さかな)」>
セレクター:門上武司
買い物ブギ / UA

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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大きな仕事が終わったり、受賞の栄に浴したときには、自分へのご褒美として、ポケットマネーが許すかぎりの高価なシングルモルトウイスキーを買うことにしていました。この春、広告賞の銀賞が与えられたのですが、今回は別のものにしました。手にいれたのは、古本の山本周五郎全集全30巻です。
30代の後半に、毎夜、短編を1作読んで眠りにつくという時期があって、池波正太郎や藤沢周平もいいですが、心滅びる夜には山本周五郎がいちばんでした。それから約20年。昨年から再び“山周”を無性に読みたくなっていたのです。全集を眺めると読んでいない作品がたくさんあります。すぐに読み終えることはできないので、のこりは老後の愉しみ。もしくは万が一入院したときの時間つぶしです。入院にそなえては、他にもルパン三世テレビ番組全DVDとか、「失われた時を求めて」全10 巻とか、芥川龍之介や太宰治やグリアム・グリーンの全集を用意しています。どれもまだすべてを読み終えていません。試算をしてみたら、全集の山を制覇するには1年以上の入院が必要になるようです・・・。

<西林初秋>

門上西林 物見遊山 【#242/2021.5.22】[5.22 sat]

今夜のトークテーマ『I LOVE STREET』

<西林選曲>
月のあかり / 桑名正博

<門上選曲>
L.A. BLUE / 宮沢りえ

<ラストソング/テーマ「魚(さかな)」>
セレクター:西林初秋
Gone Fishin' (feat. Louis Armstrong) / Bing Crosby

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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「I LOVE STREET」私の好きな通りは、京都の御幸町通り。
それも三条から四条までがすごく面白い。
三条通りと御幸町通りが交差する南東角は、1928ビルがある。これは旧毎日新聞社ビルで3階には小さなホールがあり、ノンバーバルパフォーマンス「ギア」の専用劇場となっている。
そこから四条通りに向かって歩くとなんと古着屋がずらりと並んでいるのだ。古着は、通常より安価で手に入れることができる。つまり値打ちがあるということ。このように古着が流通するのは、所有欲が薄くなってきたことも一つの要因だろう。モノを大量に消費するより、借りたり、売買することで暮らしをスリム化する。そのような風潮が、とりわけ若い人たちのスタイルとなっている。そのような思いを叶える古着屋が御幸町には点在し、その勢いはまだまだ続きそうな気配である。

<門上武司>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[5.22 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

大人の好奇心を擽る道楽者の会話。
今宵もコクのある話でゆっくりグルーヴします。
日付が変わるまでご一緒に。
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●門上武司(かどかみ たけし) プロフィール
http://www.geode.co.jp/profile/

●西林初秋(にしばやし はつあき) ブログ
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門上西林 物見遊山 【#241/2021.5.15】[5.15 sat]

今夜のトークテーマ『私の音楽履歴書・作詞家』

<西林選曲>
少年時代  / 井上陽水

<門上選曲>
花と小父さん / 伊東 きよ子

<ラストソング/テーマ「魚(さかな)」>
セレクター:門上武司
Cocoon / Catfish and the Bottlemen

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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「ぼくは色で考えている」。先々週の放送後記に登場した、ミナミのバーで出会った画家がそういったことも覚えています。なにをいっているんだ。考えるのはことばだろう。口にはしませんでしたがそう思っていました。その後、坂本龍一が雑誌で「ぼくは音で考えている」と書いていて考えを改めました。言葉の人が言葉で考えるのと同様に、絵の人は色で、音楽の人は音で考えても不思議ではありません。わたしにはまったく想像がつきませんが・・・。
そういえば音楽もまずは歌から入っていきました。10 代のころは歌のない音楽はほとんど聴きませんでした。ジャズやクラシックを聴くようになったのは20代の後半から。そして詩は吟味しても、メロディーにはまったく関心がなかった。どこがいいのかわかりませんでした。いまでもメロディーはうとい。そんな少年が歌謡曲からフォークソングに惹かれていくのは当然のことだったのかもわかりません。音楽履歴の作曲家編が行われるとしたら、語ることばは限りなく少なくなるような気がします。

<西林初秋>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[5.15 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

大人の好奇心を擽る道楽者の会話。
今宵もコクのある話でゆっくりグルーヴします。
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門上西林 物見遊山 【#240/2021.5.8】[5.8 sat]

今夜のトークテーマ『靴』

<西林選曲>
男は明日はくためだけの靴を磨く / 風

<門上選曲>
空の詩 / 久保田利伸

<ラストソング/テーマ「魚(さかな)」>
セレクター:西林初秋
Summertime / Big Brother & The Holding Company
門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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今夜の放送は「靴」がテーマであった。
店名を忘れた大阪・新御堂筋沿いにある靴屋を訪ねた。
店名は「KOBAYASHI靴店」。
若い頃は小遣いを貯め、この店でスリッポン(ローファー)を購入するのが洋服にうるさい人たちの憧れであった。
若い頃は、その夢が叶わず、なんと僕がその夢を叶えたのは40歳を過ぎた頃。取材でその店を訪れ「靴は少し大きめのサイズを買い、中敷を敷いて大切にすれば長持ちする」と教えられた。そこで購入したのが、ゴルフシューズである。ゴルフはイギリスで生まれたスポーツ。靴も質実剛健なのがいいとの刷り込みがあったのであろう。ローファーも一文字も買うことなくゴルフシューズである。
その靴を履いてゴルフ場にゆく。すでに革製のゴルフシューズが一部の愛好家のモノとなっていた。軽さを追求した新素材を使った科学的なアプローチのシューズが主流となりつつある。
その革製のゴルフシューズは重い。ラウンドすると、その重さで足元はしっかりするのだが、後半になると疲れてくる。
早々にこれを諦め、新たなシューズを買い替えながら20年以上の歳月が流れる。だが、その革製のシューズへの愛着は捨てきれず、時たまラウンド前夜、シューズケースから取り出して眺めるのだが、やはりしまいこむのが儀式のようになっているのだ。

<門上武司>

今宵も夜更けは……『門上西林 物見遊山』へ。[5.8 sat]

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

大人の好奇心を擽る道楽者の会話。
今宵もコクのある話でゆっくりグルーヴします。
日付が変わるまでご一緒に。
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●門上武司(かどかみ たけし) プロフィール
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●西林初秋(にしばやし はつあき) ブログ
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『門上西林 物見遊山』を、FM COCOLOを、
時間や聴取エリアに関わらず、聴くことができます!
【radiko.jp】
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門上西林 物見遊山 【#239/2021.5.1】[5.1 sat]

毎月最初の土曜日のトークテーマ『映画』
今回は<ロードムービー>

●今夜の選曲●
<西林選曲>
さらばミシシッピー / 柳ジョージ&レイニーウッド

<門上選曲>
As Time Goes By / Bing Crosby

●ラストソング/テーマ「魚(さかな)」
セレクター:門上武司
fish / back number

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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20年ほど前のこと。ミナミのバーで飲んでいると隣に座ったのが画家でした。「子どもの絵はすごいです。自由で、色が踊っています。でも3歳を過ぎるとみんなダメになる。線を覚えるからです」といったことばが今も忘れられません。
今回ご紹介した「ストレイト・ストーリー」の監督はデヴィッド・リンチ。映画監督の他に、絵画、写真など現代アートの分野でも類い希な才能を発揮し、2010年には美術界において権威のある「Gaslar Kaiserring award for 2010」も受賞しています。そんなリンチの伝記的ドキュメンタリー「デヴィッド・リンチ:アートライフ」を観ているとこんなくだりがあって、ミナミの酒場が蘇りました。「絵を描くことが好きな僕に、母は決して塗り絵を買い与えなかった。弟や妹はもらっていたのに。母は感じとっていたのだろう。塗り絵が足かせになって創造性を殺すこともあるとね」。もし母が塗り絵を買い与えていたらその後のリンチはどうなっていたのかと想像すると同時に、あの画家は、いま、どこで、どんな絵を描いているのかと思いを馳せるのでした。

<西林初秋>